『Delusion:All』(ONE OK ROCK)
【地声最低音】mid1F#(F#3)
★m1F#[They’ll] conquer us if we divide No one will m2F#–E[lis]ten] to you【Aメロ】
※低音域としてはmid2A辺りが安定すると形になりやすい
【地声最高音】hiD(D5) ※全体で21回
★hiA[I] hiC#–hiD[pray [there’s] [a] C#–D[fu[ture] A–C#–D^-B[be[hind [tho]se] walls]【サビ】
★(Is just how we want it and we’re not) hiA–C#–hiD[ex[haus[ted]
【補足】mid2F#~hiBを含むフレーズ一覧
★Why does 2F#[it] hiA[feel] Like they don’t [feel] A–hiB–F#[a[ny]thing]【サビ】
★But m2G–F#[maybe we’re delu]sio]n[al]
★When m2F#[e]very[thing’s] su[pposed] to [ha]ppen [for] a [rea]son【2番Aメロ】
★And m2G–F#[e]very] G[talk]ing] G[hea]d ex[pects] you] G[to] be[lieve] them]
★m2F#[I] know m2A[In order] to be free, you gotta [let] go【Cメロ】
★(But know that once you do) That’s hiA[when they] take hold
★m2G–F#[Everything’s fair] in] love and war, so
まず、『Delusion:All』(デリュージョナル)についてです。この楽曲は、2024年にロックバンドONE OK ROCKによりリリースされたシングル作品です。この記事の執筆時点(2024年7月)では配信シングルでのリリースであり、フィジカルの発売はありません。
『Delusion:All』は、原泰久さんの同名漫画を原作とした実写映画『キングダム 大将軍の帰還』の主題歌として書き下ろされました。ONE OK ROCKは2019年にも『Wasted Nights』(過去記事)が主題歌となっており、『キングダム』シリーズは縁が深くなっています。
『Delusion:All』はスローなバンド曲です。以前主題歌となった『Wasted Nights』と比べ、骨太なロック曲となっております。歌メロはAメロサビCメロからなっており、その点では覚えやすいと思います。ただ、歌詞がすべて英語詞であるため、その点はハードルになります。
『Delusion:All』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としてはかなり高いレンジで歌メロが作られております。一般的な音域の男性はキーを下げた方が歌いやすいと思います。
同曲は、AメロサビCメロから歌メロが成りますが、サビが際立って高い声域で歌われております。また、AメロやCメロについてもmid2F#~mid2Gといった中高音域も含まれます。低音域については、mid2A辺りがよく見られ、こうした点でも男性の音域としては高いといえます。
女性が同曲を歌唱する場合、個人差はありますが、原曲キーがマッチするという人も多いのではないかと思います。ただ、今回の楽曲はサビを中心としてhiDが多く登場します。この辺りは女性の音域としてもそれなりに高音感があり、声を張った力強い歌唱に慣れておく必要があります。そうした点で、やはり力量が求められます。ロック系の曲などに歌い慣れている人だとマッチしやすいのではないかと私は分析しています。
最後に『Delusion:All』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F#(F#3)~【地声最高音】hiD(D5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、かなり高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1F#はAメロで登場します。この辺りは歌い出しの瞬間的な音(アウフタクト)であるため、一般的には聞き取りにくいです。そのため、mid1F#という音階にはあまり厳密にこだわらなくても良いと私は分析しています。
今回の低音域は、mid2A辺りがしっかり歌えるとそれなりに形になりやすいと私は分析しています。こうした点で男性曲の低音としては高く、相対的に中高音域が求められることが分かります。
次に、地声最高音hiDはサビで登場します。登場回数は全体で21回程度です(ロングトーンも含まれる)。また、hiDに次ぐ地声高音としては、hiBがピークとなる場面が全体で6回程度登場します。こうしたことから男性の音域としては高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいと推測されます。ただ、今回は男性曲としては高音が高い曲です。一般的な男性の場合は多くのキー下げが必要になるため、その点で少し取っ付きづらいといえます。
『Delusion:All』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、ある程度自分が得意とするレンジに調整することができると思います。ただ、今回の楽曲は高音が高いため、一般的な男性向けには大きなキー調整が必要になります。その点で違和感などを感じる人も多いかもしれません。
同曲はメロディー自体は分かりやすく、リズムなども比較的分かりやすいです。ただ、今回の楽曲はロック色の強い作品であり、Takaさんのようなニュアンスを表現するにはやはり力量が求められます。キー調整を考慮しても、難易度は高いといえます。ロック系の声を張った歌唱が得意な人の方がチャレンジしやすいと思います。
『Delusion:All』を原曲キーで歌唱する場合、mid2G~hiDといった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。今回はサビを中心にhiA~hiDなどが多く、この辺りが1つの難所になります。また、ACメロ辺りでもmid2Gなどが見られ、相対的に高いです。低音域については、mid2A辺りが不可欠であり、この点でも高音域が得意な人が合いやすい曲です。
こうした点を考慮すると、「高音域が非常に得意な男性」などが原曲キーにマッチしやすいと私は推測しました。また、ロック曲に慣れているのであれば、「女性」も原キーが合う可能性があります(音域的には女性の方がチャレンジしやすい)。
【まとめ】
①サビが際立って高い曲(ACメロもそこまで低いわけではない)
②原キーだと「高音域が非常に得意な男性」などに合いそう
③ロック曲に慣れているのであれば、女性も原キーが合う可能性がある
④メロは分かりやすいが、原曲のようなニュアンスで歌うのは力量が必要
コメント
hiDかなり多いですね…
初めて聞いた時から高いなとは思いました
コメントありがとうございます
他の場面はそこまで高くないのですが
サビが際立って高いですよね
高音域を安定して使いこなせる力が求められます
こういうエグい曲待ってた人も多いと思います
この曲楽しみにしてました。
マイファスみたいな高さの曲ですね…
hiD頻発は女性曲にしても高く感じますよね
コメントありがとうございます
この曲高いですよね
女性だとロック系に慣れてる人なら合う可能性があります
ただ女性はベルティングボイスを使わない人が多いので
その点でやはり難しいですよね
とたさんの紡ぐをお願いします!
リストアップしておきます
去年ぐらいから気になっていたのですが、機会を逸してました
リクエストありがとうございます
sekai no owariのバードマンお願い致します。
リストアップしておきます
リクエストありがとうございます
私音域調査してまして,現在この曲をやろうとしているのですが調査するにあたって英語の場合はどのように調査したら宜しいでしょうか