※当ブログがこれまでに取り上げたヒゲダンの作品についてはこちらをご覧ください⇒ヒゲダンの音域一覧
『らしさ』(Official髭男dism)

【地声最低音】mid1D(D3)
★m1F–m2D#[好]き]だm2A[よ]全部【Aメロ】
★m1G–2A[き]み]とG[い]う]僕のくm2G–F–E^[ろ]い部]分[も])
★m2A#–A[ら[し]さ]) [そんな]ものを抱えm2D#[て]は【1番サビ】
☆m1D[打]算的で消極的な面は
★ああ うm2A#[る]さい[な] m1G[そ]れで[も]な1G[ん]か]【Dメロ】
【地声最高音】hiD(D5) ※全体で2回程度
★hiA[てかお前がたhiD–C–A#^[のし](け]りゃ[いい]じゃん]【Dメロ】
★絶hiB[望絶頂君と僕のもhiD–C#–B^[の](だ]よ[全]部])【ラストサビ後半[転調₊1]】
【裏声最高音】hiA#(A#4) ※Aメロで登場
★ぼD#–m2F[く[が]ぼ[くF[であるため]の]hiA#裏[よう]そを]ぉ【Aメロ】
【補足】mid2F~hiCを含むフレーズ一覧
★ほm2G–F[こ]る]よG[全]部]【Aメロ】
★恵まm2F–m2G[れ[な]かっ]た才能も丈夫じゃ[な]い性格も
★客観的にm2G–F[見]れ]ば [絶望的 絶対的いG[ち]い]【Bメロ】
★分m2F[かっ]てる 分[かっ]ちゃいるんだけど
★直感的にm2G–F[ぼ]く]は [納得hiC–A–hiA#[出来]ちゃい[ない])
★hiA#–A–m2G–F[ああ] な]ん]で]こんなにも面倒で
★歩みをおm2F[そ]めて[しhiA–hiA#[まうよ[ぉ]【2番Aメロ】
★m2G–F[たち]が]わG[るい]よな]【2番Bメロ】
★はm2G–hiA[じめたのが遅[い]か[ら])【Dメロ】
★m2F[世界はあまりに]もF–m2G[広[い]か[ら])
★思想なんて僕m2G–F[らし]く]はG[な]いや]
★消えてなくhiA#地L–A[なる]なぁぁ[ああ]
★m2F#–E[ぼ]く]らは泣い[て]た 笑っ[て]た 競い[合っ]たまま【ラストサビ[転調₊1]】
★よm2F#–m2G#[ろこび悲しみ不安期[待]【ラストサビ後半[転調₊1]】
★ほm2G–F[こ]る]よG[全]部]【Aメロ】
★恵まm2F–m2G[れ[な]かっ]た才能も丈夫じゃ[な]い性格も
★客観的にm2G–F[見]れ]ば [絶望的 絶対的いG[ち]い]【Bメロ】
★分m2F[かっ]てる 分[かっ]ちゃいるんだけど
★直感的にm2G–F[ぼ]く]は [納得hiC–A–hiA#[出来]ちゃい[ない])
★hiA#–A–m2G–F[ああ] な]ん]で]こんなにも面倒で
★歩みをおm2F[そ]めて[しhiA–hiA#[まうよ[ぉ]【2番Aメロ】
★m2G–F[たち]が]わG[るい]よな]【2番Bメロ】
★はm2G–hiA[じめたのが遅[い]か[ら])【Dメロ】
★m2F[世界はあまりに]もF–m2G[広[い]か[ら])
★思想なんて僕m2G–F[らし]く]はG[な]いや]
★消えてなくhiA#地L–A[なる]なぁぁ[ああ]
★m2F#–E[ぼ]く]らは泣い[て]た 笑っ[て]た 競い[合っ]たまま【ラストサビ[転調₊1]】
★よm2F#–m2G#[ろこび悲しみ不安期[待]【ラストサビ後半[転調₊1]】
まず、『らしさ』についてです。この楽曲は、2025年にロックバンドOfficial髭男dismによりリリースされたシングル作品です。同曲は、魚豊さんの同名漫画を原作とした劇場アニメ『ひゃくえむ。』の主題歌として書き下ろされました。楽曲の質も相まって、同曲はストリーミングランキングでも上位にチャートインしています。
『らしさ』はアップテンポのバンド曲です。ヒゲダンは一筋縄ではいかない凝った展開の曲にありますが、今作は比較的シンプルな展開をするロック曲です。全体的に元気がよい歌メロですが、「ABメロDメロと比べると、サビはそこまで高くない」という点が一つ特徴的な点でもあります。作詞作曲は藤原聡さん、編曲はOfficial髭男dismによりなされました。
『らしさ』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としてはかなり高いレンジで歌メロが作られています。低音域に余地があるため、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいです。
今回の楽曲は全体的に元気のある曲なのですが、サビがそこまで高くなく、mid2Fやmid2F#がピークとなります。そうしたこともありヒゲダンの曲としては比較的取っつきやすそうな雰囲気ですが、BメロDメロラストサビの終盤などでhiDやhiCが見られる場面があるため、要所で高い音も見られます。そうした点を考慮すると、「高音域が非常に得意な男性」向けといえます。一方、低音については、大体mid1Gくらいが一つの基準になり、男性の音域としては高い低音になります。また、今回は裏声での発声が少ない点も特徴的です。
女性が同曲を歌唱する場合、人によっては原曲キーがマッチする可能性があります。今回は低音域としてはmid1G~mid2A#辺りが登場するため、女性の音域の範囲内です。「標準より低め~やや標準よりやや高め音域の女性」などは原キーを選択肢に入れてみてもよいかもしれません。ただ、女性曲と比べると低音の登場回数が多いため、人によっては若干キーを上げた方が安定します。
最後に『らしさ』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D(D3)~【地声最高音】hiD(D5)、【裏声最高音】hiA#(A#4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、かなり高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1Dは2番のBメロで登場します(mid1D#かもです)。この辺りは男性の音域の範囲内です。今回はmid1Fなども登場しますが、この辺りは歌い出しの瞬間的な音で聞き取りにくいです(mid1F辺りは比較的聞き取れる)。今回はmid1G~mid2A#辺りが比較的多く、この辺りが安定して歌えると低音は形になりやすいです。男性曲としては高い低音です。
次に、地声最高音hiDはDメロとラストで計2回登場します。このhiDに次ぐ地声高音としては、hiC#がピークとなる場面が全体で1回、hiCが3回、hiA#が7回、hiAが4回、mid2G#が1回、mid2Gが計25回登場します。こうした点を考慮すると、男性の音域としてはかなり高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから5~6つ程度下げてみてください。
『らしさ』は低音域に余地があるため、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、ある程度自分が得意とするレンジに調整することができそうです。ただ、今回は男性曲としてはかなり高いため、一般的な男性が歌いやすいレンジに調整するには多くのキー下げが必要になります。そのため、違和感などを覚える人もおられるかもしれません。今回は音域もそれなりに広いため、その点ではビギナーなどには向きにくいです。
同曲はメロやリズム自体は比較的分かりやすいです。ただ、歌メロが比較的速い場面があります。こうした息継ぎもしにくそう場面では、意識的にブレスを入れるように心がけたいです。ヒゲダンの作品としてはシンプルな作風であり、練習曲には向きやすいです(ただ、原曲のように歌うには力量が必要)。
『らしさ』を原曲キーで歌唱する場合、mid2F~hiDといった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回はmid2F~mid2G辺りは全体的に多いです。また、BメロやDメロなどではhiA~hiDなどが登場し、男性の音域としては高いです。低音も男性曲としては高めです。
こうした点を考慮すると、「高音域が非常に得意な男性」が原曲キーに合いやすいと私は考えました。ただ、ヒゲダンの作品と比べると、中高音が若干控えめな印象ですので、その点で少し負担が軽減されるかもしれません。女性については、「標準より低め~やや高めの音域の女性」などが原キーにマッチする可能性があります。
【まとめ】
①全体的に原キーがいい曲。サビが高くないのが特徴的
②原キーだと「高音域が非常に得意な男性」などに合いそう
③女性だと「標準より低め~やや高めの音域の女性」に合う可能性がある
④メロやリズムが分かりやすい(練習曲向き)
⑤ヒゲダンの人気曲と比べると、少し歌いやすいかも
※当ブログがこれまでに取り上げたヒゲダンの作品についてはこちらをご覧ください⇒ヒゲダンの音域一覧
コメント
映画の予告で聞いたときは全然高くないなっておもったのに、
フルで聴いたら結局いつもと同じく高かった(汗
コメントありがとうございます
ヒゲダンの人気曲と比べると少し歌いやすいかもですが
それでも高い方ですね