『Stay Gold』(Hi-STANDARD)

【地声最低音】mid1F#(F#3)
★I forgot m1F#[it] long a[go]m2E【Aメロ】
【地声最高音】mid2G#(G#4) ※ラストサビで3回
★F–m2G–m2G#[when [you [said]) to me [stay] G[gold]【ラストサビ[転調₊1]】
【補足】mid2E~mid2Gを含むフレーズ一覧
★m2F#–E[my] life] is a nor[mal life]m2D【Aメロ】
★m2G–F#–E[work]ing] [day] to day
★no one m2F#–m2E[knows my bro]ken] dream
★I tried to live m2F#[a] m2G–F#–E[fan]ta]sy] I was just too [young]
★the memo[ry]m2F# m2G[makes] F#[me] m2E[smile]
★I m2F[won’t] m2G[forget]【ラストサビ[転調₊1]】
★m2F#–E[my] life] is a nor[mal life]m2D【Aメロ】
★m2G–F#–E[work]ing] [day] to day
★no one m2F#–m2E[knows my bro]ken] dream
★I tried to live m2F#[a] m2G–F#–E[fan]ta]sy] I was just too [young]
★the memo[ry]m2F# m2G[makes] F#[me] m2E[smile]
★I m2F[won’t] m2G[forget]【ラストサビ[転調₊1]】
まず、『Stay Gold』についてです。この楽曲は、1999年にロックバンドHi-STANDARDによりリリースされたアルバム『MAKING THE ROAD』に収録されています。アルバムは、インディーズ作品ながら日本レコード協会からプラチナ認定(40万枚超の出荷)がなされるなどしました。海外でも人気が高く、総セールスは100万枚を超えているそうです。
『Stay Gold』はアルバムのリード曲のような位置づけにあり、同バンドの中でも特に人気の高い作品です。歌メロはAメロサビ(もしくはAメロBメロ)から成るシンプルな作品ですが、ラストサビで転調がなされ、キーが1つ上がります。歌詞が英語詞ということもあり、海外でもカバーされるなど人気が高いです。日本国内では2014年に10-FEETがカバーしています。作詞は難波章浩さんと横山健さん、作曲・編曲はHi-STANDARDによりなされました。
『Stay Gold』の音域的な特徴についてです。この楽曲は男性の音域としては高め(体感的には明確に「高い」でもよいかも)のレンジで歌メロが作られています。低音域に余地があるため、一般的には少しキーを下げた方が歌いやすいです。
今回の楽曲は全体を通して中高音寄りの曲であり、Aメロでもmid2E~mid2G辺りが登場します。また、低音もmid1F#と男性曲としては高いです。「中高音域が得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は考えました。一方、ラストサビ前で間奏が挟まれ、演奏時間も短いため、その分、ボーカルの負担が軽減されます。パンク曲ということもあり、発声は地声ベースです。
女性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから2~6つ程度上げてみてください。ただ、今回は低音域が比較的高いため、「標準より低めの音域の女性」の一部は原曲キーがマッチするかもしれません。
最後に『Stay Gold』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F#(F#3)~【地声最高音】mid2G#(G#4)で歌メロディーが構成されております。一般的な。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1F#はAメロで登場します。登場回数はそこまで多くありません。この辺りは男性の音域の範囲内ですが、男性曲としては高い低音になります。そのため、相対的に「中低音が得意な男性」にとっては持ち味を活かしにくいといえます。
次に、地声最高音mid2G#はラストサビで3回程度登場します。このmid2G#に次ぐ地声高音としては、mid2Gがピークとなる場面が全体で12回程度、mid2Fが12回登場します(概算)。こうした点を考慮すると、男性の音域としては高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから1~2つ程度下げてみてください(人によってはもう少し下げてもよい)。
『Stay Gold』は低音域に余地があるため、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、ある程度自分が得意とするレンジに調整することができそうです。音域もそこまで広くないため、ビギナー向けの調整も可能だと思いますが、原曲のような歌唱をするためにはしっかり歌い慣れておく必要があります。
今回の楽曲はメロやリズム自体は比較的分かりやすいです。ただ、歌詞が英語詞ということもあり、その辺りが一つのハードルになるかもしれません。ただ、英語詞に抵抗がないのであれば、練習曲には向くと思います。テンポが速いため、慣れないうちは少しスピードを落として練習するのもよいかもしれません。
『Stay Gold』を原曲キーで歌唱する場合、mid2D~mid2G#といった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回は全体的にmid2E~mid2G辺りが多く、ラストサビではmid2G#などが登場します。低音もmid1F#と男性曲としては高めです。ただ、ラスサビ前で25秒程度間奏があるため、その点で少し負担が軽減されます。
こうした点を考慮すると、「標準より高め~非常に高音域が得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は考えました。また、「標準より低めの音域の女性」の一部も原キーがマッチする可能性があります。
【まとめ】
①全体的に中高音寄りのロック曲
②原キーだと「標準より高め~非常に高音域が得意な男性」に合いそう
③キー調整も比較的しやすい
④メロ自体は分かりやすいが、テンポが速い英語詞曲であるため、慣れが必要
⑤慣れないうちはテンポを落として練習してもよい