『SPELL MAGIC』(Acid Black Cherry)
【地声最低音】mid1B(B2) ※重要度は高くない
★m1B[だ]れm1F#[も]が m1E[騙]さ]れ[たのE[よ]と] m1D#[バカにする]の]【Dメロ】
※Dメロに中低音が集中する
【地声最高音】hiB(B4) ※全体で6場面(12回)
★あなたなんhiB–hiA#[かキ]ライラライ[ライ]【サビ】
【補足】mid2E(一部略)~hiA#を含むフレーズ一覧
★m2E{これ]も何かのプレイ? [ほっとか]れて今日で3[weeks]m1F#【Aメロ】
★m2E[鮮明]によみm2G–F#[がえ]る]熱]帯[夜]
★m2E[チェ]リーにA E[指]紋F#–m2G[で[B] [言hiA地–F#–G[葉]の[C])【Bメロ】
★m2G[Just] E[try it!] I [want] your G[MA]GIC] BA[BY!]
★自分勝手にhiA#地–A–G[飼い慣]らし]て]ぇ
まず、『SPELL MAGIC』(スペル・マジック)についてです。この楽曲は、2007年にyasuさんのソロプロジェクトAcid Black Cherryによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、翌年にリリースされた『BLACK LIST』に初収録されました。同アルバムには、『愛してない』(過去記事)、『Black Cherry』、『冬の幻』といったシングル曲が収められております。アルバムは14万枚を超えるCDセールスを記録し、日本レコード協会よりゴールド認定がなされました。
『SPELL MAGIC』はAcid Black Cherryの1枚目のシングル曲です。タイアップなどはありませんが、ロングヒットを続け、2016年に10万ダウンロードを達成、日本レコード協会よりゴールド認定がなされております。
同曲のMVは、yasuさん率いるAcid Black Cherryがレコード会社のオーディションを受けるという形で撮影されており、レコード会社であるエイベックスの本社が舞台となっております。yasuさんは当時のアキバ系のような衣装を着て歌唱しており、そうした点も見どころの一つです。
『SPELL MAGIC』の音域的な特徴についてです。同曲は、男性の音域としては高いレンジで歌メロが作られております。一般的な音域の男性はキーを下げた方が歌いやすいと思います。
今回の楽曲は、Dメロでmid1D#,mid1Eといった中低音が集中します。ただ、そのほかの大部分については全体的に中高音が頻出します。そのため、相対的に高音域が得意な人に合うレンジとなっております。
女性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。今回はDメロでmid1D#,mid1Eなどが見られ、女性にとっては低いです。そのため、いくらかキーを上げた方がより歌いやすいのではないかと私は推測しました。ただ、ABメロサビについては女性でも原キーが歌いやすいという人もおられると思います(Dメロが歌いにくいですが)。
最後に『SPELL MAGIC』の音域についてですが、【地声最低音】mid1B(B2)~【地声最高音】hiB(B4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1BについてはDメロで登場します。ただ、今回のmid1Bについては、歌い出しの瞬間的な音であるため、あまり厳密な音程にこだわらなくてもよいのではないかと私は推測しております(歌えるに越したことはない)。低音域としては大体mid1D#辺りが安定すると形になると思います。
次に、地声最高音hiBについてはサビで登場します。登場回数は6場面(回数としては12回)です。このhiBに次ぐ地声高音としては、hiA#がピークとなる場面が全体で6回程度登場します。こうしたことから、男性の音域としては高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから3~4つ程度下げてみてください。
『SPELL MAGIC』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、ある程度高音域が得意なレンジに調整できると思います。ただ、今回は音域自体がそれなりに広いため、ビギナー向けの調整などは難しいかもしれません(Dメロを除くと、キー調整できる可能性はある)。
今回の楽曲は比較的メロが分かりやすいですが、サビの一部のやや音程が取りにくくなっております。そのため、原曲をしっかり聴き込んで、練習しておきたいところです。こうした点を考慮してもやはり歌い慣れた人向けの楽曲です。
『SPELL MAGIC』を原曲キーで歌唱する場合、mid2E~hiBといった中高音域をしっかり歌いこなせることが求められます。今回はDメロ以外の大半でこれらが頻出します(いずれも地声ベースでの歌唱)。反面、低音についてはDメロでmid1D#などが登場します。
こうしたことを踏まえると、「高音域が得意な(or非常に得意な)男性」などが原曲キーにマッチしやすいと私は判断しました。
【まとめ】
①全体的に中高音寄りだが、Dメロだけ中低音が集中する
②原キーだと「高音域が得意な(or非常に得意な)男性」に合いそう
③Dメロが低いため、女性はキーを上げるのがよさそう(Aメロ~サビは原キーが合う人もいる)
③サビメロ、Dメロの音程が少し取りにくい
コメント
リクエストに応えて頂きありがとうございます!
この曲のMV面白くて好きです笑
コメントありがとうございます。
私はこのMV初めて見たのですが、同じくすごくハマりました。
当時のアキバ系ファッションを模してて、後々時代的な資料にもなるかもしれません。
キーもですが、歌詞なかなか凄いですね()
題名の「ス⚪︎ルマ ジック」もそういう…
ですね。その辺は意識しているんだと思います。
Bメロの歌詞はAと書いてkissと呼んでるんですが
コンプライアンスに触れないようにABCのまま表記してます。