『偽物勇者』(703号室)
【地声最低音】mid2A(A3)
★嘘の光m2A[に] m2B–m2A#[と[ら]われ]ないで【2番Bメロ】
【地声最高音】hiC(C5) ※全体で1回
★仮面はい2G#–hiC地–hiA#[ら[な]い]【ラストサビ[転調₊1]】
【裏声最高音】hiD#(D#5) ※ラストサビで登場
★hiD#–C–hiA#地[せ]い]ぎ]の[ヒー]ローの【ラストサビ[転調₊1]】
【補足】mid2G~hiCを含むフレーズ一覧
★m2F#[むか]し[む]か[し]か[ら]こ[の]せ[か]いは 陰と陽でm2G[出]来]ていて【Aメロ】
★何かと都合のわhiB裏–hiA地[るい]ほ]うを悪だと決めたのはm2G[人]間さ
★神様の涙がm2G–hiA地–m2F#[見[え]な]いかい
★m2F#[す]べ[て]を[知ってhiA裏[る]よ]うで【Bメロ】
★hiA–hiB[一[歩]下]がれば分かるA–m2F#[こ]と]【2番Bメロ】
★本hiB裏–hiA[当]は]聞こ2G[え]てるのに こ[わ]いから耳を塞ぐのね【Dメロ】
★君のhiA–hiB地[そ[の]こ]ころで感じm2G[て]よ
★せhiD裏–hiC#–A^^[か]い]を変え][る[には] 1人の勇気で[十hiB地[分]だ]
★仮面の下も知らG–m2G#–hiA#[ず[に[ね]【ラストサビ[転調₊1]】
★君を傷つけて2G–m2G#^-hiA#[いたのは[ぼ]く][だ]
★心hiC裏–hiA#[がと]もっ]ていく 1つC裏[に]なっ]ていくでしょう
★昔々からこの世界は ひm2G#[と]つhiC裏–hiA#[で]出来]ていた【ラストAメロ[転調₊1]】
まず、『偽物勇者』についてです。この楽曲は、2019年に岡谷柚奈さんのソロプロジェクトである703号室によりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、2023年の『 BREAK』に初収録されました。同アルバムは、『偽物勇者』、『人間』、『裸足のシンデレラ』などシングル13曲を含む計16曲が収録されております。
さて、『偽物勇者』は703号室の1作目のシングルとして発表されました。同曲は2020年ごろからTik TokなどのSNSで知られるようになり、知名度が大きく上昇します。アーティストのYouTube公式チャンネルで公開されているミュージックビデオは2500万回もの再生回数を記録しております。作詞作曲は岡谷柚奈さんによりなされました。
『偽物勇者』の音域的な特徴についてです。同曲は、おおよそ女性の音域の範囲内で歌メロが作られております。そのため、原曲キーで歌唱可能な方も多いと思います(人によっては体力的に辛くなる可能性があります)。
同曲は地声最高音はhiCであり、登場回数も少なめです。全体的に地声hiA未満の場面が多いため、標準的な女性でもマッチやすいと思います。ただ、低音についてやや高い印象ですので、人によっては体力的に辛くなる可能性があります。「高音域が苦手な女性」などは少しキーを下げるのもよいと思います。反対に、「高音域が非常に得意な女性」などは、きーをあげるのもよいです。
ちなみに、男性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから4つ程度下げてみてください(少し高いかも)。「高音域が非常に得意な男性」は原曲キーでも歌唱できる可能性がありますが、通常は少し下げた方が安定すると私は判断しております。
最後に『偽物勇者』の音域についてですが、【地声最低音】mid2A(A3)~【地声最高音】hiC(C5)、【裏声最高音】hiD#(D#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域の範囲内(体感的にやや高い可能性がある)です。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid2Aは2番Bメロで登場します。登場回数は1回のみです。今回の楽曲の低音域についてはmid2B辺りが多いです。そのため、地声最高音こそそこまで高くないものの、人によっては少し高く感じる可能性もあります。
次に、地声最高音hiCはラストサビで登場します。登場回数は1回のみです。このhiCに次ぐ地声高音としては、hiBがピークとなる場面が全体で8回程度登場します。そのため、同曲はJ-POPの女性曲としては地声高音がやや控えめといえます。ただ、全体でみるとやや中高音に寄っているため、高音域が苦手な人だと少し高く感じるかもしれません。原キーが合う人も多いと思いますが、人によってはキーを調整するのもよいです。
『偽物勇者』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。今回の楽曲は、地声音域はそこまで広くないため、歌い慣れた人はもちろん、ビギナー向けの調整も可能だと私は推測しております。一方、同曲は裏声が比較的多く登場します。そのため、裏声地声の使い分けに慣れていない方だと少し歌いにくいかもしれません。その点は留意しておいてください。
同曲は、メロディーは比較的分かりやすく、歌詞なども覚えやすそうです。器用な裏声が要求されますが、音域がマッチするのであれば、練習曲にはおススメです。
『偽物勇者』を原曲キーで歌唱する場合、mid2G~hiC(裏声はhiA~hiD#)といった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。今回はhiB,hiC辺りはそこまで多くありませんが、全体的にやや中高音に寄っています。
こうしたことを踏まえると、「標準的~ある程度高音域が得意な女性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。「高音域が得意な女性」なども原キーが合う可能性がありますが、場合によっては少しキーを上げるのもよいと思います。
【まとめ】
①低音が意外と高いため、見た目よりは高く感じやすそう
②原キーだと「標準的~ある程度高音域が得意な女性」などに合いそう
③要所要所で器用な地声裏声に使い分けは不可欠になる
④地声音域はそこまで広くないため、キー調整はしやすい
⑤メロも比較的分かりやすく、練習曲向き
コメント
リクエストをさせていただいた者です。ありがとうございます。この曲は名曲ですよね。この調子でどんどん調査していってください。応援しています。