『暁』(ポルノグラフィティ)

【地声最低音】mid1D(D3) ※全体で24回と多い
★m1E–m1D[西の空[に]は あ[か]つ])き【Aメロ】
★隠し持っている1F#–m1E[のな[ら]ば]
【地声最高音】hiA(A4) ※サビを中心に計17回
★あしhiA地[たに]いけA[にえ] さE–m2G–F#[さ[げ]る]が]ごと[く]【サビ】
★いhiA地–m2G–F#–E[ろを]変]え]るそ]ら[の]
★m2F#–hiA地–m2G[ら[んは]ん]しゃ]をして【Dメロ】
【裏声最高音】hiD(D5) ※サビで多い
★m2F#地[み]hiC#–hiD裏[にくく[と]F#地[も]【サビ】
★よhiA地–2G–F#–E[う]に]な]がれ]ぇれhiC#裏[ば] C#裏–hiD[い[い]
【補足】mid2E(一部略)~mid2Gを含むフレーズ一覧
★が物語っm2D[てい]る[だm2E[ろう]【Aメロ】
★きょm2E–m2F#[う[め]い]する感情【Bメロ】
★だm2E–m2F#[れ[に]ひ]び[か]せF#[る]
★Why m2E[not?] 血[の]m2F#[し]た[たF#[る]【サビ】
★期待としつm2E–m2F#[ぼ[う]と]は【Dメロ】
★いつだってきょE–m2F#^[う[は]ん[しゃ])
★m2E[しか]い[を]う[ばm2F#[う]
★そm2G–m2F#[の]て]ぐG[ち]は]見G[抜]い]ているの[に]
★が物語っm2D[てい]る[だm2E[ろう]【Aメロ】
★きょm2E–m2F#[う[め]い]する感情【Bメロ】
★だm2E–m2F#[れ[に]ひ]び[か]せF#[る]
★Why m2E[not?] 血[の]m2F#[し]た[たF#[る]【サビ】
★期待としつm2E–m2F#[ぼ[う]と]は【Dメロ】
★いつだってきょE–m2F#^[う[は]ん[しゃ])
★m2E[しか]い[を]う[ばm2F#[う]
★そm2G–m2F#[の]て]ぐG[ち]は]見G[抜]い]ているの[に]
まず、『暁』(あかつき)についてです。この楽曲は2022年に音楽ユニット・ポルノグラフィティによりリリースされたアルバム『暁』に収録されています。アルバムの表題曲であり、リリースにともないミュージックビデオも制作・公開されました(テレビでも披露されています)。作詞はギター担当の新藤晴一さん、作曲は岡野昭仁さん、tasukuさんの共同でなされました。
『暁』の音域的な特徴についてです。同曲は、男性の音域としては高め(もしくは明確に「高い」)レンジで歌メロが作られています。一般的な男性はキーを下げた方が歌いやすいです。
今回の楽曲は、ポルノの人気曲としては珍しく、Aメロで中低音が目立ちます。こうした低音が連続するメロは、アキヒトさんの新たな一面であると私は感じました。ただ中低音中心といっても、mid1Dとmid1Eのコンボであり、男性の音域としてはおおよそ標準的な低音です(アキヒトさんが歌うと低く聞こえますが)。
同曲は頭サビで歌メロが始まり、AメロBメロサビと展開していきます。BメロサビDメロでは中高音が多く、mid2F#が頻出、サビではhiA等がよく見られます。こうした傾向から、「音域は広いが、大部分では中高音が目立つ曲」であるといえそうです。また、サビではhiDの裏声が登場するため、複雑ではないものの、それなりに器用な裏声発声も不可欠です。
女性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから2~5つ程度上げてみてください。今回の楽曲は音域がそれなりに広いため、『サウダージ』(過去記事)や『ミュージックアワー』(過去記事)などの人気曲と比べると、女性にはハードルになりやすいです(ただ、歌唱不能というほどではない)。
最後に『暁』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D(D3)~【地声最高音】hiA(A4)、【裏声最高音】hiD(D5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1DはAメロを中心に計24回登場します。これはいずれもmid1Eとのコンボです。回数が多いですが、同じメロの連続であり、男性の低音としてはおおよそ標準的です。ただ、「女声域に近似するような高音男性」については歌いにくい可能性があるため、場合によっては少しキーを上げてもよいかもしれません。
次に、地声最高音hiAはサビを中心に計17回登場します。このhiAに次ぐ地声高音としてはmid2Gがピークとなる場面が全体で6回、mid2F#が59回登場します。こうした点を考慮すると、男性の音域としては高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいと私は分析しています。一つの目安ですが、原曲キーから2~3つ程度下げてみてください。
『暁』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、ある程度自分が得意とするレンジに調整することができそうです。ただ、今回は音域がそれなりに広いため、ビギナーなどは一部歌いにくい部分が出てくる可能性があります。
今回の楽曲はメロやリズムは比較的わかりやすいです。音域がマッチするのであれば練習曲やカラオケにもおススメです。今回は低音~高音まで広く、サビでは裏声も求められるため、場面ごとの多様な表現を練習するのによいのではないかと私は感じました。
『暁』を原曲キーで歌唱する場合、mid2F#~hiA(裏声はhiC#~hiD)といった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回はBメロサビDメロを中心にmid2F#~hiA辺りが登場し、特にmid2F#が頻出します。一方、低音はAメロでmid1D辺りがよく登場します(低音は大よそ標準的)。また、ポルノの中高音が延々と続くような人気曲とくらべると、体力的には余裕を持ちやすいとも考えています。
こうした点を考慮すると、「標準より高め~高音域が非常に得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。
【まとめ】
①Aメロは中低音が中心で、BメロサビDメロは中高音が多い
②ポルノの作品としては低音が目立つが、男性の低音としては標準
③原キーだと「標準より高め~高音域が非常に得意な男性」向け
④サビでは見せ場で裏声が登場する。器用な発声が不可欠
⑤音域は広いが、メロがよく、カラオケや練習曲には向く