『THE DAY』(ポルノグラフィティ)
【地声最低音】mid1E(E3) ※重要度は低い
★m2A[非常か]いm2E[だ]ん[でつm2F#[め]を]噛む【サビ】
★m1E–m2E–m2F#[降[り続けてやま[な]い]雨も【Aメロ】
※mid2A辺りを低音の基準としてもよい
【地声最高音】hiA(A4) ※全体で18回と多い
★静けm2G#[さ]がF#–hiA–G#[しみ込[む]ようで]【サビ】
★hiA–m2G#–m2F#[その]目で]見たモノ]G#–A[だ[け]【Dメロ】
【裏声最高音】hiC#(C#5) ※サビで登場
★明日はどっちだ? m2G#[THE DAY] F#[HAS] hiC#裏[COME]【サビ】
【補足】mid2F#~mid2G#を含むフレーズ一覧
★こm2E[のろくでもない世]界m2F#[には]ある]んだm2G#[よ]【Aメロ】
★m2G#–E[そ]こ]で思いえ[がい]たこm2F#[と]ま]でG#–F#[恥じ]る]の]かい【Bメロ】
★m2G#–F#–E[信]じて]いたいけF#–G#[れ[ど]【Dメロ】
★m2F#–E[か]げ]にm2G#–F#[お]び]えF#–G#[て[は]
★(悪い予感が本当に)m2G#–E[化]ける] CRY ON m2F#[CRY] [ON]
まず、『THE DAY』(ザ・デイ)についてです。この楽曲は、2016年に音楽ユニット・ポルノグラフィティによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、翌年にリリースされた『BUTTERFLY EFFECT』(バタフライ エフェクト)に初収録されました。同アルバムには、『LiAR』、『真っ白な灰になるまで、燃やし尽くせ』、『キング&クイーン』といったシングル曲が収録されております。
さて、『THE DAY』は堀越耕平さんの同名漫画を原作としたテレビアニメ『僕のヒーローアカデミア』のオープニングテーマとして書き下ろされました。『THE DAY』は同アニメの初の主題歌ということもあり、印象に残っているファンも多いのではないかと思います。楽曲の質も相まって、『THE DAY』は配信部門で10万ダウンロードを記録し、日本レコード協会よりゴールド認定がなされました(配信売上分析ブログBillion Hitsより引用)。また、Spotifyの再生回数を見ると1億再生を超えており、日本以上に海外からの人気が高いのではないかとか私は推測しております。
『THE DAY』はアッパーなバンド曲です。頭サビでメロが始まり、AメロBメロサビと展開します。アニメの主題歌ということもあってか全体的に元気がよい作品です。作詞作曲はギター担当の新藤晴一さん、編曲はポルノグラフィティと江口亮さんによりなされました。江口さんはポルノグラフィティの他、いきものがかり、さユりさん、LiSAさんなどと縁が深いアレンジャーです。
『THE DAY』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としては高いレンジで歌メロが作られております。低音域には余地が多いため、一般的な男性はキーを下げた方が歌いやすいと思います。
同曲は最低音がmid1Eですが、歌い出しの瞬間的な音であり、重要度は低いです。そのため、実質的な低音域はmid2A辺りであり、男性曲としては最低音が高いです。そうしたこともあり、全体的にmid2E~mid2G#といった地声高音が頻出します。そのため、ある程度高音域が得意な男性でも体力的にしんどくなりやすいと思います。
『THE DAY』を女性が歌唱する場合、通常は少しキーを下げた方が歌いやすいと思います。ただ、「標準より低めの音域の女性」などは原曲キーでもマッチする可能性があります。若干低めかもしれませんが、音域的には女性の方が原キー歌唱がしやすいのではないかと私は推測しております。
最後に『THE DAY』の音域についてですが、【地声最低音】mid1E(E3)~【地声最高音】hiA(A4)、【裏声最高音】hiC#(C#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1EはAメロで登場します。今回のmid1Eは歌い出しの瞬間的な音であるため、音程が少しずれても違和感は少ないと思います。先述のように実質的な最低音はmid2Aであり、男性曲としては高いです。こうした特徴もあり、mid2E~mid2G#といった中高音域が超頻出です。
次に、地声最高音hiAはサビを中心に登場します。登場回数は全体で18回と多いです。このhiAは男性の音域として高めの音階ですが、それに加えmid2F#,mid2G#といった音階も多く、見た目以上に高音感があります。そのため、最高音hiAの曲としてはかなり高く、一般的な男性はキーを下げた方が歌いやすいと推測されます。一つの目安ですが、原曲キーから2つ程度下げてみてください。
『THE DAY』は低音域に余地があり、キー下げはしやすいです。同曲は実質的なメロがmid2A~hiA(裏声hiC#)であるため、キー調整の融通は利きやすいです。そのため、キー調整に抵抗が無ければ、ある程度自分に合ったレンジに調整することができると思います。
一方、同曲は歌メロが速く、歌詞などをしっかり覚えておいた方が良いと思います。そうした点からもある程度歌い慣れた人向けだと私は分析しました。サビでは息継ぎもやや大変そうでもあります。
『THE DAY』を原曲キーで歌唱する場合、mid2E~hiA#といった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。とりわけmid2E~mid2G#辺りが頻出であり、高音域が得意な男性でも体力が求められます。こうしたことを踏まえると、「高音域が得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。また、音域的には女性が原曲キーでも歌唱可能であり、とりわけ「標準より低めの音域の女性」などはマッチする可能性があります。
『THE DAY』はアッパーなバンド曲であり、カラオケなどでも歌いやすいと思います。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。
コメント
最高音hiAの楽曲とは思えないですね()
ポルノは音域が本当に当てにならないほどキツいです。
ところで地声最高音のところがhiA#になってません?
ポルノは見た目よりもずっと大変ですね。
ご指摘の部分は私のミスですので、後ほど修正しておきます。
教えて頂きありがとうございます。