『オー!リバル』(ポルノグラフィティ)

【地声最低音】mid1F#(F#3)
★2D#–E–m2F#[たま[し[い][削]りあm1F#–2A–1G#[うこ]とで[しか])【Bメロ】
★m1G#–2A–m2G#–F#[手]と][手]を] G#[取]り]あえ[た]かな【サビ】
【地声最高音】hiA(A4) ※登場回数は17回
★分かりあm2F#–hiA–G#–E[えな[いこと]だっ]てあ]る【Bメロ】
★m2F#[千の]文字よm2E[りも]確かに刻まれて[いF#–hiA–G#[く[ん]だ]
★hiA–m2E[み]なみ風]が[吹A–G#[い]た]【サビ】
★hiA–2E[お]どり子の]hiA–G#^[ス]テ[ッ]プ])【ラストサビ】
【補足】mid2F#~mid2G#を含むフレーズ一覧
★m2E[肌を焦が]すようm1G#[な] 南風が[吹2F#–m2G#[い[た]【サビ】
★m2E[まっ]し[ろ]な[ク]ロ[ス]に[お]お[わm2F#[れ]た【Aメロ】
★m2D#[キャ]ンドルの [あ]かい火をうm2F#[つ]す
★m1G#[オー] m2G#–F#[リ]バル] E[肌を焦が]す[よF#–G#[う[な]【サビ】
★言葉は意味を失2D#[くし] [熱で感F#–m2G#–E[じ[あ]う]
★あm2E–D#[ら]し]呼ぶm2G#[ロ]ン[ド]
★E–F#–m2G#[もし[会[え]て]い]たなら F#[どう]だっ]た[ろう]
★m2G#–F#[呼]び]あう F#–G#[Soul [& Soul]【ラスサビ】
まず、『オー!リバル』についてです。この楽曲は、2015年にロックバンド・ポルノグラフィティによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、同じ年に発売された『RHINOCEROS』に初収録されました。同アルバムには、『俺たちのセレブレーション』、『ワン・ウーマン・ショー 〜甘い幻〜』などのシングルも収められており、6万枚を超えるCDヒットを記録しました。
『オー!リバル』はアニメ映画『名探偵コナン 業火の向日葵』の主題歌として書き下ろされました。楽曲の質も相まって、同曲はロングヒットを記録、2022年には配信での売上で25万ダウンロードを達成し、日本レコード協会よりプラチナ認定がなされました。2010年以降のポルノグラフィティの作品としては特に大きな売上を記録した楽曲といえます(ランキングデータブログBillion Hitsより引用)。作詞はギター担当の新藤晴一さん、作曲はボーカルの岡野昭仁さん、編曲はtasukuさんとポルノグラフィティの共同でなされました。
『オー!リバル』の音域的な特徴についてです。同曲は、男性の音域としては高いレンジ(体感的には「かなり高い」でもよい)で歌メロが作られています。低音域に余地があるため、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいと思います。
今回の楽曲は頭サビで始まり、AメロBメロサビと展開します。ほぼ全てのフレーズにmid2F#以上の中高音が含まれており、全体的に中高音域が非常に多い曲です。また、最低音もmid1F#程度と男性曲としては高いです。こうした点を考慮すると、やはり高音域が得意な男性の方がマッチしやすい曲といえます。ただ、最近の曲と比べると演奏時間が長い分、若干ゆとりがあるようにも感じました(間奏があるため)。
女性が同曲を歌唱する場合、通常は少しキーを上げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから1~3つ程度上げてみてください。ただ、今回の楽曲は最低音がmid1F#程度であり、女性が原キーで歌えなくもない楽曲です。そのため、人によっては原キーがマッチする可能性もあります。具体的には、「標準より低めの音域の女性」などは原キーでの歌唱を選択肢に入れてみてもよいかもしれません。その辺りは実際に歌唱して微調整を加えてください。
最後に『オー!リバル』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F#(F#3)~【地声最高音】hiA(A4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1F#はBメロで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内ですが、男性曲として高い低音になります(頻度も少ない)。そのため、相対的に中高音域が多く登場する楽曲になります。
次に、地声最高音hiAはBメロやサビを中心に計17回登場します。このhiAに次ぐ地声高音としてはmid2G#がピークとなる場面が全体で29回、mid2F#が計20回程度登場します。こうした点を考慮すると、男性の音域としては高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいといえます。一つの目安ですが、原曲キーから2~4つ程度下げてみてください(2つだと高いかもですが)。
『オー!リバル』は低音域に余地があるため、キー下げは可能です。歌い慣れた人であればある程度自分が得意とするレンジに調整することができそうです。また、ビギナー向けの調整も可能だと思いますが、多くキーを下げる必要があるため、その点で若干違和感を覚える可能性もあります。
今回の楽曲はメロディー自体は比較的わかりやすいです。そのため、音域がマッチするのであれば練習曲やカラオケに向くといえます。ただ、キー調整をしたからといってすぐにアキヒトさんのような歌唱が出来るわけではないので、原曲をしっかり聴き込んで練習を重ねていきたいです。
『オー!リバル』を原曲キーで歌唱する場合、mid2E~hiAといった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回はサビを中心に高いですが、ABメロについても中高音域が多いため、見た目より高音感があります。また、低音域も男性曲としては高いです。それなりに間奏が設けられているため若干ゆとりがありますが、それでも男性の音域としては高いといえます。
こうした点を考慮すると、「高音域が得意(or非常に得意)な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。また、「標準より低めの音域の女性」なども原曲キーがマッチする可能性があります。
【まとめ】
①全体的に中高音寄りの曲(間奏がある分、若干ゆとりがある)
②原キーだと「高音域が得意(or非常に得意)な男性」に合いそう
③女性の場合「標準より低めの音域の女性」などは原キーが合うかも
④キー調整はしやすい
⑤メロも比較的わかりやすいため、練習曲には向く