『夏の終わり』(森山直太朗)

【地声最低音】mid1B(B2) ※Aメロで計11回
★m1B–C#–E[み]ず]芭]蕉揺m2C#[れ]る畦みE[ち]【Aメロ】
★m1E[な]がれm1D#[ゆく]とD#[き]に]
★m1B–C#–E[さ]さ]ぶ]ねを浮[か]べ
★降り止まぬ1E–m1D#[あ[めの]な[か]【Bメロ】
★m1B–C#–D#–E[あ]なた]を]待]っていm2C#[た]
【地声最高音】mid2E(E4) ※サビで計15回
★なC#–m2E地[つ[の]F#裏–m2G#[終[わり]【サビ】
★ただあなm2E地[た]に会E地[い]F#–m2G#裏^[た[くな]る]の]
【裏声最高音】hiB(B4) ※サビで登場
★F#–m2G#裏^[か[ぜ]吹き[抜])hiB裏–G#[け]る]か]ら【サビ】
【補足】mid2C#~mid2G#辺りを含むフレーズ
★m1C#–D#–E[途方]に]暮]れたまm2C#地L[ま]【Bメロ】
★人影のm2C#[ない]ぃえm2D#[き]で
★F#裏–m2G#^[い[つか]とお[な]じ【サビ】
★m1C#–D#–E[途方]に]暮]れたまm2C#地L[ま]【Bメロ】
★人影のm2C#[ない]ぃえm2D#[き]で
★F#裏–m2G#^[い[つか]とお[な]じ【サビ】
まず、『夏の終わり』についてです。この楽曲は、2003年に男性シンガーソングライターの森山直太朗さんよりリリースされたシングル作品です。アルバム『いくつもの川を越えて生まれた言葉たち』のシングルカットです。
同曲は、2003年のテレビ朝日系『熱闘甲子園』のエンディングテーマとしてタイアップが付きました。楽曲の質も相まって、リカットシングルにもかかわらず売上10万枚以上のCDセールスを記録し、日本レコード協会よりゴールド認定がなされています。作詞は森山さんと御徒町凧さん、作曲は森山さん、編曲は中村タイチさんによりなされました。御徒町凧さんは詩人であり、森山さんの歌詞の多くを共作しています。
『夏の終わり』の音域的な特徴についてです。同曲は、大よそ男性の音域の範囲内で歌メロが作られています。一般的な男性が原曲キーで歌唱しうる曲です。
今回の楽曲はサビを中心に中高音が多く登場します(Aメロはmid2C#、Bメロはmid2D#まで)。サビの地声最高音は大体mid2E程度であり、mid2F#以上は裏声で歌唱されています。J-POP男性曲の地声高音としては高音が控えめです。
低音はABメロ中心であり、mid1B~mid1E辺りが多いです。これらは大よそ男性の音域の範囲内ですが、それなりに低いため、「高音域が得意な男性」などは少し歌いにくいかもしれません。
こうした傾向から、大よそ標準的な音域の男性にマッチしうる(「やや高め」くらいの人が余裕を持ちやすいかも)だと私は分析しました。「高音域が得意な男性」なども原キーで歌唱しうるのですが、少しキーを上げた方が安定するかもしれません。
女性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを上げた歌いやすいです。同曲は森山さんの母親である女性歌手の森山良子さんが、原キーより5つ、女性歌手のfumikaさんが6つ高いキー(mid1F~hiA#[裏声hiF])でカバーしています。この辺りが1つの目安になると思います。ただ、これらのレンジは少し低音が低いため、人によってはもう少しキーを上げてもよいかもしれません(原キーから7~9つ上げてもよい)。
※カラオケの機種によってはキー調整が6~7つ程度までしか調整できません。そのため、こうした機種を使いとき、例えば原キーから8つ上げるとすると、「キーを4つ下げて1オクターブ上を歌う」必要があります。そのため、今回の楽曲は、キーを7~9つ上げるような人だとキー調整が面倒になりやすいです。
最後に『夏の終わり』の音域についてですが、【地声最低音】mid1B(B2)~【地声最高音】mid2E(E4)、【裏声最高音】hiB(B4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域の範囲内です。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1BはAメロBメロで登場します。登場回数は11回です。このmid1Bに次ぐ低音としては、mid1C#が1回、mid1D#が7回、mid1Eが15回登場します。こうした点を考慮すると、大よそ一般的な男性の音域の範囲内です。ただ、mid1Bの回数などを考慮すると、「高音域が非常に得意な男性」などは少しキーを上げてもよいかもしれません。
次に、地声最高音mid2Eはサビを中心に計15回登場します。このmid2Eに次ぐ地声高音としては、mid2D#がピークとなる場面が計2回登場します。こうした点を考慮すると、大よそ一般的な男性の音域の範囲内です。今回は地声最高音がmid2Eですが、裏声のロングトーンなども多いため、私個人としては「やや低めの音域の男性」なども原キーがマッチしうると想定しています。ただ、mid2E辺りは歌い慣れていない人だとスムーズな発声が損なわれうるので、ビギナーなどはキーを下げるのもよいと思います(「低めの声域の男性」なども下げてよい)。
一方、今回はサビを中心に裏声高音が非常に際立つ曲です。そのため、器用な裏声発声が不可欠であり、サビの表現の肝となります。ちなみに、裏声最高音はhiBまでですが、イントロのフェイクではhiC#などの高音も含みます。
『夏の終わり』は低音にも高音にも余地があり、キー調整は可能です。歌い慣れた人であれば、ある程度自分が得意とするレンジに調整することができそうです。ただ、今回の楽曲はサビの裏声など難しい要素もあるため、どちらかといえば中上級者向けではないかと私は想定しています。
今回の楽曲はメロやリズムは比較的分かりやすいです。音域がマッチするのであれば、練習曲やカラオケにもよいと思います。同曲はメロがゆったりめであり、サビで裏声が多用されます。そのため、歌のよさが映えやすいですが、力量も問われます。
『夏の終わり』を原曲キーで歌唱する場合、mid2C#~mid2E(裏声はhiBまで)といった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回はAメロではmid2C#まで、Bメロではmid2D#まで、サビでmid2Eの地声高音が登場します。地声高音の高さはJ-POP男性曲としては控えめですが、ロングトーンが多いため、見た目より高音感があると想定しています。
一方、中低音についてはmid1B程度であり、「高音域が非常に得意な男性」には歌いにくい可能性があります。
こうした点を考慮すると、「標準よりやや低め~高音域が得意な男性」などが原曲キーにマッチしやすいと私は分析しました。先述のように、「高音域が非常に得意な男性」についてはキーを上げてもよいと思います。
【まとめ】
①「Aメロ⇒Bメロ⇒サビ」と歌が盛り上がる(地声高音はやや控えめ)
②原キーだと「標準よりやや低め~高音域が得意な男性」向け
③サビで裏声が多用されており、器用な裏声の発声が不可欠になる
④メロがよい。キー調整もしやすく練習曲向き(歌いこなすには力量が必要)
⑤ゆったりめの曲で、歌が映えやすい