『Unmei?』(原賀胡桃(CV.進藤あまね)、銘戸芽衣(CV.三森すずこ)、須藤育(CV.高橋李依)、美杉美々美(CV.Lynn)、華暮愛々(CV.高尾奏音))

【地声最低音】mid2A(A3)
★m2G[ワンス・アポンナ]タイム m2B[ま]ほ2B[う]があっm2A[て]【Aメロ】
【地声最高音】hiD(D5) ※全体で3~5回程度
★信hiC[じて]もhiD裏–B–hiD地–C[いい]の[か]な]【Bメロ】
★素直にB–hiC^-hiDm–C[な[れ]ず 泣[い])[て]な]い]で【サビ】
★わたhiC[し]ビビhiD地–B^-C[ビーン]って[き]た]【2番Bメロ】
【裏声最高音】hiE(E5) ※サビで登場
★hiC地–B[お]と]ぎ[ばhiD裏–hiE^-C[な[し]の]よう]な]【サビ】
【補足】hiA(一部略)~hiDを含むフレーズ一覧
★運命を変えるようなm2B[出]会いm2G–hiA[があっ[て]【Aメロ】
★hiB地[頑張ったごほ]うびhiC地[で]奇]跡がふって
★めでたしhiA–hiB[に[な]る[の]です
★もしかしてこの恋hiA[は] [運hiB–hiC地[命っ[て]【Bメロ】
★まさかまさか時まさにhiB地–hiC–A[ダン[ス]パ]ーティー
★hiC–B–A[愛]を]さ]らせリズムhiD裏[の]せて【サビ】
★だいじょm2B[う]ぶ 君m2G[と]なG[ら]
★hiB地–2G[ちゅ]らぶ]×2 シャ[ンA[グ]リ]ラ[へ]
★hiB[そう]です hiC–B–A[手]を]ふ]れば C–B[か]えっ]てくる
★hiC–B–A[つ]た]え]て 好[きB[よ]×2
★hiD裏–hiC地–B–A[う]ん]め]い]を信[じ]ますか
★とろけちゃうくらい 大好きhiB[です]【ラストサビ】
まず、『Unmei?』についてです。この楽曲は、原賀胡桃(進藤あまね)、銘戸芽衣(三森すずこ)、須藤育(高橋李依)、美杉美々美(Lynn)、華暮愛々(高尾奏音)によりリリースされたシングル作品です。
同曲は、原作:中村力斗さん、作画:野澤ゆき子さんによる同名漫画を原作としたアニメ『君のことが大大大大大好きな100人の彼女 』第2期エンディングテーマとして書き下ろされました。歌をアニメの出演者である女性声優5人が担当しております。
『Unmei?』はアップテンポなポップソングです。全体的に明るく、カラフルなニュアンスがあり、可愛らしさが強調されています。ボーカル5名が担当しているということもあり、全体的に歌メロのが連続するような構成になっております。そのため、ソロで歌唱する際は息継ぎが大変なので、2人以上で歌うと余裕を持ちやすそうだと私は分析しています。作詞は安藤紗々さん、作曲・編曲は田淵智也さん、睦月周平さん、滝澤俊輔さん(TRYTONELABO)、ebaさんの共同でなされました。
『Unmei?』の音域的な特徴についてです。同曲は女性の音域としては高め(体感的には明確に「高い」)レンジで歌メロが作られています。低音域に余地があるため、一般的には少しキーを下げた方が歌いやすいと私は分析しています。
今回の楽曲は、全体的にhiA~hiC(裏声としてはhiD~hiEまで)といった中高音域が多く登場する傾向にあります。低音域についても一部mid2Aが登場するものの標準よりやや高く、その点で「中高音域が得意な女性」などに歌いやすい曲であると私は分析しました。
先述しましたが、今回の楽曲は歌メロが断続的に続くため、息継ぎを入れにくい曲になっています。歌メロが重なる場面もあるため、1人で歌う際は「このフレーズは歌って、ここは歌わない」といった取捨選択も必要になると考えています。可能であれば、2人以上で歌うと余裕を持ちやすいです。
男性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを下げた方が歌いやすいと思います。ただ、今回の楽曲は、それなりに高音が高いめ。単純にキーを下げるよりもキーを3~4つ程度上げて1オクターブ下のレンジを歌った方がより歌いやすいと私は分析しています(分かりにくければ、原キーから8~9つ程度下げる)。人によっては原キーからそのまま1オクターブ下のレンジを歌唱することも可能です。
最後に『Unmei?』の音域についてですが、【地声最低音】mid2A(A3)~【地声最高音】hiD(D5)、【裏声最高音】hiE(E5)で歌メロディーが構成されております。一般的な。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid2AはAメロで登場します。この辺りは女性の音域の範囲内です。ただ、今回はmid2Aは登場回数が少ないため、女性曲としては低音が高めであると私は分析しています。
次に、地声最高音hiDはBメロやサビで登場します。登場回数は5回程度です。このhiDに次ぐ地声高音としてはhiC辺りが大体25回程度登場します(概算)。息継ぎのしにくさなども考慮すると、同曲は女性の音域としては高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいといえます。一つの目安ですが、原曲キーから2つ程度下げてみてください。
『Unmei?』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。ただ、今回の楽曲は息継ぎなどがしにくい曲であるため、歌い慣れた人であっても一部歌いにくい部分が出てくる可能性があります。もし原曲のような完成度を目指すのであれば、複数人で歌唱することを選択肢に入れてみてください。
今回の楽曲はメロ自体は比較的わかりやすく、リズムなども予測しやすいです。ただ、先述のようにボーカルの場面が多く、メロが重なっている場面もあるため、1人で全てを歌うのが難しい曲だと私は分析しています。1人で歌唱するのであれば、歌詞やメロをしっかり覚えた上で、「ここのメロは歌わない。ここで息継ぎを入れる」といった点を整理して歌いたいです。
『Unmei?』を原曲キーで歌唱する場合、hiA~hiD(裏声はhiEまで)といった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回はABメロについてもhiB等が比較的多く登場します。低音についてもやや高いといえます。
こうした点を考慮すると、「高音域が得意(or非常に得意)な女性」が原曲キーに合いやすいと私は判断しました。ただ、こうした女性でも息継ぎのしにくさはそこまで軽減されないため、2人以上で歌った方がより安定すると思います。原曲のように多人数で歌唱する場合は、「標準的な女性」なども視野に入ってくると想定しています。
【まとめ】
①全体的に中高音寄りの曲
②原キーだと「高音域が得意(or非常に得意)な女性」向け
③メロやリズムは分かりやすいが、息継ぎがしにくそう
④原曲のような完成度を目指すなら複数人で歌うのがおススメ