カテゴリー

『雲を抜け風下へ私だけ』(ヨルシカ)の音域

こんにちは。今回はヨルシカの『雲を抜け風下へ私だけ』(2026)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。


『雲を抜け風下へ私だけ』(ヨルシカ)
『雲を抜け風下へ私だけ』(ヨルシカ)の音域







【地声最低音】mid1G#(G#3) ※全体で12回くらい

★m2F[突風一]吹き 2A#–m1G#[二吹きわ[たしは草を抜け]ぇ]【Aメロ】
★F–m2G#[とうとうが[らん]どう行]く風下私だけ[ぇ]
★靡hiA裏–m2G#地–F[く]ぅ]ぅ]ぅ[ぅ]ぅぅm1G#–2A#[ぅ]ぅ]


【地声最高音】hiA#(A#4) ※全体で10回前後

★hiA#地–2G#–F[は]な]を]抜[け]【サビ】


【裏声最高音】hiA#(A#4) ※Aメロの一部とサビで登場

★風F–m2G#地-hiA#裏[を[受[け]【サビ】
★くhiA#裏–m2G#地–F[もを]抜]け]風下[へ]私[だG#地[け]

 まず、『雲を抜け風下へ私だけ』についてです。この楽曲は、2026年により音楽ユニット・ヨルシカによりリリースされたシングル作品です。同曲は、日向夏さん原作のライトノベルを原作としたアニメ『薬屋のひとりごと』の第3期オープニングテーマとして書き下ろされました。楽曲の質も相まって、ストリーミングランキングなどでもチャートインしています。


 『雲を抜け風下へ私だけ』の音域的な特徴についてです。同曲は、女性の音域の範囲内(低めの部類)で歌メロが作られています。一般的な女性は原キーor若干キーを上げた方が歌いやすいと想定しています。
 今回の楽曲はサビを中心に中高音が多く、大体mid2G#~hiA#辺りがよく登場します。これらはJ-POPの女性曲としては控えめの高音であり、比較的歌いやすい声域です。
 一方、ボーカルのsuisさんはm2G#~hiA#辺りで裏声と地声を使い分けています。そのため、「標準より高めの声域の女性」などはいくらかキーを上げた方が歌いやすい可能性があります。その辺りは実際に歌唱して微調整を加えてください。
 低音域についてはmid1G#やmid2A#のコンボがよく見られます。これらの登場回数などを考慮すると、女性の低音としてはやや低いのではないかと私は考えています(標準の範囲内ではある)。「高音域が得意な女性」などはいくらかキーを上げてもよさそうです。

 男性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから3~5つ程度下げててみてください。今回は「高音域が非常に得意な男性」については原キーで歌唱しうるかもしれません。ただ、そうした高音男性についても少しキーを下げた方がより安定する可能性があります。



 最後に『雲を抜け風下へ私だけ』の音域についてですが、【地声最低音】mid1G#(G#3)~【地声最高音】hiA#(A#4)、【裏声最高音】hiA#(A#4)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域の範囲内です。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid1G#は主にAメロで登場します。登場回数は大体11回程度です。この辺りは女性の音域の範囲内です。ただ、mid2A#とコンボになっており、音数も多いことから、見た目より低音感があるのではないかと推測しています。「高音域が得意な女性」などはいくらかキーを上げた方がより歌いやすい可能性があります。

 次に、地声最高音hiA#はサビを中心に10回程度登場します。このhiA#に次ぐ地声高音としては、mid2G#がピークとなる場面が計31回ほど登場します。 こうした点を考慮すると、大よそ女性の音域の範囲内であり、「一般的な音域の女性」が原曲キーで歌唱しうると私は想定しています。
 一方で、今回はmid2G#やhiA#辺りが裏声と地声で使い分けられています。そのため、「中高音寄りの声域の女性」などはキーを上げた方がより歌いやすい可能性があります。


 『雲を抜け風下へ私だけ』は低音域や高音域に余地があり、キー調整は可能です。今回は音域自体がそこまで広くないため、歌い慣れた人はもちろんビギナー向けの調整も一応可能だと思います。ただ、キー調整をしたからといってすぐに原曲のような歌唱が出来るわけではないので、弛まぬ練習を心掛けたいです。
 今回の楽曲はメロやリズムは比較的分かりやすいです。音域がマッチするのであれば、練習曲やカラオケにもおススメです。一方、Aメロについては音数が多く、特に低音も多いです。そのため、歌詞などはある程度覚えておきたいです。分かりやすい部分も多いですが、ヨルシカの人気曲の中では少し癖があると考えています(ビギナーなどで歌いにくい場合は、別の曲と並行して練習してください)。

 『雲を抜け風下へ私だけ』を原曲キーで歌唱する場合、mid2F~hiA#(裏声もhiA#まで)といった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回はAメロでmid2F~mid2G#辺り、サビでhiA#を地声高音で含むようになります。一方、mid2G#やhiA#が裏声(ファルセット)になっている部分もあり、高音が得意な人だと逆に歌いづらい可能性もあります。低音も標準の部類ですが、見た目よりは低いと想定しています。
 こうした点を考慮すると、「標準より低め~やや高めの音域の女性」などが原曲キーにマッチしやすいと私は分析しました。

【まとめ】

①高音は控えめの高さ(低音は見た目より低そう)
②原キーだと「標準より低め~やや高めの音域の女性」向け
③サビは裏声と地声の使い分けが多い
④音域は広くなく、キー調整はしやすい
⑤メロなどは分かりやすい。練習曲向き(低音など少し癖があるかも)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする