『コネクト』(ClariS),Connect(ClariS)
【地声最低音】mid2A#(A#3)
★m2G[い]つになったらm2F[なく]した未来m2A#[を]【Aメロ】
★m2A#[わ]たしA#[ここ]でm2G#–G[ま]た見]ることできるの?
【地声最高音】hiC#(C#5) ※全体で15回程度
☆目覚めm2G#–hiA#[た[こ]こ[ろ[は] は[しA#–hiC#[り[出し][た]【サビ】
★だhiC#地–hiB–hiA#[か]ら]こ]わくない
★hiA#–hiB[もう[な]に]があっB[ても]ぉ] [く]じhiC#地[け]ない]
※☆は裏声っぽい場面もあります。「全体で15回」というのは☆を全部地声で歌った場合。
【補足】mid2G#~hiA#を含むフレーズ一覧
★hiA#–m2G[何]度]でも裂いて この世m2A#[界]hiA#[あ]ゆ]んでこう【Aメロ】
★とm2G#–hiA#[き[は]い]ま始まm2A#[り告げ]【Bメロ】
★(変わらない思いをのせ) 閉ざされた扉開m2G–m2G#[け[よう]
★m2G#[み]らm2F#–G#[い[を]え[がく]た[め]【サビ】
★(難しい道で立ち止まっても) m2G–G#–hiA#[そ[ら[は]
★引き寄せらm2G#[れ]るように辿りhiA#[着い]た]
まず、『コネクト』についてです。この楽曲は、2011年に2人組音楽ユニットClariSによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、翌年にリリースされた『BIRTHDAY』に初収録されました。同アルバムには、『irony』、『nexus』、『ナイショの話』といったシングル曲収録されております。アルバムとしては9万枚ほどのヒットを記録、出荷ベースで日本レコード協会よりゴールド認定がなされました。
さて、『コネクト』はテレビアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』のオープニングテーマとして書き下ろされました。まどマギは今もなお人気の高いアニメ作品でありますが、そうした影響もあり、『コネクト』もロングヒット曲となります。楽曲の質も相まって、CDシングルとしてゴールド認定(出荷10万枚)、また配信でも50万ダウンロードを記録し、2020年にダブル・プラチナ認定がなされました(ランキングデータブログBillion Hitsより引用)。
ちなみに、当時は東日本大震災の影響もあり、同曲や同アニメに様々な思い出を抱えている方も多いのではないかと思います。直接的な被害を受けなかった方でも、ストーリーの山場でアニメの放送が延期されるなどし、話題になりました。『コネクト』はアップテンポの切ないポップナンバーです。歌い出しはサビで始まり、AメロBメロサビと展開します。ちなみに、同曲は転調も多く、例えば、「頭サビは通常のサビよりもキーが1つ低い」です。具体的にはイントロのキーはF、AメロBメロはE♭、サビはF#となっております。慣れていない方の場合、少し音程が取りにくく感じられるかもしれません。
同曲の作詞作曲は渡辺翔さん、編曲は湯浅篤さんによりなされました。渡辺さんはClariSのほかLiSAさんなどのアニソン歌手、声優歌手の楽曲、キャラクターソングるなどとも関わりが深いです。
『コネクト』の音域的な特徴についてです。同曲は、女性の音域としては高めのレンジで歌メロが作られております。低音域に余地があるため、一般的な女性はキーを下げた方が歌いやすいと思います。
同曲は、楽曲全体でみるとhiA#辺りの登場回数が多いです。また、ボーカルが2人ということもあってか、メロとメロの間隔が短い場面もあり、息継ぎなども大変です。「標準~標準よりやや高めの音域の女性」などは体力的に少ししんどくなりやすいかもしれません。
同曲を男性がカバーする場合、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。高音域が非常に得意な男性であっても、ClariSのようなニュアンスを残しつつ原キーで歌唱するのは難しいのではないかと思います。
最後に『コネクト』の音域についてですが、【地声最低音】mid2A#(A#3)~【地声最高音】hiC#(C#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域と比べ、高めです。以下、見ていきます。
まず、地声最高音hiC#はサビを中心に登場します。登場回数は15回程度と多めです。この辺りは女性の音域の範囲内、もしくはやや高めといったところです。ただ、今回は登場回数も多く、いずれもhiA#,hiBとコンボとなっております。そのため、一般的には少しキーを下げた方が歌いやすいのではないかと私は推測しました。一つの目安ですが、原曲キーから1~2つ程度下げてみてください。
今回の『コネクト』で登場するhiC#の中には一部裏声のように聴こえる場面もあります。そのため、人によっては上手く裏声を使い分けるのもよいと思います。裏声を上手く駆使することができれば、例えば「標準的な音域の女性」などでも原キーがマッチする可能性があります(この辺りは各々実際に試してみてください)。
『コネクト』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。そのため、歌い慣れた人であれば、自分の得意なレンジに調整することができると思います。一方、同曲は転調が多いため、人によっては音程が取りにくく感じられるかもしれません。キー調整をしても難しく感じられたときは、別の易しめの曲と並行して練習してください。
『コネクト』を原曲キーで歌唱する場合、高音域ではhiA#〜hiC#といった音域をしっかり歌いこなせることが求められます。今回、地声最高音hiC#についてはいずれもhiA#,hiBとコンボになっており、登場回数も多いため、キーが高く感じやすいのではないかと思います。これらを踏まえると、「標準より高め〜ある程度高音域が得意な女性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。
『コネクト』はアッパーな切ないポップであり、カラオケなどでも歌いやすいと思います。また、人気アニメの主題歌ということもあり、思い入れの強いファンも多いのではないかと思います。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。
コメント
リクエストです。honeyworksのノンファンタジー、チョコカノの音域調査をお願いしたいです
リストアップしておきます。
LIP×LIPは初めてですので楽しみです。
ありがとうございます!