なお、『錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう』はアーティストおよびレーベルの公式チャンネルでミュージックビデオなどが公開されておりません。よって、当ブログにおいても動画の添付は致しません(ストリーミングではWANDS5期のセルフカバーが配信されております)。
『錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう』(WANDS)、Sabitsuita Machine Gun de Ima o Uchinuko(WANDS)
【地声最低音】mid1E(E3) ※聞き取りづらい
★m2A[く]さm2E[り]につ[な]がA[れ]ぇ 歩E–m2F#[き[出]すA[き]みを【Aメロ】
★m1E–m2E[飲]み]込むくらい m2A[多]忙なとか[い]は2A[流れてる]
※基本となる低音はmid2Aと高め
【地声最高音】hiB(B4) ※全体で1回のみ
★こm2F#[の]かくり[つ]hiA[を] A–hiB[大[事]に]G#[し]た[い]【Dメロ】
※hiBに次ぐ高音として、hiAが全体で20回以上登場します。
【補足】mid2F#~hiAを含むフレーズ一覧
★投m2F#-m2G#–hiA{げ[捨[て]らA–G#[れた]ゆ][め]が【Bメロ】
★こm2E[ろ]がm2F#[っ[て]る]足元がF#[見]え[た]ら]
☆F#-m2G#–hiA[た[と[え]そ[れ[が]A無[茶[だ[とし]A[て]も[ぉ]G#
★錆びつm2F#[い]たマF–F#–m2G#–hiA[シン[ガ[ン[で]【サビ】
★hiA–m2G#–m2F#[つ]め]たい] [か]ぜ[を受]けて【Dメロ】
★m2E–m2F#[し[ず]む夕陽を[見]た
※やや見にくいですが、☆はmid2F#~hiAが続き高音感がある
まず、『錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう』(さびついたマシンガンでいまをうちぬこう)についてです。この楽曲は、1997年にロックバンドWANDSによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、同じ年の『WANDS BEST 〜HISTORICAL BEST ALBUM〜』に初収録されました。
この頃のWANDSは、音楽プロデューサーとの楽曲の方向性の違いから、初代ボーカルの上杉昇さんなどが脱退しました(上杉さんはロック路線を志向しておりました)。そのため、新しいボーカルとして、和久二郎さんが迎えられます。今回取り上げる楽曲は、和久さんが加入して初のシングルとなります。
さて、『錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう』はアニメ『ドラゴンボールGT』のエンディングテーマとしてタイアップが付きました。楽曲の質も相まって、20万枚を超えるヒットとなりました。2021年には上原大史さんがボーカルを務める形でリメイクもされております。
ちなみに、同曲は作詞作曲を女性シンガーソングライターの小松未歩さんが手がけております(編曲は池田大介さん)。小松さんは同じ年に『謎』(過去記事)でデビューしておりましたが、歌手としてだけでなく、ソングライター(楽曲提供者)としても大きなヒットを記録した年でもあります。小松さん自身もセルフカバーしており、原曲キーよりも1つ高いキーで歌唱されております(#1)。
『錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう』の音域的な特徴についてです。同曲は男性曲としては高いレンジで歌メロが作られております。低音は見た目以上に余地があるため、キー下げはしやすいです。一般的な男性はキーを下げた方が歌いやすそうです。
同曲は、全体を通してmid2F#~hiA辺りの頻度が高いです。そのため、ある程度高音域が得意な人でも体力的にしんどくなりやすそうだと私は分析しました。
ちなみに、同曲を女性がカバーする場合、楽曲提供者である小松未歩さんのキーが参考になります(mid1F(F3)~hiC(C5))。先述のように、小松さんが原曲から1つ高いレンジで歌唱されております。人によってはもう少しキーを上げてもよいかもしれません。
最後に『錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう』の音域についてですが、【地声最低音】mid1E(E3)~【地声最高音】hiB(B4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1Eについては、Aメロで登場します。このmid1Eについては私はあまり厳密な音程にこだわらなくてもよいのではないかと分析しました。このmid1Eに次ぐ低音域はmid2Aとなり、この辺りから必要不可欠といえそうです。mid2Aが低音の基準となる男性曲は、ほぼ「一般的な男性にとってはキーが高い楽曲」となります。今回の『錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう』もそうした傾向が明確に当てはまりそうです。
同曲は体感的な最低音が高い分、女性が原曲キーで歌唱することも可能です。とりわけ、「標準より低めの音域の女性」等が原曲キーで歌いやすいのではないかと私は推測しました。一般的な音域の女性は少しキーを上げた方が良さそうです。
次に、地声最高音hiBはDメロで1回だけ登場します。このhiB以外ではhiAがBメロやサビを中心に多く登場します(全体で22回とかなり多い)。そのため、男性の音域としては高いといえます。一般的な男性はキーを下げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから2~3つ程度下げてみてください。
『錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう』は低音域に余地があり、キー下げはしやすいです。同曲は、基本的なメロがmid2A~hiBで作られております。そのため、体感的な音域自体はそこまで広くなく、キー調整の融通が利きやすい楽曲といえます。ただ、キー調整をすれば、すぐに原曲のように歌いこなせるというわけではなく、しっかりとした練習が必要不可欠です。その点は留意しておいてください。
『錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう』を原曲キーで歌唱する場合、mid2E~hiA辺りの中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。同曲は中高音域の登場頻度が非常の高く、とりわけBメロなどは高音感があります。そのため、「(ある程度)高音域が得意な男性」、「標準より低めの音域の女性」等が原曲キーに合いやすいと思います。
『錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう』は力強いバンド曲であり、カラオケなどでも歌いやすいと思います。また、当時アニメを見ていた人などは、特に思い入れがあるのではないかと思います。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。
コメント
コメント失礼します!
もしよろしければ、WANDSの大胆の音域が知りたいです!
リストアップしておきます
コナン映画の主題歌になってますね
時の扉
もっと強く抱きしめたなら
明日もし君が壊れても
の音域調査をリクエストさせていただきます
(もしかしたら既にリクエストしてたかも)
リストアップしておきます
90年代の人気曲たちですね