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『初花凜々』(SINGER SONGER)の音域 [ 2005年の作品]

こんにちは。今回はSINGER SONGERの『初花凜々』(2005)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回は自選曲となります。
 なお、『初花凜々』はアーティストおよびレーベルの公式チャンネルではミュージックビデオや音源が公開されておりません。よって、当ブログにおいても動画の添付は致しません。
 一方で、同曲は、ボーカルを務めたCoccoさんのベストアルバムにも収録されております。そのため、SINGER SONGERの楽曲では唯一、ストリーミングでも配信されております。


『初花凜々』(SINGER SONGER)、Shoka Rinrin(SINGER SONGER)
『初花凜々』(SINGER SONGER)の音域






【地声最低音】mid1F#(F#3) 

m1F#[あ]やまり方は 知m1G#F#[っ[て]【Aメロ】


【地声最高音】hiB(B4)  ※全体で6回

★あしm2G#[た]の あなG#-hiA#-hiB[た[の[ゆ][く]ぅえも【Aメロ】
hiBhiA#[ハ][ー] A#m2G#[ハ][ロー] ハロA#[ー] G#[ハロ]ー 遥[か] 行くよ【サビ】


【裏声最高音】hiD#(D#5) ※サビで登場

hiA#-hiB-hiD#[こ[の[りょ]hiC#[う]の手【サビ】


【補足】mid2G#hiD#を含むフレーズ一覧

m1F#[だ]けど知らない [ス]テップも何m2G#[も]【Aメロ】
☆あしm2G#[た]の あなG#-hiA#-hiB[た[の[ゆ][く]ぅえも

m2G#hiA#[さ[よ]なら]ぁ いく[つ]集めて【Bメロ】
★遠い でm2G#[も]hiA#[ら][ぁ]り 会いG#[た]いなぁ

★ハロー m2G#[ハ][ー] hiA#G#[ハ][ー]【サビ】
hiA#-hiB-hiD#裏[こ[の[りょ]hiC#[う]の手
hiBhiA#[ハ][ー]A#m2G#[ハ][ロー] ハロA#[ー] G#[ハロ]ー 遥[か] 行くよ

★ずっm2G#[と]ぉ ずっG#[と]hiA#[ぉ] ずっ[と]【アウトロ】


 まず、SINGER SONGER(シンガーソンガー)について少し説明します。SINGER SONGERは女性シンガーソングライターのCoccoさんと、バンド・くるりのメンバーを中心に結成されたロックバンドです。活動時期は、1年程度でしたが、シングル2枚、アルバム1枚をリリースしております。また、ソロとして活動休止していたCoccoさんの本格復帰となり、その点でも話題となりました。



 さて、『初花凜々』(しょかりんりん)についてです。この楽曲は、2005年にロックバンドSINGER SONGERによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、同じ年の『ばらいろポップ』に収められました。同アルバムには、シングル『SING A SONG 〜NO MUSIC, NO LOVE LIFE〜』や、リード曲の『オアシス』も収められております。
 『初花凜々』はアルバムの先行シングルとして、リリースされました。同曲は、楽曲の質・Coccoさんの本格復帰作ということもあってか、15万枚近いヒットを記録、日本レコード協会よりゴールド認定がなされました。Coccoさんの20周年ベストアルバム『20周年リクエストベスト+レアトラックス』にも収録されました。私自身は、今聴いても多くの人に届きうる楽曲なのではないかと感じました。


 『初花凜々』はミドルテンポのバンド曲です。タイトルなどからも想起されるように、全体として爽やかなバンドナンバーであり、非常に普遍性がある作品です。歌メロも非常にメロディアスです。作詞作曲はCoccoさん、編曲はSINGER SONGERによりなされております。

 『初花凜々』の音域的な特徴についてです。同曲は、地声最高音がhiBであり、一般的な女性の音域の範囲内で歌メロが作られております。一方で、楽曲全体を見ると、AメロBメロ辺りから比較的高音域が多く登場します。そのため、曲全体を通してmid2G#~hiB辺りの中高音域が多く登場するなど、意外とスタミナも要求されるのではないかと思います。
 一般的な女性が歌う場合は原曲キーでも可能ですが、高音域が苦手な方などはキーを下げてもよいと思います(キー下げは少しであれば可能)。ちなみに、男性が同曲を歌う場合、原曲キーから3~4つ程度下げるとよいと思います。 
 

 最後に『初花凜々』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F#(F#3)~【地声最高音】hiB(B4)、【裏声最高音】hiD#(D#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域の範囲内です。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiBはAメロ、サビで登場します。登場回数は6回程度です。この辺りは一般的な女性の音域の範囲内です。ただ、hiA#,hiB辺りはしっかり歌い慣れていないとスムーズな発声が損なわれやすいです。少しずつ練習を重ねてください。歌い慣れていない人や高音域が苦手な方は少しキーを下げてもよいと思います。

 『初花凜々』は低音域に若干の余地があり、少しであればキー下げは可能です。同曲は地声高音がそこまで高くはないですので、歌い慣れてた人であれば、自分の得意なレンジに調整することが可能なのではないかと思います。一方で、音域自体が広めであるため、歌い慣れていない人などは少し難しい部分が出てくるかもしれません。
 キー調整を行っても難しいと感じた方は、別の易しめの曲と並行して練習してください。また、「Aメロは曖昧でもいいのでサビは頑張る」というように、練習に強弱を付けてもよいと思います。
 同曲は、メロディーが親しみやすく、カラオケなどにも向きやすいと私は考えております。そのため、キー調整も含め、音域が合う方にはお奨めしたい1曲です。

 『初花凜々』を原曲キーで歌唱する場合、hiA#やhiBなどが地声でしっかり歌いこなせる力が求められます。サビでは【hiBhiA#[ハ][ー]A#m2G#[ハ][ロー] ハロA#[ー] G#[ハロ]ー】のようにmid2G#~hiB辺りが連続して登場する場面もあります。そのため、「標準より若干低めの音域の女性~標準よりやや高い女性」などが合いやすいです。
 ちなみに、男性だと高音域が非常に得意な方は原曲キーでも歌唱可能です。ただ、一般的にはやはりキー下げを推奨します。

 『初花凜々』はこの春から夏にかけて特に合いそうな爽やかなバンド曲です。メロディーなども親しみやすいですので、興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。

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コメント

  1. 名無しA より:

    もう少し後でリクエストしようかと思ってたんですが、いい機会なのでCoccoさんの「Raining」をお願いしてもいいですか。この曲はAimerさんもカバーしてました。

    • もりっしー より:

      リストアップしておきます。
      Coccoさんは実は最近、昔のMVをアップし始めていて
      何か取り上げたいと考えていたのです。