『あいまいでいいよ』(羊文学)
【地声最低音】mid1F(F#3)
★m2F#[こいび]とたちは今もm1F#[ま]だ【Aメロ】
★よくあるm2G#–hiA#[う[た]のロマンスのm1F#[か]げ
【地声最高音】hiB(B4) ※Cメロで4回程度
★hiC#裏[そうして僕]hiB地–hiA#[た]ちは]【Cメロ[大サビ]】
★hiA#–hiB[飲み干せ[な]い]m2G#[ま]まの[微A#[温]いコー[ヒA#[ー]を
【裏声最高音】hiD#(D#5) ※サビなどで登場
★あいm2F#[まい]hiC#–hiD#[で[い]い][よ]【サビ】
★(後回しで)hiC#裏–hiA#地[わ]す]C#–hiD#[れ[ちゃ]お]うm2G#[よ]
★夢のようhiC#裏[だ] 夢のようhiD#[だ]ぁ]【ラスト】
【補足】mid2G#~hiA#辺りのフレーズ一覧
★ (本当のことは)hiA#–m2G#[あ]と[ま][わし]m2F#【サビ】
まず、『あいまいでいいよ』についてです。この楽曲は、2020年に3人組ロックバンド羊文学によりリリースされたシングル作品です。配信限定のシングルであり、アルバムとしては、同じ年の『POWERS』に収められました。同アルバムには、当ブログでも以前に取り上げた『1999』(過去記事)等が収録されております。リリース時期などを考えても、『あいまいでいいよ』はアルバムのリード曲のような位置づけになるのではないかと思います。ミュージックビデオも制作・公開されており、一発撮りのパフォーマンス動画「THE FIRST TAKE」でも披露されております。
『あいまいでいいよ』はミドル~アップテンポのバンド曲です。歌メロはAメロサビCメロと展開し、比較的シンプルな内容となっております。ミュージックビデオなどを見ても感じますが、爽やかなサウンドや伸びやかな歌メロに、私は「青空」を感じました。
『あいまいでいいよ』の音域的な特徴についてです。同曲は、大よそ一般的な女性の音域の範囲内で作られております。低音域はやや低めですが、少しであれば、キー下げは可能です。
同曲は、サビ等の高音で「裏声」が多く使われております。そのため、ある程度器用な裏声発声が求められます。裏声の練習にも良さそうだと私は感じました。
ちなみに、同曲は「高音域が非常に得意な男性」などは原曲キーで歌唱することも可能だと思います。ただ、通常はあまり一般的ではなく、標準的な男性はキーを下げた方が歌いやすいと言えそうです。
最後に『あいまいでいいよ』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F(F#3)~【地声最高音】hiB(B4)、【裏声最高音】hiD#(D#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域の範囲内です。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1F#はAメロで登場します。このmid1F#辺りは女性の音域の範囲内ですが、低音域が苦手な方は少し歌いにくいかもしれません。人によってはキーを上げてもよいのではないかと私は分析しました。
次に地声最高音hiBについては、Cメロ(もしくは大サビ)の部分で登場します。登場回数は4回程度です。この辺りは、一般的な女性の音域の範囲内ですが、慣れていないとスムーズな発声が損なわれやすいです。ただ、hiB,hiA#辺りは女性にとっては比較的克服しやすいレンジですので、少しずつ練習を重ねてください。「標準よりやや低め~標準的な音域の女性」も、慣れてくると原曲キーでチャレンジすることが可能です。
『あいまいでいいよ』は低音域に若干の余地があり、少しならばキー下げは可能です。ある程度歌い慣れた人であれば、自分の得意なレンジに調整することが出来そうです。また、先述のように、高音域が得意な女性などはキーを上げてもよさそうです。私なりの印象ですが、同曲は「器用な裏声など難しい部分もあるが、メロやリズムなどは比較的取っ付きやすい」と感じました。
『あいまいでいいよ』は歌詞なども素晴らしく、個人的に好きな楽曲です。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。
コメント
ありがとうございました。人懐こいメロディで歌いたくなってしまう曲です。僕は羊文学の曲はキー5下げくらいで歌うことが多いです。女性曲の中ではあまり下げずに済みそうだし、下げすぎると裏声でつっかえそうになるかもです。
記事にしてもらった矢先でアレですが、2曲リクエスト追加でお願いいたします。
・カネコアヤノ/祝日 (←これフェスで藤井風さんがカバーされてたみたいですね)
・折坂悠太/さびしさ
羊文学は女声としてはそこまで高くないので
その点でキー調整しやすいですね。
リクエスト了解です。私も動画を見たわけではないですが
藤井さんがカバーされたという話は聞きました。