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『ナイトダンサー』( 秋山黄色 ) の音域

 こんにちは。今回は秋山黄色さんの『ナイトダンサー』(2021)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。


『ナイトダンサー』(秋山黄色)、Night Dancer(Kiiro Akiyama)
『ナイトダンサー』(秋山黄色)の音域







【地声最低音】mid1A#(A#3) 

★ずっと夢の中に居たいm1C#[け]【Bメロ】
★「才能」なんてことばを口にしそうm1C#m1B[な[と]き]【2番Aメロ】

m1Bm1A#[な[み]だ]m1C#[の][ず]【ラストサビ[オク下げ]】
★世界m1B[がずっ]と見ないm1C#[フリして]いる


【地声最高音】hiB(B4)  ※全体で17回と多い

★涙のm2F#[か][を]m2GhiA[世[界]がずっhiBA[と見]ない]フリしてG[いる]ぅ]【サビ】
hiAm2Gm2F#[意義]ば]かり] [数]えている hiBA[い][で]も]
m2F#[支えあ]hiAhiB[い暮れる[日々][な]らば それが何より[いい]のになあ


【裏声最高音】hiE(E5) ※サビで登場

★何度躓いてhiA[も]hiBA[り][の]ない]hiE裏hiD[い]で]【サビ】


【補足】mid2F#hiAを含むフレーズ一覧

★一度止まればm2F#[もう]二度と m2G#[は]し]G#[せ]な]いような気がして【Aメロ】
★そm2F#[れでも僕]は こF#[れしかない]って
★夜風にあたって目が覚めたのなら 空を睨むんm2F#[だ]【Bメロ】

★星より光るゆm2F#hiA[め[が][し]いって 心だ[け]打ち上げている【サビ】

 まず、『ナイトダンサー』についてです。この楽曲は、2021年に男性シンガーソングライターの秋山黄色さんによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、2022年の『ONE MORE SHABON』に収められました。同アルバムには、『シャッターチャンス』(過去記事)、『見て呉』などのシングル曲が収録されております。

 さて、『ナイトダンサー』は「BOAT RACE」のCMソングとして書き下ろされました。私もYouTubeの広告などで記憶にあります。競艇は激しいモータースポーツですが、そうしたこともあり、秋山さんの楽曲もパワフルなロックナンバーとなっております。

 『ナイトダンサー』の音域的な特徴についてです。同曲は、男性曲としては高いレンジで歌メロが作られております。そのため、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。
 一方で、同曲は、低音域もかなり低いです(Aメロなどの一部ですが)。そのため、キー下げにはあまり向きません。キー調整をするにしても、標準より高めのレンジを持った男性向けでではないかと私は分析しております。



 最後に『ナイトダンサー』の音域についてですが、【地声最低音】mid1A#(A#3)~【地声最高音】hiB(B4)、【裏声最高音】hiE(E5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、高いです。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid1A#はラストサビで登場します。ここでは通常のサビメロの1オクターブ下が歌われております。登場回数は1回程度です。その他にも、mid1Bなど男声域としては低めのレンジが多く見られます。そのため、低音域が苦手な男性等は歌いにくいかもしれません。
 同曲は低音域が低いため、女性が原曲キーで歌うことは困難です。音域が極めて広く、難しいところはありますが、女性はキーを上げた方が歌いやすいのではないかと思います。

 次に、地声最高音hiBはサビを中心に登場します。登場回数は17回と多いです。そのため、一般的な男性はキーを下げた方が歌いやすそうです。ただ、先述しておりますが、同曲は低音域も低いため、キーを下げる余地があまりありません。


 『ナイトダンサー』は音域がかなり広い作品で、大きなキー調整には向きにくいです。そのため、キーを下げるにしても、ある程度高音域が得意な歌い慣れた人向けの楽曲になると思います。歌える人が限定されそうな楽曲です。その点は留意しておいてください。

 『ナイトダンサー』を原曲キーで歌唱する場合、高音域ではhiB辺りがしっかり歌いこなせる力が求められます。また、低音域も低く、mid1Bなどが必須です。そのため、「ある程度高音域が得意な男性」が原曲キーにマッチしやすいと感じました。逆に、「高音域が得意過ぎる男性」だと低音部分が歌いにくく感じられるのではないかと私は分析しております。


 『ナイトダンサー』はアッパーなバンド曲であり、カラオケなどでも歌いやすいと思います。また、歌詞も前向きで、勇気づけられる方も多そうです。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。

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