(2020/01/28)mid2E~mid2F等の音階も含め、記載しました。
(2019/03/06)初投稿
こんにちは。今回はレミオロメンの楽曲『3月9日』(2004)を取り上げたいと思います。約15年前の作品です。よろしくお願いします。
『3月9日』(レミオロメン)、3gatsu 9 nichi[kokonoka] (Remioromen)
2004年3月9日発売【アルバム『ether [エーテル]』収録】

【地声最低音】mid1C(C3)
★あなたにとって私も「そう」でありたい(サビ部分)
★上手くはいかぬ「こ」ともあるけれど 天を仰げば それさえ小さくて(2番Bメロ)
【地声最高音】mid2G(G4)
★m2F[ま]m2E[ぶ]たm2G[の]E[うらに] い[る]G[こ]F[とで](サビ)
★この先も 隣で そっと微m2G[笑]m2F[んで](Cメロ)
★m2F[ラ]m2E[ラ]F[ラ]E[ラー] [ラ]m2G[ラ]F[ラ]E[ラ]ラー(アウトロ)
★m2F[ラ]m2E[ラ]F[ラ]E[ラー] [ラ]m2G[ラ]F[ラ]E[ラ]F[ラー]
★m2F[ラ]m2E[ラ]F[ラ]E[ラー] [ラ]m2G[ラ]F[ラ]E[ラ]ラー(アウトロ)
★m2F[ラ]m2E[ラ]F[ラ]E[ラー] [ラ]m2G[ラ]F[ラ]E[ラ]F[ラー]
※アウトロは歌詞の無い部分です。
【補足】mid2E~mid2Fの注意箇所
★m2F[ひ]m2E[と]みを閉じれば あなたが
『3月9日』は3人組ロックバンド・レミオロメンにより2004年にリリースされた楽曲です。2005年にテレビドラマ『1リットルの涙』の挿入歌と使用され、主題歌の『粉雪』とともに非常に知名度が上昇しました。元々はメンバーの友人の結婚を祝う目的で制作されましたが、ドラマの影響もあり、卒業を祝う楽曲として定着しました。
因みに『3月9日』のプロデュースはレミオロメンと小林武史さんが担当しています。小林武史さんはレミオロメンはもちろん、Mr.ChildrenやMy Little Loverのプロデュースでも知られ、最近ではback numberのプロデュースにも携わっています。小林武史さんのプロデュースではキーボードやストリングの音が多用されるイメージが強いのですが、この楽曲はバンドサウンドを中心に据えた楽曲に仕上がっております。
『3月9日』の歌詞についてですが、元々は結婚を祝るために制作されたため、あなたとの繋がりが強調される内容になっております。一方で、卒業ソングとしての側面としては「新たな世界の入口に立ち 気づいたことは 1人じゃないってこと」、「この先も 隣で そっと微笑んで」というフレーズが旅たちや別れを連想させます。携帯電話等の普及により、卒業後も学友との友人関係を維持しやすくなったことが影響しているのではないかと推測しています。
個人的には「砂ぼこり運ぶ つむじ風 洗濯物に絡まりますが」や「青い空は凛と澄んで 羊雲は静かに揺れる 花咲くを待つ喜びを 分かち合えるのであれば それは幸せ 」といったフレーズが耳に残ります。どちらも春を思わせるのどかなフレーズです。
さて、『3月9日』の音域についてですが、地声最低音mid1C(C3) ~地声最高音mid2G(G4) でメロディーが構成されています。AメロBメロと低音部が多く、そこがキツイという人もいるかもしれません。AメロBメロは最低音に次ぐ低い音階であるmid1C#辺りが多く登場します。最低音mid1Cはサビ部分に登場します。
したがって、人によってはキーを上げた方が歌いやすいという場合もあると思います。サビ部分はボーカルの藤巻亮太さんの力強さが印象的ですが、必ずしも力強く歌う必要は無いと思います。低音部を安定的に歌うことを意識した方が良いのではないかと思います。
音域的には一般男性の範囲内ですが、歌いこなすのは難易度が高いのではないかと思います。普段歌い慣れていない人は別の曲で歌い慣れた上で、歌唱した方が良いと考えております。
この楽曲はカラオケなどで盛り上がるという類の曲ではないですが、多くの人の思い出に寄り添う楽曲であると思います。卒業の時期にぴったりの楽曲でないでしょうか。