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『ないものねだり』(KANA-BOON)の音域と感想

こんにちは。今回はKANA-BOONの『ないものねだり』(2013)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。

『ないものねだり』(KANA-BOON)、Naimono Nedari


『ないものねだり』(KANA-BOON)











【地声最低音】mid2B(B3)  

君だってないものねだり 何が欲しいの? m2B [お]m2F#[え]

【地声最高音】mid2G#(G#4)  
【裏声最高音】hiC#(C#5)

いつだってワガマm2F#[マ]m2G#[ばっ][か]で 子hiC#[ど]hiB[も]みたいね
ゆらゆらゆらゆら君のm2F#[こ]m2G#[こ][ろ]、は[な][れ][な][れ]



 まず、『ないものねだり』についてです。この楽曲は2013年に4人組ロックバンドKANA-BOONによりリリースされたアルバム『僕がCDを出したら』に収録されているナンバーです。元々、2012年にリリースされたアルバムに収録されていたものですが、再アレンジされたものが全国流通盤としてリリースされました。
 『ないものねだり』はKANA-BOONの作品の中でも特に知られた楽曲の一つであると思います。Youtubeの公式チャンネルで公開されているMVは2019年5月現在、およそ7000万回もの再生回数を記録しています。

 さて、『ないものねだり』のサウンドについてです。いわゆる疾走感のあるギターロックなのですが、この『ないものねだり』は「四つ打ち」と呼ばれるリズムを刻んでいるの代表的な作品の一つとして列挙されることがあります。KANA-BOONだけが四つ打ちスタイルを取っているわけではなく、ロックバンドでは2000年代辺りからそうした傾向が見られ、最近でもそうした流れは強くあると思います。私自身が、四つ打ちのギターロックと聞いて、何となく最初に頭に浮かんだのが『ないものねだり』でした。
 ちなみに、ディスコミュージックがルーツといわれる四つ打ちが、ロックでも隆盛を誇っている一因として、90年代に一世を風靡した小室哲哉さんの影響があるのではないかと言われています。

 また、面白いと思った点はメロディーです。この『ないものねだり』は基本的にAメロとサビが同じようなメロディーで展開されます。この楽曲はAメロとサビでの構成なので、メロディー自体はほとんど変化がないということになります。それでいながら、しっかり4分半もの時間を退屈せずに楽しむことが出来ます。楽器の演奏が、1番と2番でアレンジが明確に異なっていたり、「ゆらゆらゆらゆら」といった中毒性のフレーズがサビで頻出するなど、リスナーの取っ掛かりとなる工夫が要所要所で行われているため、メロディーが繰り返しであっても飽きないのだと私は考えています。非常に面白いです。

 



 さて、『ないものねだり』の音域についてですが、【地声最低音】mid2B(B3)~【地声最高音】mid2G#(G#4)、【裏声最高音】hiC#(C#5)でメロディーが構成されています。先述しましたが、メロディー自体は同じようなフレーズの繰り返しです。地声で展開されるのは、上図に示された黄緑色のところだけです。ポップスのメロディーとしてはかなり狭いのではないかと思います(当然裏声の部分がありますので、それを加えると1オクターブ+2音でそれなりの音域になります)。
 
 同じようなフレーズが繰り返されるので、歌詞やメロディーを覚えるのは難しくないと思います。一方で音域自体は決して低いわけではなく、原曲キーは一般的な男性の音域と同じか少し高いといったところです。ゆえに、mid2Gある程度歌いなれた人でないと形にはなりません。mid2F,mid2Gといった音階を高い精度で歌いこなせるようにしてください。
 また、音域自体は広いわけではないので、歌いなれていない人はキー下げの練習しやすいと思います。ゆえに練習曲の一つとして『ないものねだり』を使用するのはありえる選択肢だと思います。
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