『敗北の少年』(PENGUIN RESEARCH)、Haiboku no Shounen
【地声最低音】mid1D#(D#3) ※Aメロで頻出です
★m1D#[ぶ]つかっ[て] [逃]げ込ん[で]
【地声最高音】hiA#(A#4) ※サビで登場
★敗hiA#[北]m2G[の]m2F[少]G[年] 現A#[実][をう][た][え]
★あんhiA#[な]m2G[風]m2F[に]そ[ら][は][飛]べ[や]G[し]F[な]いんだ
【補足】mid2F~mid2G辺りの注意点
★これぐらいじゃ 届かないこと 分かっていたm2F[のに](Bメロ)
まず、『敗北の少年』についてです。この楽曲は2016年に、5人組バンドPENGUIN RESEARCH(ペンギンリサーチ)によりリリースされたアルバム『Will』に収録されている楽曲です。オリジナルは、バンドのソングライティングを手掛ける堀江晶太(kemu)さんが、ボカロ曲として2014年に公開したものであります。よって、本作はセルフカバー作品ということになります。
『敗北の少年』について少し述べます。この楽曲は疾走感のあるバンドサウンドです。歌メロディーについては、AメロBメロサビの形式で進行し、「ホップステップジャンプ」といった感じで盛り上がっていきます。また、メロディーについてはヨナ抜きの音階になっております。楽曲自体は必ずしも日本的というわけではないのですが、こうしたメロディー構造によりどこか親しみやすさが演出されています。
さて、『敗北の少年』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D#(D#3)~【地声最高音】hiA#(A#4) でメロディーが構成されております。一般的な男性の音域より、やや高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最高音hiA#はサビで登場します。この辺りの音階は一般的にはやや高めのキーですので、場合によっては上手く発声できないこともありえます。状況次第ではキーを下げることも考えてください。原曲キーから2程度下げると、最高音がmid2G#辺りに設定されるので、歌いやすくなると思います。
一方で、『敗北の少年』ではmid2G,mid2Fといった一般的な男性でも届きうる音階も多く登場します。この辺りの音階を確実に歌いこなすことも重要です。
難易度としては「みんなが歌えるほど簡単ではないが、『高難易度』と言える程には難しくはない」といったところだと思います。
ちなみに、この楽曲を女性が歌唱する場合は、原曲キーではやや歌いにくいと思います。原曲のGUMIバージョンだと【mid1F~hiC】になりますので、こちらの方を参考にした方が良いです。
ただ、こちらの場合でも、mid1FがAメロで頻出しますので、やや歌いにくい可能性もあります。その辺は適宜調整すると良いと思います。