『茜』(ヨルシカ)

【地声最低音】mid1C(C3) ※Aメロで16回と多い
☆m1C–m1D[ま]ど]るむ夕日m1F[の] C–F–E^[向](こう[が]わの] 【Aメロ】
★m1C–F[い]ま]眠る雲F[の]
★知るm1F–m1E[や[き]み]
※☆のm1Dはm1Fで歌っても違和感は少ないと思います
【地声最高音】hiC(C5) ※サビで5回程度(裏声っぽい場面もある)
★hiC–A–m2G[あぁぁな]た]の]よろA[こ]び]を【サビ】
☆そのhiA–m2G[こ]え]を[聞A–hiC地[かせ[て]
※☆のhiCは裏声かもですが、今回は地声としてます
【裏声最高音】hiC(C5) ※サビで登場
★よろhiA–m2G[こ]び]を[聞A–hiC裏[かせ[て]【サビ】
★hiC裏–hiA地–m2G[あか]ね]よ]
【補足】hiA~hiC辺りを含むフレーズ
★hiA–hiA#^[まぶ[た]を]震わせ[て]【サビ】
☆hiA[トゥ]トゥhiC裏[ル]トゥー] A[トゥトゥ]トゥC[ル]トゥー]
※☆は歌詞表記にないため最高音には加えてません
★hiA–hiA#^[まぶ[た]を]震わせ[て]【サビ】
☆hiA[トゥ]トゥhiC裏[ル]トゥー] A[トゥトゥ]トゥC[ル]トゥー]
※☆は歌詞表記にないため最高音には加えてません
まず、『茜』についてです。この楽曲は、2026年に音楽ユニット・ヨルシカによりリリースされたシングル作品です。同曲は、桜井のりおさんの同名漫画を原作とした劇場アニメ『僕の心のヤバイやつ』に主題歌として書き下ろされました。楽曲の質も相まって、ストリーミングランキングなどでもチャートインしています。ただ、ヨルシカが今春にリリースしたアルバム『二人称』には未収録となっています。
『茜』の音域的な特徴についてです。同曲は、女性の音域としては低音がかなり低い点が特徴的です(高音は標準の範囲内)。人によっては少しキーを上げた方が歌いやすいかもしれません。
今回の楽曲は、Aメロとサビから歌メロが作られています。サビはmid2G~hiC辺りが中高音となり、おおよそ標準的です。一方、Aメロについてはmid1C~mid1F辺りが多く、女性曲としてはかなり低いレンジです(私が過去に取り上げた女性曲の中でも最も低い部類)。そのため、一般的な音域の女性については、いくらかキーを上げた方が歌いやすいと想定しています。
今回の楽曲は低音がかなり低い分、全体の音域が広いです。音域の広さという点で難易度が高い曲です(低音の負担がかなり大きく、中高音の方がやや少ない)。
男性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから3~5つ程度下げてみてください。ただ、今回は男性にとってもそれなりに音域が広いため、歌える人が限定されるかもしれません。今回は「高音域が非常に得意な男性」などは原キーで歌唱しうるかもしれませんが、ボーカルsuisさんに近いニュアンスで歌唱する場合はやはり少しキーを下げた方がより安定すると思います。
最後に『茜』の音域についてですが、【地声最低音】mid1C(C3)~【地声・裏声最高音】hiC(C5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域と比べ、低音がかなり低いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1CはAメロで計16回登場します。このmid1Cに次ぐ低音としては、mid1Eが底になる場面が計10回、mid1Fが計8回程度登場します。こうした点を考慮すると、女性曲の低音としては極めて低く、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから2~4つ程度上げてみてください(ただ、人によっては逆に高音が歌いにくくなるかもですが)。
次に、地声最高音hiCはサビで計5回登場します(裏声っぽいところもあるので、hiCの回数はおおよその目安)。このhiCに次ぐ地声高音としてはhiA#がピークとなる場面が全体で8回、hiAが25回登場します。こうした点を考慮すると、おおよそ女性の音域の範囲内であると私は分析しました。一般的な音域の女性が原曲キーで歌唱しうる高音レンジです。「中高音寄りの声域の女性」などは少しキーを上げてもよいかもしれません。
『茜』は低音域がかなり低く、キーを下げる余地はほとんどありません。今回の楽曲は音域が広いため、キー調整の融通は利きにくく、その点が1つの大きなハードルとなります。ただ、どちらかといえば中高音がやや控えめではあるので、人によっては少しキーを上げるのもよさそうです(特に「中高音域が得意な女性」など)。
今回の楽曲はメロやリズムは比較的わかりやすいです。音域がマッチするのであれば練習曲やカラオケにもおススメです。今回は女性曲としてはかなり低音が辛い曲であるため、低音を鍛える練習にもよいと思います。ただ、mid1C辺りになると女性には相当歌いにくいので無理は禁物です。
『茜』を原曲キーで歌唱する場合、mid2G~hiCといった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回はサビを中心にこれらが登場します。一方、Aメロについては低音が多く、女性の音域としては極めて低いレンジです。
こうした点を考慮すると、「中低音が得意な女性(高音は「標準的orやや低め」位)」の女性にマッチしやすいと私は分析しました。
【まとめ】
①Aメロの低音が極めて低い。サビは標準的
②原キーだと「中低音が得意な女性(高音は「標準的orやや低め」etc.)」向け
③音域が広いため、キー調整しづらい
④メロやリズムは比較的わかりやすい
⑤低音の練習によいかも。女性にはかなり歌いにくいので、無理は禁物