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『Will Be King』(GLAY)の音域

こんにちは。今回はGLAYの『Will Be King』(1999)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回もリクエストによる選曲です。
 なお、『Will Be King』はアーティストおよびレーベルの公式チャンネルなどでMVや音源が公開されておりません。よって、当ブログにおいても添付動画はありません。ご了承ください。


『Will Be King』(GLAY)


【地声最低音】mid1A(A2) 

★Days of the roses m1A[In the] heart In the heart
m1A[あ]の空の上 A[て]んしにも似た 
A[い]のちのキラメキA[を]憶えてる

【地声最高音】hiB(B4)  

★Last m2G[Ga-]m2F#[-te] hiB[え]hiA[る][ま][で][~]
★ 超hiB[え]hiA[る][ま][で][~]B[~](2回目以降)
hiB[勝てるまで]


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【補足】mid2F#hiAの注意箇所

★いつも2人で 分け合えたものは やm2F#[す]らぎに満ちていて
★輝やいていたm2F#[な] believin’ you m2F#[ooh] hiA[ooh]

★まだ見ぬ世界へと助走をつけて飛べばいm2G裏[い]
★時を急ぎすぎた 2人の代償m2G[を]
★(Just m2G[Ga-]m2F#[-te]) m2F#[遠くまで][~]G


※(Just Gate),(Last Gate)の部分は歌詞カードには表記されていません
『Will Be King』(GLAY)









 まず、GLAY(グレイ)について簡単な説明します。GLAYは1988年に結成、94年にメジャーデビューした4人組のロックバンドです。外見的な特徴からヴィジュアル系として知られています。音楽的なジャンルとしては、パワーポップ、ビートロックなどに当たります。また、プログレッシブロックの要素を持った作品も見られます。
 代表的な楽曲は多くありますが、『BELOVED』、『HOWEVER』、『Winter Again』、『誘惑』などが非常に知名度が高いのではないかと思います。1997年にリリースしたベストアルバムは500万枚ものセールスを記録、99年に行われた幕張メッセのライブでは1度のライブで20万人を動員するなど、当時爆発的な人気を印象付けました。90年代を代表する日本のロックバンドの一つといえると思います。

 さて、『Will Be King』についてです。この楽曲は1999年にリリースされたGLAYのアルバム『HEAVY GAUGE』(ヘヴィ・ゲージ) に収録されている楽曲です。このアルバムには先に上げた人気曲『Winter,again』などが収録されているため、『Will Be King』はやや知名度が低い作品かもしれません。テレビCMのタイアップが付いております。

 『Will Be King』は2つの楽章からなる曲であり、7分を超える作品となっております。前半のゆったりとした部分と、ミディアムテンポで、サビのような盛り上がる場面を持った後半部分に分かれております。個人的には前半の荒涼とした世界を思わせるギターの音色が非常に好きです。

 音域的には前半の部分で地声最低音などの箇所が登場します。前半部分はmid2F#あたりが最高音になり、非常にテンポも緩やかです。普段歌い慣れていない人は、この前半の楽章を中心に練習しても良いかもしれません。そして、後半の部分で高音域のメロディーが登場します。このあたりになると、一般的にはやや高い音階が登場します。




 さて、最後に『Will Be King』の音域についてですが、【地声最低音】mid1A(A2) ~【地声最高音】hiB(B4)で歌メロディーが構成されています。一般的な男性の音域よりも高めです。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiBについては、楽曲の後半部分に登場します。サビのような盛り上がる場面です。この中で、GLAYのボーカルTERUさんが特にエモーショナルに歌唱してる箇所が大体hiBになります。このあたりの音階はTERU自身もやや苦しそうに歌唱されていますが、一般的にもかなり高い音階になります。楽曲のニュアンスを考えると、少しコントロールできないような声色で歌唱しても差し支えないと思います。しかし、音が大きく外れたり、声が出なかったりする場合はキーを下げたほうが良いかもしれません。

 一般的な男性の場合は、原曲からキーを2つ程度下げるとよいのではないかと思います。この場合だと、地声最高音がhiAになり、やや高めになります。しかし、その高めの部分を苦しそうに歌う方が楽曲のニュアンスを上手く表現できるのではないかと私は考えております。
 
 一般的な音域の男性は、まずはmid2G,mid2Fといった音階を目標にして練習するのが良いのではないかと思います。『Will Be King』の盛り上がる場面【(Just m2G[Ga-]m2F#[-te]) m2F#[遠くまで][~]G…】の部分がちょうどそうした音階になりますので、hiBの部分もこのフレーズで歌唱するのも良いと思います。ただ、この場面は、mid2G,mid2F#といった音階が連続的に登場していますので、少し難易度が高いと思います。

 また、『Will Be King』は音域が広めですので、普段歌い慣れていない人は楽曲全体を歌いこなすのが非常に難しいと思います。前半の楽章のみで練習するか、もしくは別の曲で歌い慣れたうえでチャレンジするのが良いのではないかと思います。

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コメント

  1. ぶどう糖 より:

    こんばんは。
    いつも参考にさせていただいております
    ELLEGARDENの「ロストワールド」の音域が知りたいです。よろしくお願いします。

  2. もりっしー(管理人) より:

    >>1
    いつも閲覧いただきありがとうございます。
    エルレの『ロストワールド』了解しました。
    リクエストが増えており、少しお時間を頂きますが
    なるべく早くアップロード致します。