カテゴリー

『Cruel Summer』(テイラー・スウィフト)の音域

こんにちは。今回はテイラー・スウィフトの『Cruel Summer』(2019)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。


『Cruel Summer』(テイラー・スウィフト)、(Taylor Swift)


『Cruel Summer』(テイラー・スウィフト)











【地声最低音】mid1A(A3) ※Bメロで登場

★’m always waiting for you to be waiting be-m1A[-low](Pre-Chorus)


【地声最高音】hiE(E5)  ※Cメロ(Bridge)で登場

①I hiE,hiD[ love you, ain’t that the worst thing you ever heard?”]
②I hiE,hiD[ love you, ain’t that the worst thing you ever heard?”]

※上の2つは全く同じフレーズでhiEとhiDが交互に登場します。①の方法で記載すると、分かりやすさは少ないですが、私自身の手間はほとんどかかりません。一方、②の方で記述すると分かりやすいですが、私自身は非常に手間がかかります(説明が詳しい分、ミスも起こりやすいです)。私のブログが今後どのように表記するか試行錯誤中なのですが、今回は2通りの方法で記述しておきます。

【裏声最高音】hiE(E5) ※Chorus(サビ)で登場

hiA[It’s a] hiE[cru-]hiC#[-e-]hiB地[-l su-]-mm[-er]hiA


【補足】hiAhiC#辺りの注意箇所

★Devils roll the hiA[dice], angels roll their [eyes]hiA(Bメロ)

hiA[And it’s] hiC#[ne-]hiB[-w], hiB[the shape of your bo-]hiA[-dy](サビ)
hiA[It’s] hiC#裏[cool], hiB[that’s what I tell]A[ ’em No] rules in breakable heaven

★And if I bleed, you’ll be the last to kno-[-w]m2F#(2番)

hiC#[I] hiB[don’t] C#[wan-]B[-na]C#[ keep se-]B[crets]C#[ just] B[to] C#[ke-]B[-e]hiA[p you And I]
hiC#,hiBが交互に登場[He looks up, grinning like a devil](Cメロ)

☆の部分は2つともメロディー自体は似ており、hiC#とhiBが交互に登場します。しかし、上のように記載すると、英語のつづりが小間切れになってしまい、大変見にくいです。下は手間はかかりませんが、少し分かりにくいです。今後どのように表記するべきか、現在試行錯誤中です。



 まず、『Cruel Summer』についてです。この楽曲は、2019年にテイラー・スウィフトさんによりリリースされたアルバム『Lover』に収録されているナンバーです。シングルやリード曲などではありませんが、私個人としては非常に耳馴染みしやすい楽曲であると感じました。

 『Cruel Summer』はミディアムテンポのシンセポップです。米国ではストリーミングなどを意識し、楽曲の演奏時間が短い作品が増えております。そうしたこともあってか、この『Cruel Summer』も3分弱の密度の濃い作品に仕上がっております。以前取り上げた、『The Man』も含め、アルバム『Lover』は収録曲18曲中16曲が演奏時間が4分以内であり、5分以上演奏されている楽曲は1曲もありません。
 一方、『Cruel Summer』はサビ(Chorus)やCメロが日本人にも馴染みやすい形で作られています。その点は以前取り上げた『The Man』よりも分かりやすいと思います。個人的には宇多田ヒカルさんなどが好きな人はハマりやすいのではないかと思います。

 『Cruel Summer』の音域的な特徴についてです。上図のように、非常に音域が広いです。女性がmid1Aなどを歌唱するのはかなりしんどいと思います。ただ、テイラー・スウィフトさんも部分的に1オクターブ上のメロディーを重ねていますので、場合によってはBメロ(Pre-Chorus)の一部は1オクターブ上の部分を歌唱してもよいと思います。



 さて、『Cruel Summer』の音域についてですが、【地声最低音】mid1A(A3)~【地声最高音】hiE(E5)、【裏声最高音】hiE(E5)で歌メロディーが構成されています。 一般的な女性の音域よりも高く、また音域が広いです。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid1AがBメロで登場します。ここは女性にとってはかなり低い箇所です。ただ、先にも述べましたように、1オクターブ上のコーラスが充てられていますので、そちらを歌唱してもよいです。その部分を除けば、最低音はmid1Eになります。

 地声最高音hiEはCメロで登場します。計2回登場します。この辺りは一般的な女性にとっては高い音階になります。場合によってはキーを下げることも視野に入れてもよいと思います(ただ、この楽曲は低音もかなりきついです)。一方で、メロディー自体はhiEとhiD辺りが交互に登場する比較的直点的な旋律ですので、やや荒っぽくなってもよいので、原キー頑張ってみるというのも一つの手だと思います(歌い慣れていることが前提です)。

 『Cruel Summer』は低音が低めなので、キーを下げる余地も多くはありません。その点でやや融通が利きにくい楽曲とも言えます。普段歌い慣れていない人の場合、歌いこなすのが非常に難しい作品です。そうした人の場合、別の曲で歌い慣れた上でチャンレジするのが吉だと思います。
 逆に普段から歌い慣れているカラオケなどが得意な方は、低音も高音も骨があり、楽しめる楽曲と言えます。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする