『closer』(PEOPLE 1)
【地声最低音】mid1A(A2)
★m1B–m1C#[アイ]キャント]ストップザフィーリング ベイべー【イントロ】
★m1C–m1A[ぐ[る]ぐ[る]ぐ[る]ぐ[る]ほしはめ])ぐる【Dメロ】
【地声最高音】hiB(B4) ※全体で5回程度
★hiB地–hiA[ひどいフレー]バ]ーhiF#裏–E[の]ぉ] 夢B地–A[想を飲み]干し]て【大サビ】
★アイキャントストップF#–m2G#[ザ[フィー]リング]hiB[ベイべー]
【裏声最高音】hiF#(F#5) ※大サビやアウトロで登場
★君はhiC#裏[どう]思うだhiE–hiF#裏[ろぉぉ[おお]ぉぉ]【アウトロ】
【補足】mid2F(一部略)~hiEを含むフレーズ一覧
★それでも僕ら分m2E–m2F[かち合[い]た]い こ[こにF[い]たい]【1番Bメロ】
★たとえ世界がm2E–m2F[想像[以]上]に残[酷]だとしても
★クローザー m2G[何食わ]ぬ顔E[で] [手を取F[り]合っ]て【1番サビ】
★m2E–m2F[なんとか[な]るっ]て[伝えF–m2G[た[いん]だ
★クローザー m2G–m2E[デタラメな温]度]で【2番サビ】
★m2G–hiC裏–hiB[デタラメな[温]度]で] 胸を躍らせて
★たとえせかm2G裏–hiA[いが[い]ま]も残m2E[酷]だとしても【Dメロ】
★ぼm2F#–m2G#[く[は] G#–hiA地[さとっ[たふ]り]をし]て【大サビ】
★(何食わぬ顔で) hiB裏–hiE–D#–hiC#[手を[取り]合っ]て]
★ぼm2F#–m2G#[く[は] F#–G#[君[と] G#–hiA地[笑っ[てい]たい]んだ
★m2G–F#[なん]でなん]だろう hiC#裏–G#地[どうし]て]なん]だG#[ろう]【アウトロ】
★hiB裏–hiA地–m2G#[どうにか]なっ]てし]まうよ[もう]
まず、『closer』(クローザー)についてです。この楽曲は、2023年夏にロックバンドPEOPLE 1によりリリースされたシングル作品です。配信限定のシングルとしてリリースされました。現在アルバムには未収録ですが、2024年1月にリリース予定のフルアルバム『星巡り、君に金星』に収められる見込みとなっています。同アルバムには、『銃の部品』や『紫陽花』、アニメのテーマ曲となった『DOGLAND』、『GOLD』なども収録予定です。
さて、『closer』はミドルテンポのバンド曲です。アコースティックギターを基調としたイントロから始まり、AメロBメロサビと展開します。ラストサビでは通常のサビとは異なる「大サビ」のような特別なメロが登場します。そのため、メロも種類が多く、全体的にバラエティに富んでおります。作詞作曲はフロントマンのDeuさん、編曲はDeuさんとHajime Taguchiさんの共同でなされました。
『closer』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としては高いレンジで歌メロが作られております。音域が広い楽曲ですが、一般的には少しキーを下げた方が歌いやすいと思います。
同曲は低音域としてはmid1Aが登場する等低い場面があります。反面、最終盤の大サビでは地声のhiBが連続するなど男性の音域としては高いレンジが続きます。そのため、低音~高音まで音域が広いです。
同曲は全体でみると音域が広いですが、イントロ~2番サビまではmid1B~mid2Gが地声レンジとなり標準的です。
最後に『closer』の音域についてですが、【地声最低音】mid1A(A2)~【地声最高音】hiB(B4)、【裏声最高音】hiF#(F#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域としては高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1AはDメロで登場します。このmid1Aは男性の音域の範囲内ですが、どちらかといえば低いレンジになります。そのため、低音適性がある人でも歌い慣れておく必要があります。高音域が非常に得意な男性はキーを上げるのも選択肢です(ただし、今回は高音もそれなりに高い)。
次に、地声最高音hiBは大サビで登場します。登場回数は5回程度です。同曲は2番サビまではmid2Gが6回程度と標準的ですが、大サビでは高い音が連続します。この辺りは男性の音域としては高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいと思います。
同曲は高音域が要求される場面は、大サビとアウトロに限定されます。そのため、場合によってはパート分けして歌唱するのも選択肢です。大サビは「女性」や「高音域が得意な男性」などに合いそうです。
『closer』は低音域も低いため、キー下げはしにくいです。今回の楽曲は低音~高音まで音域がかなり広く、大きなキー調整には向きにくいです。そのため、歌い慣れた人であっても一部歌いにくい部分が出てくる可能性があります。1人で歌唱する場合は、かなり力量が求められます。
同曲はメロディー自体は比較的わかりやすいですが、大サビの場面では転調が行われ、またリズムも少し取りにくくなってます。原曲を繰り返し聴いて、しっかり特徴をつかんでおきたいです。
『closer』を原曲キーで歌唱する場合、mid2F~hiB(裏声はhiE,hiF#)といった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。今回の楽曲は最終盤でhiBなどが登場しますが、大サビ以前はmid2E~mid2G辺りまでが多いです。また、裏声ではhiF#といった高いレンジが求められます。反面、低音域はmid1Aと低いです。
こうしたことを踏まえると、「(ある程度)高音域が得意な男性」が原曲キーにマッチしやすいと私は判断しました。今回の楽曲は低音~高音まで広いので、「標準的な男性」と「高音域が得意な男性」or「女性」など、場面ごとにパート分けして2人以上で歌うのもよいと感じました。
【まとめ】
①全体でみると低音~高音まで音域がかなり広い
②2番サビまでは標準的だが、後半にかけて音域が広くなる
③原キーだと「(ある程度)高音域が得意な男性」向け
④音域が広いため、パート分けして2人以上で歌うのもよい