『残機』(ずっと真夜中でいいのに。)、Zanki(Zutto Mayonaka de Iinoni)
【地声最低音】mid1G(G3)
★m2A[しょっ]ぱいぜ 初めて嗅いA–m1G[で舐[め]た]出会い【Aメロ】
★m2A[帰って]すぐに水やり 2A[人]間の営m1G[み]【2番Aメロ】
【地声最高音】hiG(G5) ※全体で1場面(2回)
★hiE–hiD[言]い[たい]こと])hiG–hiF#[ジャン]ケン ご[愛]顧][じゃ]E【ラストサビ】
【裏声最高音】hihiA(A5) ※サビおよびDメロ
☆hiG裏–hiD[た]め]G–hihiA[し[たい]わ] あたたhiB-hiC[か[く]て]【サビ】
★hiD[たんじゅ]んD–hiG裏[明[快]hihiA–G[でし]た]【Dメロ】
※ライブでは☆は副旋律扱いになるのではと推測してます
【補足】hiB(一部略)~hiEを含むフレーズ一覧
★もうhiC–hiB[譲]渡] 見せびらhiA[か]し合いましょ劣等感妄【Aメロ】
★hiA–hiB[変えられゃし[ない]ってわB–hiC[かっ[てる]か][らぁ]
★hiA[直感]で[自]己[中]な理[解不能プレイヤ]【Bメロ】
★hiC[も]と[めら]hiD#–hiE地–hiD[れ[た]な][ら]惨事会
★モットーhiC[もっ]と?もう意外C–hiE地–hiD[とつ[らい]の]に
★うhiE地–hiD[ざい]くらい] hiB[さ]E–D[けん]だって]喰らったっ[て]【サビ】
★hiE–hiD–hiB[栄]養に]なっ]てまた よ[ごD–E[し[あ]え]
★(絶体絶命な) 夜はhiB–hiD[気[持ちい]
★誰にhiB[も]hiC–hiD–hiE[め[い[わ]く]かC[け]た]くはないと思うが【Dメロ】
★hiB[だりいし痒いし薄っぺらい] くだ[らないことで笑いた]かった【ラスト】
★傷にはhiD[セッ]ションでD[絶]頂で[健]康で[き]もちいな
※地声hiEの場面が30回弱とかなり多い
まず、『残機』(ざんき)についてです。この楽曲は、2022年に音楽ユニット・ずっと真夜中でいいのに。によりリリースされたシングル作品です。10月現在、配信限定のシングルであり、アルバムには未収録です。
『残機』は藤本タツキさんの同名漫画を原作としたテレビアニメ『チェンソーマン』のエンディングテーマとして書き下ろされました。『チェンソーマン』は、1話ごとに異なるエンディングテーマを使用しており、これまでにVaundyとずとまよ、マキシマムザホルモンの楽曲が作中で流れました。ちなみに、意外かもしれませんが、ずとまよがテレビアニメの主題歌を担当するのは、今回が初となります(1話限定のエンディングテーマですが)。
さて、『残機』はアッパーなバンド曲です。作詞作曲は、ずとまよのACAねさん、編曲は100回嘔吐さんとずとまよの共同でなされております。ちなみに、「残機」とは、コンピュータゲームでプレイヤーが許されるミスの回数であり、これが0になるとゲームオーバー(ゲーム終了)となります。ずとまよのみならず、最近の多くのミュージシャンは、アニメやゲームの用語を歌詞として当たり前に用いているように感じます。任天堂からファミリーコンピュータが発売されてから約40年になりまっすが、「テレビゲームとJ-POPの歌詞の関係」などを調べてみるのも面白いかもしれません。
『残機』の音域的な特徴についてです。同曲は、J-POPの女性曲としてはかなり高いレンジで歌メロが作られております。そのため、通常はキーを下げた方が歌いやすそうです。
また、同曲については、非常に高い裏声も用いられておりますが、とりわけ地声高音の存在感が大きいです。地声高音としてはhiEが非常に多く登場し、原キーで歌唱される方は、この辺りがしっかり歌えることが一つの基準になりそうです。
ちなみに、男性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。今作は地声感が強いので、「高音域が非常に得意な男性」は原曲キーで歌ってみたい衝動に駆られるかもしれませんが、相当大変だと思います。
最後に『残機』の音域についてですが、【地声最低音】mid1G(G3)~【地声最高音】hiG(G5)、【裏声最高音】hihiA(A5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域と比べ、かなり高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最高音hiGについては、ラストサビで1場面(2回)だけ登場します。この辺りは、女性の音域としては相当高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。同曲は、hiGに次ぐ高音として、hiEをピークとなる場面が全体で30回近く登場します。全体を通して高音域の頻度が高いので、スタミナなども必要不可欠になりそうです。
『残機』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。ただ、同曲は低音もmid1Gと比較的低いですので、大きなキー下げには向きにくいです。キーを調整するにしてもある程度高音域が得意であることが不可欠になりそうです。その点で、歌う人を選ぶ楽曲といえるかもしれません。
『残機』を原曲キーで歌唱する場合、hiD~hiGなどの高音域を地声でしっかり歌いこなせる力が求められます。とりわけ、hiEがサビを中心に多く、全体で30回近く登場します。また、同曲は裏声でhihiA(A5)が求められる場面があり、そうした面でも器用な発声が求められます。そのため、「非常に高音域が得意な女性」が原曲キーにマッチしやすそうです。
『残機』は歌メロのテンポが非常に速く、息継ぎなどがしにくい部分もあります。歌詞をしっかり覚えたうえで、「どこで息継ぎをいれるか」などを整理しておいた方が良いと思います。
『残機』は難易度は高いですが、アッパーなバンド曲であり、カラオケなどでも歌いやすいと思います。また、この楽曲を原曲キーで歌える人は、かなり高音域が得意な人だといえそうです(ボカロ曲とかも歌えそう)。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。
コメント
リクエストに答えていただきありがとうございます。
やはりとんでもない高音域連発曲ですね。ずとまよの中でも高い方なんでしょうか。
コメントありがとうございます。
初期の「脳裏上のクラッカー」とかは結構高かったですね。
最近だとかなり高い方だと思います。
hiEの登場回数がかなり多いので、そっちの方が辛いかもです。
お疲れ様です!ずとまよの曲らしくやはりめっちゃ高いですねー!!
またリクエストなんですが藍井エイルさんの「心臓」を調査してもらえると嬉しいです!
ずとまよは人気の女性歌手の中ではかなり高い方ですよね。
藍井エイルさん了解です。リストアップしておきます。
新曲ですね。
これは男がオク下で歌っても面白いかも。
ちょっと低音キツイけど。
コメントありがとうございます。
確かにオク下げもあり得ると思います。
女性曲でオク下げできるのは、相当高い曲ですね。