今回は添付したライブ動画は楽曲提供したimaseさんも歌唱参加してますが、通常の音源ではLE SSERAFIMのみで歌唱しており、音域調査も通常音源に則り調査しています。
『ジュエリー (Prod. imase)』(LE SSERAFIM)
【地声最低音】mid1G(G3)
★m2A–m1G[な[に]を[見]て])る?何を選ぶ?【Aメロ】
★不思議m2G[なこ]とm2A[ば]かり 震え2F#[てい]る2A[の] 何かに【Bメロ】
【地声最高音】hiD(D5) ※通常サビで2回程度
★悲劇hiD地–C–B^[す]ら]い[ま]に[き]ら[め]き]【通常サビ】
【裏声最高音】hiD#(D#5) ※ラストサビで登場
★悲劇hiD#裏–hiC#–C[す]ら]い[ま]に] hiC#地–C[き]ら[め]き]【ラストサビ[転調₊1]】
★降hiD#裏–hiC#–C[る]よ]う]な 星も hiC#裏–C[舞]う]私を
【補足】hiA~hiCを含むフレーズ一覧
★hiB裏–m2G地[問]題]ばっか si[ren]m2A【Aメロ】
★決hiA–F#[まり]事] なんてF[大]抵
★このせm2F#[か]いは m2G[crazy]【Bメロ】
★Stunning hiA–hiB[beau[ty] 止まない A–B[rai[ny]【通常サビ】
★Stunning hiA#–hiC地[beau[ty] 止まない A#–C[rai[ny]【ラストサビ[転調₊1]】
★わhiA#[た]し[を]か[がhiC地[や]かせ]る]A Jewelry
まず、『ジュエリー (Prod. imase)』についてです(以下、『ジュエリー』)。この楽曲は、韓国の女性アイドルグループLE SSERAFIMによりリリースされたシングル作品『UNFORGIVEN』に収録されております。ちなみに、シングル『UNFORGIVEN』は韓国語+英語のバージョンである『UNFORGIVEN (feat. Nile Rodgers)』の日本語バージョン(過去記事)として日本限定でリリースされました。『UNFORGIVEN』はアルバムとしては10万枚、日本限定のシングルも25万枚のセールスを記録し、日本レコード協会よりそれぞれゴールド認定とプラチナ認定がなされております。
さて、『ジュエリー』はタイトルにもあるように、作詞作曲アレンジを男性シンガーソングライターのimaseさんが担当しております(作編曲は共作)。また、imaseさんとしては初の他のアーティストへの楽曲提供であり、LE SSERAFIMをイメージして書き下ろされたそうです。ちなみに、imaseさんは同じ年の秋にも『ドレスコード』という楽曲を提供しております。『ジュエリー』はフィジカルとしては日本限定の作品ですが、公開されたライブ動画も600万回に達しており、こうした点からもグループの人気の高さがうかがえます。
『ジュエリー』はミドルテンポのダンスポップです。サウンドとしてはシティポップのイメージで制作されたそうで、オシャレな印象があります。歌メロについてはAメロBメロサビと展開、2番ではラップパートが挟まれます(こうした展開は近年のダンスポップとしても非常に多い)。全体的にメロディアスで親しみやすく、ラストサビでは転調が行われキーが1つ上がります。作詞はimaseさん、作曲アレンジはimaseさんと久保田真悟さんによりなされました。
『ジュエリー』の音域的な特徴についてです。同曲は女性の音域としては標準~やや高めの地声レンジで歌メロが作られております(サビは体感的に高そう)。一般的にはキーを下げるor 裏声を上手く使いこなすなどした方が歌いやすいと思います。
同曲はAメロBメロ辺りは高音域の頻度は低いです。一方、サビではhiA~hiC#(もしくはhiD)といった地声レンジが多く見られ、やや高音感があります。LE SSERAFIMのメンバーは器用に裏声なども駆使しておりますので、そうした点も参考にしてみるとよいと思います。
ボーカルグループの曲ということもあり、サビでは代わる代わる担当が変わります。そうしたこともあってか、少し息継ぎなどがしにくいかもしれません。1人で歌う際はブレスのタイミングなども意識しておいてください。
男声が同曲を歌唱する場合、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。「高音域が非常に得意な男性」だと原曲キーでも歌唱できる可能性がありますが、それでもキーを下げた方が余裕があると思います(もしくは動画のimaseさんのように裏声を多用するなど)。
最後に『ジュエリー (Prod. imase)』の音域についてですが、【地声最低音】mid1G(G3)~【地声最高音】hiD(D5)、【裏声最高音】hiD#(D#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域の範囲内orやや高めです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1GはAメロで登場します。この辺りは女性の音域の範囲内です。ただ、高音域が非常に得意な女性などは少し低く感じられるかもしれません(場合によってはキーを上げるのもよい)。
次に、地声最高音hiDは通常のサビで登場します。登場回数は2回程度です。この辺りは女性の音域としてはやや高いです。そのため、人によっては少しキーを下げるのもよいと思います。
今回の楽曲は全体的にボーカルがクリアです。そのため、地声hiDで歌われている場面を上手く「裏声」を駆使して歌うのもよいと思います。私なりの印象ですが、大体地声hiC#,hiC辺りを安定して歌えると形になりやすいと想定しています。
『ジュエリー』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、ある程度自分が得意とするレンジに調整することができると思います。一方、今回の楽曲は音域が広めの作品です。そのため、人によってはキー調整をしても一部歌いにくい部分が出てくるかもしれません。キー調整をしても難しい場合は、より易しい曲と並行して練習してください。
同曲はメロディー自体は分かりやすく、音域が合うのであれば練習曲に向きやすいです。一方、今回の楽曲はサビなどを中心にメロとメロの間隔が短いです。そのため、1人で歌う際は息継ぎなどに余裕を持ちにくい可能性があります。できる限り息継ぎを意識したいです。また、複数人で歌うのもよいです。
『ジュエリー』を原曲キーで歌唱する場合、地声高音としてはmid2G~hiD(もしくはhiC#)といった中高音域をしっかり歌いこなせることが求められます。今回はサビを中心にこれらが多く登場します。また、要所で裏声を上手く使いこなす必要がありそうです。
こうしたことを踏まえると、「標準的(orやや高め)~ある程度高音域が得意な女性」などが原曲キーにマッチしやすいと私は判断しました(「標準的な音域の女性」は裏声を上手く使いこなしたい)。「高音域が得意(orかなり得意)な女性」などはキーを上げた方がより歌いやすい可能性があります。
【まとめ】
①AメロBメロは中低音中心、サビは中高音が頻出
②要所要所で裏声が用いられれる(器用な発声が不可欠)
③原キーだと「標準的(orやや高め)~ある程度高音域が得意な女性」などが合いそう
④ソロだとサビを中心に息継ぎがしにくい可能性がある(複数人で歌うのもよい)
⑤音域が広めだが、メロ自体は分かりやすい
コメント
リクエストに応えていただきありがとうございます。imaseさん作曲センスがほんとに良くていつもびっくりしてます。ルセラは歌唱力も高いですね。
コメントありがとうございます。
曲もいいですし、LE SSERAFIMの歌もいいですよね。
imaseさんは作曲初めて3年とは思えないです。