(2020/04/07)MVを添付しました。
こんにちは。今回はMr.Childrenの『しるし』(2006)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回もリクエストによる選曲です。
『しるし』(Mr.Children)、Shirushi
【地声最低音】mid1C(C3)
★最初からこうなこm1C[とが]決まっていたみたいに
【地声最高音】hiB(B4) ※転調後ラストサビ(+1)
★くhiB[る]hiA[お]m2F#[し]hiA[く] hiB[せん]m2F#[め]いに
【裏声最高音】hiA#(A#4) ※通常サビで登場
★「半信半疑=きm2F#[ずつ]m2G#[か]m2F[ない]為の予防線」hiA#裏[を]
【補足】mid2F~hiAの注意箇所
★m2F[ぐ]ちゃ[ぐ]ちゃに[ま]るめて捨てる(Aメロ)
★ちんもm2F[く]の歌F[に]乗って(Bメロ)
★ダーリンm2G[ダー]m2F#[リン](転調後ラストサビ)
★いm2G[ろん]hiA[な]m2F#[角]度から
★共に生m2F#[き]m2G[れ]F#[ない]日が来たって
★僕のきhiA裏[おく]を埋めつくす
★僕のきhiA裏[おく]を埋めつくす
まず、『しるし』についてです。この楽曲は、2006年に4人組バンドMr.Childrenによりリリースされたシングル作品です。翌年にリリースされたアルバム『HOME』、またベストアルバムにも収録されております。タイアップとして、日本テレビ系ドラマ『14才の母』の主題歌に起用されました。
『しるし』は演奏時間が7分を超えるバラード作品になっております。ドラマの主題歌ということもあり、AメロBメロサビ転調サビというドラマティックなメロディー展開です。アレンジにもピアノやストリングスが用いられている点も、ドラマや映画の主題歌らしいといえます。
『しるし』の音域的な特徴についてです。AメロBメロについては、サビへの準備段階ということでややキーが低めです。一番高いところでmid2Fになります。難所と言えるのは、やはりサビでこの辺りからhiA#等の音も登場し始めます。一般的にはやや高めのキーもございますが、高音域がある程度得意な方には楽しめる楽曲と言えるかもしれません。
さて、『しるし』の音域についてですが、【地声最低音】mid1C(C3) ~【地声最高音】hiB(B4)、【裏声最高音】hiA#(A#4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりもやや高いです。以下、見ていきます。
まず、この楽曲はラストのサビで転調し、キーが1つ上がります。転調前のサビでは1回だけ地声のhiA#が登場し、それ以外はmid2F~mid2G#辺りが中高音域として登場します。楽曲全体を通して、hiA以上のキーをそこまで多くないのですが、ロングトーンが多く、その点で少し難易度が高いといえます。
地声最高音hiBはラストのサビで登場します【くhiB[る]hiA[お]m2F#[し]hiA[く] hiB[せん]m2F#[め]いに】。この辺りが難易度が高い難所と言えます。1回だけの登場ですので頑張って声を張るのも良いかもしれません。ただ、一般的にはやはり少し高いキーですので、高音域が辛いときはキーを下げてもよいと思います。ただ、楽曲のニュアンスを考えると、少し苦しいぐらいのキーに最高音を設定した方が上手く表現できると私は考えております。目安としては、原曲から1~2程度下げて最高音をhiA(#)あたりにしてもよいのではないでしょうか。
一方、『しるし』は音域がやや広めな楽曲であり、キーを大きく下げて練習することなどにはあまり向かないといえます。普段歌い慣れていない人は、別の曲で練習した上で、この楽曲にチャレンジするのがよいのではないかと思います。これは、Mr.Childrenのバラード作品、ドラマなどの主題歌作品の一つの特徴とも言えます。初心者泣かせとも言えるかもしれません。
コメント
HiBはB4かと。B5を地声で出せないかと
あしからず
>>1
すみません。表記ミスです。
修正しました。ご指摘ありがとうございます。
感謝です。
細かいことで恐縮なのですが、しるしの最高音についてカラオケの音程やこのサイトでは
くhiB[る]hiA[お]m2F#[し]hiA[く] hiB[せん]m2F#[め]いに
の「[る]と[せん]」が同じhiBってなってるんですが、CD音源や重力と呼吸のライブ音源のしるしをよく聞くとどうも[せん]だけもっと高くhiC#(ド♯)辺りに聞こえる気がするのですがどうなのでしょうか。
(音の流れ的には確かにhiBになると思うのですが、敢えて高く歌っていると思ってました)
ライブでは潰した感じで歌うことが多く判別が難しいですが、唯一重力と呼吸ツアーのDVDの音源ではCDと同じ音ではっきりと歌っていました(台湾のほうは調子があまりよくなかったのかhiBで歌ってます)
コメントありがとうございます。
該当の部分についてですが、
夜に時間が取れそうですので、あとで、確認してみます。
コメントありがとうございます。確認しました。
これ確かに、しっかり聴くと[せん]でhiD出てますね。
厳密にいうと、hiC#⇒hiDみたいな感じで瞬間的にでてます。
これもしかしたら、「倍音」なのではないかと推測します。
「基調となる音はhiBなのですが、よく聴くと別の高い音も出てる」ということです。
余談ですが、桜井さんは「スガシカオさんの倍音利かせた発声が羨ましい」と
仰ってたこともあります。
今回、最高音の変更はしませんが、
「hiB以外にもhiC#~hiDも鳴ってる」と考えてよいと思います。
桜井さんは倍音が特徴的な手として紹介されることもありますので
その辺りを深めてみても面白いかもしれません。
今回は私自身も勉強になりました。ありがとうございます。
お返事頂きありがとうございます。
「倍音」という言葉とスガシカオさんのお話は初めて聞きましたが、確かにそう言われてもう一度聞き直すと、仰る通り一つの音程というよりはもっと広く「hiB以外にもhiC#~hiDも鳴ってる」というのが1番説得力のある解釈な気がしますね。
長年疑問だったのですが周りにこんな話ができる人が居ないので、お話させて頂いてとてもスッキリしました。ありがとうございます。
「カラオケで高得点が出ても上手く聞こえない」とか
「滅茶苦茶上手いのに、そこまで点数高くない」というのも時々聞きますが
理由は、そのあたりにあるのかもです。
その歌手特有の倍音やら周波数まで計測できないですよね。
こちらこそありがとうございます。
私も勉強になりました。