『UNFORGIVEN (feat. Nile Rodgers, Ado)』(LE SSERAFIM)の音域

こんにちは。今回はLE SSERAFIMの『UNFORGIVEN (feat. Nile Rodgers, Ado) -Japanese ver.-』(2023)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です（原曲のの方にリクエストが来ました）。今回は馴染みやすいということで日本語バージョンを基に記事にします。音域的にはオリジナル版とほとんど違いはありません。


『UNFORGIVEN (feat. Nile Rodgers, Ado) -Japanese ver.-』(LE SSERAFIM)








【地声最低音】mid1F(F3)　

★U-unfor[given given given [given]1F#–m1F My styleを F#–F[livin’ livin’ [livin’]【2番Aメロ】


【地声最高音】hiD(D5)　※全体で２回程度

★(狙うのタブーを) hiD地–hiB–A[watch] me n]o]w B[Now] Now Now【Bメロ】


【補足】hiA～hiEを含むフレーズ一覧

★m2E–m2G[狩り重[ね]つ[づけ]る ウォ[リアーズ]【Aメロ】
★Your gameで問題児さ such a hiE[freak] 懲り懲り(※原曲はhiD)
★m2G–m2F#[く]ら]やみを照らすrebellion We gonna kick it break it  rules gon’ give hiB[up]
★hIB–hiA–m2G[UNFOR]GIVEN] Yes I was] bleeding【Bメロ】
　最後に『UNFORGIVEN (feat. Nile Rodgers, Ado) -Japanese ver.-』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F(F3)～【地声最高音】hiD(D5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域と比べ、やや高め～高めです。以下、見ていきます。

　まず、地声最低音mid1Fは２番のAメロで登場します。この辺りは女性の音域の範囲内ですが、低めの音階になります。高音域が得意な女性だと、少し歌いにくく感じられるかもしれません。

　次に、地声最高音hiDはBメロで登場します。登場回数は２回程度です。この最高音hiDに次ぐ高音階としてはhiCがサビを中心に９回程度登場します（いずれもhiBとのコンボ）。こうしたことを踏まえると、一般的には少しキーを下げた方が歌いやすいのではないかと私は推測しております。一つの目安ですが、原曲キーから１つ程度下げてみてください。

　※ちなみに、今回の日本語バージョンは、厳密にいうと１番のAメロのAdoさんのパートでhiEが登場します。ただ、今回は重要性がそこまで高くなく、原曲ではhiDで歌われていることから最高音には含めませんでした。個人的には原曲も日本語ver.も含め、あまり厳密な音程にこだわらなくてもよいと感じる場面です。


　『UNFORGIVEN』は低音域もそれなりに低く、キー下げにはあまり向きません。音域が広い作品であるため、歌い慣れた人でももしかしたら歌いにくい部分が出てくるかもしれません。ただ、今回の楽曲は、５人（日本語ver.は６人）でボーカルを担当している楽曲であり、1人で歌うのは大変です。もし１人で歌唱する際は、「どこで息継ぎを入れるか」、「どこのパートを歌い、どこで妥協するか」といったことも整理しておくとよいと思います。歌詞をしっかり覚えておくことは必須。

　『UNFORGIVEN』を原曲キーで歌唱する場合、hiA～hiDといった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。この辺りは女性の音域としてはやや高め～高めといったところです。ただ、今回は息継ぎなども大変な楽曲です。こうしたことを踏まえると、一人で歌唱する場合は「ある程度高音域が得意な女性」が原曲キーにマッチしやすいと私は判断しました。もし、複数人で歌唱するのであれば、「標準よりやや高め～高めの音域の女性」などマッチすると思います。


【まとめ】

①ボーカルグループの特徴でもあるが、1人で歌うのは大変（複数人で歌うのがおススメ）。
②1人で歌うなら「ある程度高音域が得意な女性」が有利（息継ぎはやはり大変）。