『田園』(玉置浩二)
【地声最低音】mid1D(D3)
★石コロけとばm1E[し] 夕陽に泣いm1F#–E–m1D[た[ぼ[く]【Aメロ】
★夜空見上げm1E[て] E–m1F#[ほ]し]に祈ってた君
★かm1G[な]し[み]ひ[と]つ[も]いm1E–m1G[やせない]で]【Bメロ】
★m1D[生]きてm2B[い]くんだ m1E[そ]れで[い]いん[だ]【サビ】
★愛はここにある 君はどこへもm1D–m1E[い]け]ない
【地声最高音】mid2E(E4) ※イントロなどを除くと全体で3回程度
★oh m2D[oh] m2E[oh] [oh] oh E{oh] [oh] E[oh] [oh]【イントロ】
★僕がいるんだ みんm2D–m2E–m2D#[な[い]る]んだ【サビ】
【補足】その他の象徴的な場面
★m2B[何もできないで 誰も救えないで]【Bメロ】
★毎日 何かを m2B–m2D[頑[張っ]て]いりゃ
まず、『田園』(でんえん)についてです。この楽曲は、1996年に男性シンガーソングライターの玉置浩二さんによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、同じ年にリリースされた『CAFE JAPAN』に初収録されました。同アルバムには、『メロディー』(過去記事)、『STAR』といったシングル曲が収められております。アルバムは、約43万枚程度のCDセールスを記録し、玉置さんのソロアルバムとしては最大のヒットになりました(日本レコード協会よりプラチナ認定がなされております)。
さて、『田園』はテレビドラマ『コーチ』の主題歌としてタイアップが付きました。同ドラマは玉置さん自身もメインキャストとして出演しており、最終話の世帯視聴率は21%を超えるなど話題になりました。主題歌となった『田園』も大きなヒットとなり、90万枚以上にCDセールスを記録、日本レコード協会よりダブル・プラチナ認定がなされております。玉置さん自身の最大のヒット曲です。
『田園』はアップテンポのバンド曲です。AメロBメロサビと展開しますが、歌メロが比較的速いです(最近のJ-POPと比べると標準的かもですが)。玉置浩二さんは歌唱力が高い歌手として定評がありますが、今作では歌メロの良さよりもリズムの気持ちよさ、ノリの良さなどが活きる楽曲ではないかと思います。作詞作曲は玉置さん、編曲は須藤晃さんによりなされました。須藤晃さんは、尾崎豊さんなどのプロデュースなどでも知られております。
『田園』の音域的な特徴についてです。同曲は大よそ一般的な男性の音域の範囲内で歌メロが作られております。一般的な男性でも原曲キーなどがマッチしやすい楽曲といえます。
同曲は、最高音がmid2Eであり、J-POPの男性曲としては高音域が控えめです。そのため、ある程度歌い慣れた人であれば、標準的な男性でもカラオケで歌いやすいと思います。一方、低音域についてはmid1G辺りが多く、「高音域が非常に得意な男性」だと低く感じられるかもしれません。
ちなみに、女性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。私なりの一つの目安ですが、原曲キーから5つ程度上げてみてください(個人差があるため、微調整を加えてください)。
最後に『田園』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D(D3)~【地声最高音】mid2E(E4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域の範囲内です。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1DはAメロ、サビで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内です。ただ、「高音域が非常に得意な男性」だと低く感じられうる音階ですので、場合によっては少しキーを上げた方が歌いやすいと思います。
次に、地声最高音mid2Eはサビやイントロで登場します。登場回数は3回です(イントロなどの間奏は除く)。この辺りは男性の音域の範囲内です。ただ、歌い慣れていない男性の場合、mid2Eはスムーズな発声が損なわれることがあります。比較的克服しやすい音階ですので、少しずつ練習を重ねてください。一般的な男性だと原曲キーでも合いやすい反面、「高音域が得意な男性」などはキーを上げた方がより声質が活きやすいと思います。
『田園』は音域自体がそこまで広くなく、キー調整もしやすいです。そのため、歌い慣れた人はもちろん、ビギナー向けの調整もある程度可能だと私は推測しました。
同曲は、メロディーも比較的分かりやすく、カラオケにも向くと思います。一方、歌メロが少し速く、また歌詞も少し独特です。そのため、歌詞やリズムなどはしっかり覚えておきたいです。
『田園』を原曲キーで歌唱する場合、mid2B~mid2Eといった中高音域をしっかり歌いこなせることが求められます。今回はmid2D~mid2Eが登場する場面も少なく、mid2B辺りが非常に多いです。反面、低音域については、mid1D~mid1Gが登場し、大体mid1G辺りが多いです。
こうしたことを踏まえると、「標準より低め~ある程度高音域が得意な男性」などが原曲キーにマッチしやすいと私は判断しました。「高音域が得意な男性」などはキーを上げるのもよさそうです。
【まとめ】
①J-POPの男性曲としては高音が控えめ
②原キーだと「標準より低め~ある程度高音域が得意な男性」などに合いそう
③音域は広くなく、キー調整もしやすい
④比較的ノリもよくカラオケ向き(歌詞は覚えておきたい)
コメント
リクエストした者です。
本当に歌いやすい。
リクエストありがとうございます。
自選曲でも取り上げたかったのですが
安全地帯にもリクエストが来てて、
取り上げるタイミングを逸していたのです。
難易度的にもそこまで高くないので、記事に出来てよかったです。
音域自体は低めですね(かなり低いと言ってもよさそう)。
ただ結構テンポが早くて音程外しやすいので難しいと思いました。100点取るとなるとめっちゃしんどそう。
確かにカラオケだと100点は大変かもですね。
Bメロなどは音程よりもリズムが気がしますので
あまり点数にこだわらなくてもよいかもしれません。