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『メロディー』(玉置浩二 )の音域 [1996年の作品]

 こんにちは。今回は玉置浩二さんの『メロディー』(1996)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。当ブログで玉置さんの作品を取り上げるのは、今回が初となります(安全地帯の作品を含めても初です)。
 なお、『メロディー』は玉置浩二さんの公式チャンネルではライブの映像が公開されております。よって、当ブログでもその動画を添付いたします。


『メロディー』(玉置浩二)、Melody(Kouji Tamaki)
『メロディー』(玉置浩二)の音域







【地声最低音】mid1C#(C#3) 

※Aメロとサビで登場。【補足】を参照ください。


【地声最高音】mid2F#(F#4)  ※各サビ1回ずつ(計4回)

★メロディーm2Fm2D#[泣][な]m2F#地[ら]【サビ】



【裏声最高音】mid2F#(F#4) ※各サビ1回ずつ(計4回)

★メm2F#裏[ロ]m2D#裏[ディー] 泣きながら【サビ】


【補足】mid2D#辺りを含むフレーズ一覧

m1C#[あ]m1D#[ん]なにも m2B[好]きだった きみがいた この町に【Aメロ】
★いまもまだ 大好きな m2B[あ]の歌は m1D#[聞]こえm2B[て]るよ
★いつも やさしくて 少し m2B[さ][し]m2C#[く]

★あの頃m2D#[は] D#[なに]もなくて それだって 楽しくやったよ【サビ】
m2D#[ぼ]くたちは m1D#[し]あわせを m1C#[見][つ]めてたよ

 まず、玉置浩二(たまきこうじ)さんについて少し説明します。玉置浩二さんは1973年にロックバンド安全地帯のボーカルとして活動を開始、1982年にメジャーデビューします。安全地帯は、『ワインレッドの心』、『恋の予感』、『熱視線』、『悲しみにさよなら』といったヒット曲を生み出し、人気アーティストの仲間入りを果たしました。
 その後、玉置さんは1991年にソロとしての活動を本格化させました。ソロとしては、1996年の『田園』が大ヒットを記録、また『MR.LONELY』、今回取り上げる『メロディー』といった楽曲がよく知られております。
 玉置さんは楽曲の人気も高いですが、歌唱力の高い歌手としてもよく知られており、一般のファンのみならず、歌手同士からも高い評価を得ております。今回取り上げる『メロディー』もそうですが、キー自体が高いわけではないですので、表現力の向上などにも参考になりやすい歌手ではないかと思います。


 さて、『メロディー』についてです。この楽曲は、1996年に男性シンガーソングライターの玉置浩二さんによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、1996年の『CAFE JAPAN』(カフェ・ジャパン)に初収録され、ベストアルバムなどにも収められております。玉置浩二さんの代表的な楽曲の1つです。

 『メロディー』はニュース番組である『筑紫哲也 NEWS23』(現・NEWS23)のエンディングテーマとしてタイアップが付きました。リリース当初は決して大ヒットしたという楽曲ではなかったのではないかと思います。ただ、同じ年にリリースされた大ヒット曲『田園』、アルバム『CAFE JAPAN』などの影響もあり、少しずつ知名度を上げていきます。2017年にはリリースから20年を経て(配信からは13年)、ダウンロードでゴールド認定がされました。
 『メロディー』は2010年以降に、清木場俊介さん、鈴木雅之さん、中島美嘉さんなど多くの歌手にカバーされました。安全地帯時代の『ワインレッドの心』などとともに、玉置さんの作品としては広くカバーされる作品となっております。2020年に玉置浩二さんのYouTube公式チャンネルで公開されたライブ映像は、2022年2月現在、1200万回を超える再生回数を記録しております。1990年代の楽曲としては、かなりハイペースでの記録だといえ、楽曲の人気の高さがうかがえます。


 『メロディー』は弾き語りをベースとしたゆったりめの作品です。Aメロサビで歌メロが作られており、シンプルな作品です。そのため、ボーカルの良さが活きやすいです。リズムなどが難しいというわけではないと思いますが、その分、歌唱力が問われるとも言えますが。作詞作曲アレンジは玉置浩二さん自身により行われました。

 『メロディー』の音域的な特徴についてです。同曲は、一般的な男性の音域の範囲内で歌メロディーが作られております。高いクオリティーで歌いこなすには練習が必要になりますが、普通の男性でも原曲キーの歌唱がしやすいレンジといえます。
 一方、高音域が得意な男性などには少し低く感じられるかもしれません。とりわけサビの裏声【メm2F#裏[ロ]m2D#裏[ディー] 】などは、高音が得意な人の場合は、かえって裏声の表現が難しいです。女性や高音域が得意な男性はキーを上げた方が歌いやすいのではないかと思います。


 最後に『メロディー』の音域についてですが、【地声最低音】mid1C#(C#3)~【地声最高音】mid2F#(F#4)、【裏声最高音】mid2F#(F#4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域の範囲内といえます。以下、見ていきます。

 まず、地声低音mid1C#についてはAメロやサビで登場します。この辺りは一般的な男性の音域の範囲内といえます。ただ、高音域が得意な男性の場合は少し低く感じられると思います。また、女性にとってはかなり低いです。そのため、女性や高音域が得意な男性はキーを下げた方が歌いやすいと思います。

 次に地声最高音mid2F#はサビで登場します。登場回数は4回程度です。同曲は、サビの【メロディーm2Fm2D#[泣][な]m2F#地[ら]】の部分を除くと、mid2D#辺りが多く、男性曲としては決して高くはありません。ただ、その分、歌唱力の高さが問われます。一般的な男性でもチャレンジしやすい作品であるため、玉置さんの表現なども参考になるのではないかと思います。

 『メロディー』は低音域に若干の余地があるため、キー下げも可能です。ただ、大きな調整をすると逆に低音が歌いにくく感じられるかもしれません。高音域が得意な男性などはキーを上げた方が歌いやすいです。

 『メロディー』はゆったりめのナンバーであり、音域面でも玉置さんの表現などを参考にしやすいです。高いレベルで歌いこなすには力が必要ですが、練習曲としても比較的お奨めしやすいです。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。  

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コメント

  1. 名無しA より:

    ありがとうございました。玉置さんレベルといわずとも、最高音のロングトーンをかっこよく響かせたいですね。微妙な位置の中音域まで書いてもらえて助かります。僕、調子悪い時はそこらへんでも裏返ることもあってしんどいのです。

    • もりっしー より:

      コメントありがとうございます。
      自分も経験あるんですが、mid2Fくらいのロングトーンって
      意外と難易度高いんですよね。
      「メロディー」は比較的手を付けやすい声域ですが、
      難しい部分もあって練習のやりがいがありますよね。
      応援してます。

      この曲は比較的シンプルでしたので、中音域も含めて記述しました。
      その辺りまで気付いていただけるのは、自分としても励みになります。
      ありがとうございます。

  2. 橋下徹 より:

    こんにちは!
    小柳ゆきさんの「あなたのキスを数えましょう」をリクエストします!
    宜しくお願いします!

    • もりっしー より:

      リストアップしておきます。
      名曲ですね。小柳さんはまだ取り上げたことが無いので
      楽しみです。