『幾億光年』(Omoinotake)
【地声最低音】mid1D(D3) ※Aメロで登場
★めm1F–D#–m1D[く[れ[な]い]ままでいる 夏の日のカレンダ1F[ー]【Aメロ】
【地声最高音】hiC#(C#5) ※全体で13回
★思い出をm2G#–hiA#–hiC#[抱[い[て]生]きて]【Bメロ】
★hiC#地[ま]たきhiA#[みと巡]りA#–hiB[逢[え]る]だ[ろう]【サビ】
★hiC#地[ま]だぼA#[くの声]は[聴hiD#裏–C#–A#地–B^[こ]え]([て[る]ぅ])
★hiC#裏[た]えず叫ぶよ あのC#地–hiB[ま]まの] A#–B[ふ[た]りで]い[よ]うよ【Dメロ】
【裏声最高音】hiF#(F#5) ※終盤で1回
★どれだhiD#裏–hiC#[け]の] F–hiF#[時[が] hiA#地[な]がれても【ラストサビ】
【補足】hiA#~hiD#を含むフレーズ一覧
★ もう1 m2G裏[度さ] 声を聞かせてよ【Aメロ】
★送り先もわからない 忘れ物m2F–mG[ば[か]りだ]
★m2F#[コ]コロが壊[れhiA#地–G#[る]音が]聞]A#–G#[こ]えて]【Bメロ】
★どれだけ君をhiA#–m2G#[あ]いして]いA#–hiB[た[か][知]って
★m2F#[もう]二[度G#[と]は] [増や]せG#[な]い]
★hiA#–2G#[デイ]バイ]デイ (どんなスピードで追いかけたら)【サビ】
★くれたのはきhiA#地[み] hiD#裏–C#–2G#地[な]ん]だよ]
★止まらhiA#–m2G#[ない]日]々 君に逢[うたA#[び]
★よく似合うhiB–A#[笑]み]浮かべA#[て]待ってA#[て]
★言えなhiD#裏–C#[かっ]た] hiA#–hiB[胸[の]お]くの言葉
★いまm2G#[なら]あ[りhiA#–hiB[のまま[き]み]に]渡[せ]る
★名前をhiA#地–hiC#裏[呼[ぶよ] 来る日も来A#地–hiD#裏–C#[る[日]も]【Dメロ】
まず、『幾億光年』についてです。この楽曲は、2024年に日本のバンドOmoinotakeによりリリースされたシングル作品です。この記事を執筆時点では配信限定のシングルですが、2月末にCDシングルとしてのリリースが予定されております。アルバムには未収録です(2024年2月時点)。
さて、『幾億光年』は、テレビドラマ『Eye Love You』の主題歌として書き下ろされました(原作はなく、オリジナルの脚本だそうです)。楽曲の質も相まって、『幾億光年』は現在ストリーミングランキングでも上位にランクインしております。
Omoinotakeはインディーズの頃から評価が高く、当ブログでも時々取り上げてまいりました。今回の楽曲のヒットで、バンドの人気がより拡大していくと思われます。
『幾億光年』はミドルテンポの爽やかなバンド曲です。シティポップなどの趣があり、Omoinotakeの作品でも明るくポップな印象です。歌メロはAメロBメロサビと展開、全体的にノリがよく、その分声域も中高音に寄っております。作詞はベース担当の福島智朗さん、作曲はボーカル&キーボードの藤井怜央さん、編曲はOmoinotakeと小西遼さんによりなされました。小西さんはCRCK/LCKSのリーダーで、サックス担当として中村佳穂さん、ceroなどのライブサポートなども行っております。
『幾億光年』の音域的な特徴についてです。同曲は、男性の音域としてはかなり高いレンジで歌メロが作られております。低音域い余地があるため、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいと思います。
同曲はAメロの一部でmid1Dなどの低音が登場しますが、全体でみると中高音域がかなり多く、Bメロサビ辺りは女性の音域と近似します。そのため、男性の音域としては相当高く、またスタミナも要求されると思います。
女性が同曲を歌唱する場合、個人差はありますが、原曲キーがマッチするという方もおられると思います。今回は最低音がmid1Dであるため、その場面が歌いにくそうですが、高音域についてはhiC#やhiBといった女性に合いそうな音階が多く見られます。そのため、原曲キーで歌うというのも一つの選択肢としてあり得ると私は推測しています。また、「ある程度高音域が得意な女性」などはキーを上げた方がよりマッチする可能性があります。ただし、今回の楽曲は音域が広いため、歌う人を選ぶかもしれません。
最後に『幾億光年』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D(D3)~【地声最高音】hiC#(C#5)、【裏声最高音】hiF#(F#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、かなり高いです。以下、見ていきます。
地声最低音mid1DはAメロで登場します。この辺りは、男性の音域の範囲内です。「高音域が非常に得意な男性」だとやや歌いにくいかもしれませんが、今回は低音域が登場する場面は限定されるため、そこまで負担は多くないと思います。
次に、地声最高音hiC#はBメロやサビで登場します。登場回数は13回程度と多めです。このhiC#に次ぐ地声高音としては、hiBがピークとなる場面が全体で24回登場(hiA#は49回登場)します。こうしたことから、男性の音域としてはかなり高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから5つ程度下げてみてください。
『幾億光年』は低音域に余地があり、キー下げはしやすいです。ただ、今回の楽曲は男性曲としては高音がかなり高いため、一般的な男性が歌いやすくなるためには大きなキー下げが必要になります。そのため、違和感などを感じる人もおられるかもしれません。
今回の楽曲は歌メロ自体は比較的覚えやすいです。ただ、音域がかなり広いため、そうしたことを考慮しても歌い慣れた人向けの楽曲と言えます。また、Aメロ⇒Bメロ、サビ⇒2番Aメロの場面で転調しているため、音程を取るのが苦手な方などは注意してください(今回はそれなりに克服しやすいと思います)。
『幾億光年』を原曲キーで歌唱する場合、hiA#~hiC#(裏声はhiF#まで)といった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。今回はサビを中心にこれらが多く、またAメロBメロでも比較的高い音が多いです。また、要所で裏声が使われており、器用な地声と裏声の使い分けが不可欠になります。
こうしたことを踏まえると、「高音域が非常に得意な男性」が原曲キーに合いやすいと私は判断しました。また、Aメロの一部が歌いにくいですが、女性の中には原曲キーが合うという人もおられるかもしれません。全体でみると女性がの方が合いやすそうです。
【まとめ】
①Aメロの一部は低音が登場するが、全体として中高音寄り(音域は広い)
②原キーだと「高音域が非常に得意な男性」に合いそう
③Bメロやサビは女性の方が合いやすく、原キーが合う女性もいるかも
④地声(ミックス)での歌唱が多いが、要所で地声と裏声の器用な使い分けが求められる
⑤メロディー自体は分かりやすい(転調する場面は音程注意)
コメント
僕(男性)の音域は地声で
lowD〜hiG#(hiD以上は瞬間的だけ)出ますが、
こういうサビなどでスタミナをゴリゴリに削られると裏声をやむを得ず使わないといかないので難易度が高くなります
コメントありがとうございます。
この曲は難しいですよね。
連続して高い音が続くので、体力的に辛そうです。
いつも楽しく見させていただいてます!
リクエストお願いします!
幾億光年のシングルのカップリング曲になっている「アクトレス」という曲の音域を調査して頂きたいです!お願いします!
リストアップしておきます
実はOmoinotakeは他のリクエスト曲が溜まっているので
そちらが先に上がるかもしれません
とはいえ、なるべく早く記事にできるように努めます
低音女子も最後まで歌えなさそうなくらい高いですね…
コメントありがとうございます
ですね
低音女子だともしかしたら高音が少し辛いかもしれません