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『EVERBLUE』(Omoinotake)の音域[2020年]

 こんにちは。今回はOmoinotakeの『EVERBLUE』(2021)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回は自選曲です。


『EVERBLUE』(Omoinotake)
『EVERBLUE』(Omoinotake)の音域






【地声最低音】mid1F#(F#3) ※Aメロで登場

★しm2F#[ら]m2G#[む]空に m1F#[吐][出]G#[す]ためい[き]【Aメロ】

※重要度としてはそこまで高くない。mid1G#でも可。

【地声最高音】hiD(D5)  ※曲全体で1回

hiA[問い]かけ[を] パレッhiD地hiC#[ト][落][と]して探した 僕D裏[のい]C#[ろ]【Cメロ】


【裏声最高音】hiF#(F#5) ※Cメロで2回

★どんhiF#裏[な]hiE[ぼ]hiD[く]hiA地[で]hiB[いたい?] 【Cメロ】


【補足】mid2G#(一部略)hiC#を含むフレーズ一覧

★ペhiB裏[ー]m2F#[ジを]めくれ[ば]ぁ けB[し][きを]変えるm2G#[ノベ][ル]【Aメロ】
★(カレンダーめくっても) 変hiB裏[わ]m2G[れもしな]hiA[い][僕]m2F#[ぅ]

★My m2G#[life] [い]hiA#hiB[つ[の]日][に]hiC#[か]A#[カ][ぁラ]フル【サビ】
hiB[色の]ない あB[めがい]つか にm2G#[じ]hiA#[を][え]B[がく][よ][に]

★(どんなふうに)AA#[生][きたい?]【Cメロ】

 まず、『EVERBLUE』(エバーブルー)についてです。この楽曲は、2021年に3人組ロックバンドOmoinotakeによりリリースされたシングル作品です。2021年11月上旬現在は配信限定のシングルであり、11月17日にはEP作品でのリリースが予定されております。
 Omoinotake(オモイノタケ)はこれまではインディーズで活動し、ソウルやR&Bなどの影響を持ったバンドとして注目を集めてきました。当ブログでも以前に、『モラトリアム』(過去記事)『Blanco』(過去記事)の2曲楽曲を取り上げており、私自身は『One Day』という曲が非常に好きです。今回取り上げる『EVERBLUE』はメジャーとしては初の作品となります。

 『EVERBLUE』は山口つばささんの同名漫画を原作としたテレビアニメ『ブルーピリオド』のオープニングテーマとして書き下ろされました。私は漫画の方を拝読しておりますが、同作品は美術大学の受験での苦悩、その後の大学での学生生活などを描いた青春群像劇となっており、大きな漫画賞なども受賞しております。そうしたこともあってか、歌詞内容だけでなく、MVでも美術製作などが表現されております。撮影は、 美大予備校・御茶の水美術学院で行われたそうです。


 『EVERBLUE』はアップテンポのバンドナンバーです。特にキーボードやホーンセクションが目立った役割を果たしており、全体として爽やかな作品です。80年代のシティ・ポップなどが好きな方は惹かれる作品かもしれません(懐かしく思われる方も居られるかもです)。歌メロはAメロBメロサビと展開する馴染みやすい展開となっております。
 同曲は、作詞をバンドのベース担当福島智朗さん、作曲をボーカル&キーボードの藤井怜央さん、編曲を蔦谷好位置さんとOmoinotakeの共同名義で行っております。蔦谷さんはSuperfly、back number、ゆず、YUKIさん、米津玄師さんの楽曲のアレンジなどを担当しております。日本でもとくに有名な音楽プロデューサーの1人であると私は考えております。


 『EVERBLUE』の声域的な特徴についてです。同曲は、男性としてはかなり高いレンジで歌メロが作られております。サビではhiB,hiC#、CメロではhiDなど男声としては非常に高い音階が登場します。一般的にはキーを下げた方が歌いやすいです。音域の広さや藤井怜央さんの歌唱表現なども考慮すると、歌い慣れた人向けの楽曲だといえます。声域的には女性が歌ってもよいと思います。


 最後に『EVERBLUE』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F#(F#3)~【地声最高音】hiD(D5)、【裏声最高音】hiF#(F#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域としてはかなり高いです。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid1F#はAメロで登場します。ここは歌い出しの一文字目ですので、mid1G#辺りで歌っても違和感は少ないと思います。最低音がmid1F#やmid1G#となる男性曲は、かなり高い確率で「キーの高い男性曲(女性の方が原曲キーで歌いやすい)」となります。今回の『EVERBLUE』もそうした特徴を備えており、とりわけサビが非常に高いです。

 一方、地声最高音hiDはCメロで1~2回登場します。ここは一般的な男性にとってはかなり高い音階になります。hiDは登場回数は少ないので裏声でもよいかもしれませんが、このhiD場面を除いても、サビ等が非常に高く、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいです(サビの地声最高音はhiC#になります)。

 『EVERBLUE』は低音部分に余裕があり、キー下げはしやすいです。ただ、元々の音域がかなり広めでありますので、キー調整を考慮しても歌い慣れた人向けの作品です。また、藤井怜央さんの声の抑揚の付け方なども一朝一夕では習得しうるものではなく、しっかりとした練習が必要になります。歌メロなどは比較的親しみやすく、また覚えやすいですが、歌いこなすには努力が必要です。
 私なりの印象ですが、同曲はボーカルの発声なども含め、どことなく山下達郎さんなどを意識されているのではないかと思います。山下達郎さんの楽曲は、今回の『EVERBLUE』ほどは高くないですので、一緒に視聴・歌唱されてみるとよいです。

 『EVERBLUE』を原曲キーで歌唱する場合、先にも述べたようにhiC#辺りがしっかり歌唱できる力が求められます。曲全体をとおして声域が高めですので、スタミナなども必須です。参考としては、Official髭男dismやUVERworld、ゆず(岩沢厚治さん)、Saucy Dogなどと近いレンジになるのではないかと思います(大よその目安です)。男性としては相当高く、女性向けとも言えます。

 『EVERBLUE』は原曲キーではハードルが高いですが、メロなどは非常に親しみやすく、またオシャレなナンバーでもあります。歌詞なども良く、カラオケでも歌いやすいと思いますので、興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。

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