『日記』(シンガーズハイ)

【地声最低音】mid2A#(A#3)
★m2A#[すぐお]風呂でm2G[も]入っG[て]【Aメロ】
【地声最高音】hiG(G5) ※終盤で5回
★そhiC–hiG–F–D#^[んなの私も分[かってい]る]か[ら]ぁ])【Cメロ】
★hiG–F–D#[せ]め]てさ]×3 G–F–D#^[せ]め]て[さ]ぁ])
【補足】hiC~hiD#を含むフレーズ一覧
★hiC地–hiA#[今日も帰っ]たら]【Aメロ】
★テhiC–hiD#地–D[レビで[も]見な]が[ら]ぁ
☆hiD#地–D–A#[La] la] la] m2A#[それ]で[も本]当に好m2G[き]だったG[な]ぁ【Bメロ】
★せめて一言言わせてhiA#–hiC地[ぇ[ぇ]ぇ]
★やhiC地[りたくな]いことまhiA#[い]にちやっ[て]【Cメロ】
※☆のLa la laは歌詞には未表記ですが、ライブでは歌われています
まず、『日記』についてです。この楽曲は、2022年にロックバンド・シンガーズハイによりリリースされたミニアルバム『Melody』に収録されています。同アルバムには、『daybreak』、『ノールス』(過去記事)といったシングル曲も収められております。
『日記』はミドルテンポのロック曲です。アルバムの1曲ということもあり、3分弱という短い演奏時間で、AメロBメロCメロとシンプルに歌メロが展開します。シンガーズハイの1つの特徴でもありますが、ボーカルの内山ショートさんのハイトーンが際立つ楽曲となっています。作詞作曲はボーカル&ギターの内山ショートさんによりなされました。
『日記』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としては極めて高いレンジで歌メロが作られています。低音域に余地があるため、通常はキーを下げた方が歌いやすいといえます。
今回の楽曲は、曲全体を通してhiC~hiD#といった高音域が多く登場し、終盤にはhiG等が登場します。また、低音域についても男声としてはかなり高いため、人によっては1オクターブ下のレンジで歌っても合うかもしれません(原曲とは違うニュアンスになりますが)。こうした特徴から、「高音域が非常に得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。
今回はロック系のキンキンした尖った地声高音が特徴的です。男性がhiC~hiGといった地声高音を歌う場合、こうした発声が不可欠になります(今回のような楽曲は、高音域が得意な男性でないと難しい)。
女性が同曲を歌唱する場合、一般的には少しキーを下げた方が歌いやすいです(個人差はありますが)。一つの目安ですが、原曲キーから2~3つ程度下げてみてください。ただ、今回の楽曲は終盤にhiGなどの高音が登場するため、人によってはキーを下げても声が出にくい可能性があります。
シンガーズハイのボーカルはかなり声を張り上げて歌われており、終盤にはhiGなどの高音が登場します。そのため、単純に音域だけを見ると「高音域が得意な女性」でないと難しい曲です。ただ、声を張り上げるような歌唱に慣れている人であれば、「高音域が得意でなくても」原曲キーでも合うかもしれません。その辺りは実際に歌唱して微調整を加えてください。
最後に『日記』の音域についてですが、【地声最低音】mid2A#(A#3)~【地声最高音】hiG(G5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域としては極めて高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid2A#はAメロやBメロで登場します。このmid2A#は男性の音域の範囲内ですが、男性曲の低音としてはかなり高いです。mid2A#が最低音となる男性曲は、ほぼ「一般的な男性にとってはキーが高い曲」であり、今回の『日記』についても明確にこの傾向が当てはまります。
次に、地声最高音hiGはCメロで計5回登場します。このhiGに次ぐ地声高音としてはhiFがピークとなる場面が全体で1回、hiD#が13回、hiCが10回登場します。こうした点を考慮すると、男性の音域としては極めて高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいといえます。今回は人によっては1オクターブ下のレンジで歌唱可能な曲です(原曲とは異なる発声になると思いますが)。
『日記』は低音域に余地があるため、キー下げは可能です。歌い慣れた人であればある程度自分が得意とするレンジに調整することができそうです。ただ、今回は男性曲としてはメチャクチャに高い曲です。そのため、原曲のようなニュアンスで歌うことを目指す場合は、やはりそれなりに中高音域が得意な人の方が合いやすいと私は分析しています。
今回の楽曲はメロディー自体は分かりやすく、リズムなども比較的取りやすいです。音域がマッチするのであれば練習曲にもよいと思います。ただ、ボーカルはかなり声を張り上げて歌唱しているため、そうした表現面での難しさがあります。クリープハイプ、凛として時雨などの楽曲に歌い慣れている人などはマッチしやすいかもしれません。
『日記』を原曲キーで歌唱する場合、hiC~hiGといった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回はABメロではhiCやhiD#といった中高音がよく登場し、終盤にはhiG等が登場します。低音域についても男性曲としては高いです。
こうした点を考慮すると、「高音域が非常に得意な男性」、「ある程度高音域が得意な女性(ロック系の声を張る歌唱になれた人)」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。ただ、音域的に女声に近いため、ロック曲などに慣れている女性だと「高音域が得意でなくても合う」可能性があります。
【まとめ】
①男性曲としては極めて高い
②原キーだと「高音域が非常に得意な男性」などに合いそう
③音域的には女性の方が合いやすい
④メロやリズムは分かりやすい
⑤声を張り上げるような歌い方に慣れてる人だと合いやすい
コメント
昨日のHappinessも高かったですが、これはとんでもないことになってますね…。メロからいきなりhiCの連発があるのもおかしすぎるし…。女性でもこれ全部地声で行くのは至難の業ですよね
高音域が得意であることはもちろんですが
ロック系の曲でよく使われる声を張り上げるような歌い方が
不可欠になりますね
私の個人的な見解ですが、音域的に女性は意外と歌える可能性があると考えているんです
ただ、女性曲でこうした発声が多用される曲がそこまで多くないので
その点が1つハードルになっている気がします