『ルーム No.4』(超学生)

【地声最低音】mid1C(C3)
★m1G#–F#[う[そ]はっぴゃ[く]湧き出[る])煩悩【Bメロ】
☆m1E–D[I wan[na] be ju[st] like] m1C[you]【2番Bメロ】
【地声最高音】mid2G#(G#4) ※終盤以降で7回
★僕m2E–F#–m2G#[な[ら[変わ]れ]る]さ【Dメロ】
★泥にm2F[な]るさ[ま]をm2G#–G[わ]ら]え]ば【ラストサビ[転調₊1]】
【裏声最高音】hiF#(F#5) ※聞き取りにくい
★受け流hiF[し] 拒否ならhiF#[死]【Dメロ】
【補足】その他の中高音域
★借2D#–m2E[り[ぐ]ら]しm1G#[迷]いの中1G#[で]【Aメロ】
★鍵2D#–m2E[を[か]け]た こどm2F#–E[くに]慣]れ]た
★E–m2F#^[か[くし]た]zipに包装【Bメロ】
★痣にm2E[な]るほ[ど]にm2G–F#[よ]ご]れ]て【通常サビ】
★さあm2E–D#[兄]弟]ここ[らでE[握]手し]よう[ぜ]【Dメロ】
★m2D[君も]反面教師狂[乱]【ラストサビ[転調₊1]】
★借2D#–m2E[り[ぐ]ら]しm1G#[迷]いの中1G#[で]【Aメロ】
★鍵2D#–m2E[を[か]け]た こどm2F#–E[くに]慣]れ]た
★E–m2F#^[か[くし]た]zipに包装【Bメロ】
★痣にm2E[な]るほ[ど]にm2G–F#[よ]ご]れ]て【通常サビ】
★さあm2E–D#[兄]弟]ここ[らでE[握]手し]よう[ぜ]【Dメロ】
★m2D[君も]反面教師狂[乱]【ラストサビ[転調₊1]】
まず、『ルーム No.4』についてです。この楽曲は、2020年に男性歌手・歌い手の超学生さんによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、2023年のメジャー初のアルバム『超』に収録されました。
同曲は、作詞作曲編曲をボカロPのすりぃさんが担当しました。楽曲は、リリックビデオとミュージックビデオを合わせて800万回近い再生回数を獲得しています。
『ルーム No.4』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としてはやや高め~高めのレンジで歌メロが作られています。低音域に余地があるため、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。
今回の楽曲は、mid2D#~mid2E辺りが全体的に多く、要所でmid2F~mid2G#などが登場します。低音も一部を除くとそれなりに高いため、中高音域が得意な男性の方がマッチしやすいと私は分析しています。発声は地声ベースでありますが、一部で裏声が登場します。
女性が同曲を歌唱する場合、通常は少しキーを上げた方が歌いやすいです。今回は一部でmid1C等が登場しますが、その他を見るとmid1F#やmid1G#辺りがコンボになっている場面があります。このmid1F#辺りを基準とすると、いくらかキーを上げた方がより歌いやすいと推測されます。一つの目安ですが、原曲キーから2~5つ程度上げてみてください(高音域が得意な女性はもっと上げてもよい)。
最後に『ルーム No.4』の音域についてですが、【地声最低音】mid1C(C3)~【地声最高音】mid2G#(G#4)、【裏声最高音】hiF#(F#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、高めです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1Cは2番Bメロで登場します。このmid1Cは登場回数が少なく、やや聞き取りにくいです。この他の中低音としてはmid1F#程度であり、男性曲としては高めの低音であると私は分析しています。
次に、地声最高音mid2G#はDメロラストサビで7回登場します。mid2Gがピークとなる場面が全体で10回、mid2F#が5回、mid2Fが7回登場します。また、全体的にmid2D#~mid2E辺りが多い点を考えると男性の音域としては高めであり、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいと私は分析しました。一つの目安ですが、原曲キーから1~3つ程度下げてみてください。
ちなみに、今回はDメロでhiFやhiF#といった裏声高音が登場します。ただ、この辺りは少し聞き取りづらくもあるため、あまり厳密な音程にこだわりすぎなくてもよいのではないかと私は分析しています。
『ルーム No.4』は低音域に余地があるため、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、ある程度自分が得意とするレンジに調整することができそうです。今回は見た目より低音が高いため、ビギナー向けの調整も一応可能であると想定していますが、2番Bメロなど一部は低音が低いため、少し歌いにくい可能性があります。
今回の楽曲はメロやリズムは比較的分かりやすく、練習曲やカラオケにもよいと思います。超学生さんの歌唱が特徴的であり、原曲のようなニュアンスで歌いこなすのは力量が問われそうです(難しそうです)。最初のうちは原曲の表現に引っ張られ過ぎずに、自分の歌いやすいように歌うのがよいと私は考えています。
『ルーム No.4』を原曲キーで歌唱する場合、mid2D#~mid2G#といった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回は全体的にmid2D#~mid2E辺りが多く、要所でmid2F~mid2G#といった中高音が登場します。低音については一部でmid1C等が登場しますが、全体的に高めの低音となります。
こうした点を考慮すると、「標準より高め~高音域が非常に得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は考えました。女性だと「標準より低めの音域の女性」などは原キーでも歌える可能性がありますが、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。
【まとめ】
①一部で低音が登場すが、全体的に中高音寄り
②原キーだと「標準より高め~高音域が非常に得意な男性」向け
③女性はいくらかキーを上げた方が歌いやすそう(一部の低音女性は原キーも可能)
④メロなどは分かりやすく、練習曲やカラオケ向き
⑤原曲の超学生さんのようなニュアンスで歌うのは力量が必要
コメント
調査お疲れ様です。またお忙しい中リクエストに応えてくださりありがとうございます。私自身超学生さんの大ファンでいつも聴いているのですが「超低音歌い手」として知られている割には地声の音域が意外と高く歌うのが難しいなといつも感じます。低く聞こえやすい声質なのでしょうかね