カテゴリー

『RAISE MY SWORD』(GALNERYUS)の音域

こんにちは。今回はGALNERYUS(ガルネリウス)の『RAISE MY SWORD』(2015)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。


『RAISE MY SWORD』(GALNERYUS)
『RAISE MY SWORD』(GALNERYUS)の音域






【地声最低音】mid1F(F3) 

★見上げると、m1F#[そ]こは変わら[ぬ]空 悠遠の[き]m1F[み][お]もう【ラストサビ前】

※この場面を除くと、ラストサビ前以外では低音部がm2Cになり、男性曲としては相当高い


【地声最高音】hiD#(D#5)  ※曲全体で11回

★このhiA#hiB[びゃ[く]や]A#[切[り裂]けと] hiD#[Cry] hiD[out]【Bメロ】

★(Just)hiA#[raise] hIC#[my] hiD#[sword] 【サビ】


【補足】hiA#hiC#を含むフレーズ一覧

★見果てhiA#[ぬ]さきを[思]hiB[い]ながA#[ら]【Aメロ】
★(引き返すことは許されず) ただ、戦m2G#[い]hiA#[を]選びゆく

hiA#[守るべ]きもの A#[信]hiB[じ]るもA#[の]【Bメロ】
★ m2G#[数奇な]hiA#[さ]だめに揺G#[ら]A#[れ]

★(The)hiC#[free]dom C#[be][came]hiA# hiB[thou][sands]A# of flames【サビ】
★目覚めhiA#[よ]いまこ[の][時]hiC#

★明日のhiA#[陽]は確かに[き]みの瞳に[う]A#[る]hiB[だ]hiC#[ろう]【ラストサビ】

※イントロのフェイクはhiD#

 まず、GALNERYUS(ガルネリウス)について少し説明します。GALNERYUSは2001年より活動するロックバンドです。ギターのSyuさんと前ボーカルのYAMA-Bさんを中心に結成されました。2009年からは、You’re the Only…『You’re the Only…』などのヒット曲を持つ小野正利さんがボーカルとして迎えられました(バンドではSHO名義になっております)。
 GALNERYUSの楽曲は、ジャンルとしてはヘヴィメタル、メロディックスピードメタルなどに属します。現ボーカルのSHOさんは、テレビなどでも度々そのハイトーンボイスを披露しておりますが、そうした点がメタルというバンドのスタイルに活かされております。海外でのライブやメタルフェスにも参加しております。2010年前後からはアニメなどの主題歌なども担当することが増え、『HUNTER×HUNTER』のエンディングテーマとなった『HUNTING FOR YOUR DREAM』などが特に人気を集めております。日本でも人気の高いメタルバンドの1つと言えます。
 ちなみに、バンド名のGALNERYUSはバイオリンの名器グァルネリ(ラテン語読みでGuarnerius)から由来しているそうです。


 さて、『RAISE MY SWORD』(レイズ・マイ・ソード)についてです。この楽曲は、2015年にロックバンドGALNERYUSによりリリースされたアルバム『UNDER THE FORCE OF COURAGE』に収録されております。同曲は、アルバムの発売に先立ち、レーベルの公式チャンネルでMVが公開されており、270万回もの再生回数を記録しております。
 同曲は、GALNERYUSのカラオケランキングや人気曲ランキングでも高い人気があり、アルバム曲ながら、存在感のある楽曲となっております。

 『RAISE MY SWORD』はアップテンポのスピードメタルナンバーです。歌メロはAメロBメロサビと展開するので、多くに人にも馴染みやすいと思います。2番サビ以降は、2分近くの間奏が挟まれ、アウトロも1分程度、演奏時間は7分を超える大作となっております。最近の曲は、3分程度で終わるものも珍しくないので、その中で演奏時間が7分を超えるというのは特徴が際立ちます。メタル曲ということもあり、ボーカルSHO(小野正利)さんのハイトーンボーカルも心地よいです。

 『RAISE MY SWORD』の音域的な特徴についてです。同曲は、音域自体がやや広めであり、また男性曲としてはかなり高いレンジとなっております。キー調整は可能ですが、SHOさんのような歌唱表現をするためには、しっかり歌い慣れておく必要があります。場合によっては女性がボーカルを担当しても良いかもしれません。


 最後に『RAISE MY SWORD』の音域についてですが、地声最低音】mid1F(F3)~【地声最高音】hiD#(D#5) で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりも高いです。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid1Fはラストサビ前で登場します。ここは通常のBメロの1オクターブ下を歌唱しております。この場面以外では、低音部がmid2Cとなり、男性曲としては低音が高い楽曲となります。X JAPANなどもそうですが、メタル曲は最低音自体も高くなる傾向にあります。

 一方、地声最高音hiD#はサビやその周辺で登場します。曲全体で11回で登場回数も多めです。この辺りは一般的な男性の音域よりもかなり高いですので、キーを下げた方が歌いやすいです。ただ、同曲はメタル曲ですので、キーを下げるにしてもある程度高めのレンジで歌った方が原曲のニュアンスが表現しやすいです。

  『RAISE MY SWORD』は低音部分に余裕があり、キー調整はしやすいです。ただ、同曲は先にも述べたようにメタル色の強い作品ですので、小野正利さんのようなハイトーンボイスが使えると原曲の表現に近づきやすいです。キー調整をするにしてもしっかり歌い慣れておく必要があると思います。

 『RAISE MY SWORD』は一部を除くと、ほぼmid2C~hiD#で歌メロが作られております。よって、原曲キーで歌唱する場合は高音域を歌いこなす力と共に、スタミナが求められます。同曲は間奏が長めの楽曲でありますが、その辺りも意識しておくよいと思います。

 同曲はゴリゴリのメタルナンバーですので、それに伴い、高音域を歌いこなす力が試されます。その点で難易度は高いのですが、歌いこなせるとカッコいいと思います。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。声域的には女性にもお奨めしやすいです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. ミズトラージ より:

    宜しければ、GALNERYUSのangel of salvationの音域調査をお願いします!!!

    • もりっしー より:

      リストアップしておきます
      GALNERYUSは別の曲が1曲リクエストが来てて(調査は終わってる)
      そちらから先に上がるかもしれません