『また逢う日まで』(平井大)

【地声最低音】mid1D#(D#3)
★かm2D#[よい]なm1G#–m1F#[れ[た]【Aメロ】
★これm1D#–1F#[が]最]後ねと 1D#–m2D#[わ]か]れた
【地声最高音】mid2F#(F#4) ※
★ねえm2F#地[どう]してなF#地–E–D#[み]だ]が]溢れ[る]【サビ】
★(僕たちは) m2F#地–D#[愛を]知]った【2番Bメロ】
【裏声最高音】hiB(B4) ※Bメロで多く、サビでも登場する
★さhiB裏–A#–m2G#–F#[よ]な]ら]が] に2D#地[が]てな僕たち[は]【Bメロ】
★わ2D#裏–F#–A#–hiB–m2D#地[す[れ[な[い]よ]ずっと【サビ】
【補足】その他の中高音を含むフレーズ一覧
★m2D#[ぼ]くらはえ[ら]んだ道[を]歩いてく【サビ】
★ぼm2D#[く]らが過2D#地–m2F#裏[ごし[た]日]ぃ々よ【ラスサビ】
まず、『また逢う日まで』についてです。この楽曲は、2015年に男性シンガーソングライターの平井大さんによりリリースされたメジャー2枚目のアルバム『Slow & Easy』に初収録されました。元々はアルバムの1曲であり、ファンを中心に親しまれてきた楽曲でした。作詞作曲は平井さんとEIGOさんの共同でなされています。
2020年以降になって、同曲はSNSなどを中心に注目を集め、卒業ソングのような位置づけとして広く親しまれ始めます。2023年8月にはストリーミングで1億再生を達成し、日本レコード協会よりプラチナ認定がなされました(2025年現在もランキングで上昇を続けている)。
『また逢う日まで』の音域的な特徴についてです。同曲は大よそ男性の音域の範囲内(体感的には「やや高め」位か)で歌メロが作られています。低音域に余地があるため、一般的には少しキーを下げて歌うのもよいと思います。
今回の楽曲は、中高音としてmid2D#~mid2F#辺りの地声高音がよく登場します。これらは男性の音域の範囲内ですが、登場回数を考慮すると、一般的にはやや高い可能性があります。また、低音域もmid1D#が登場し、標準的(or若干高い)と私は推測しています。一般的な音域の男性が原曲キーで歌唱しうる楽曲ですが、場合によってはキーを下げることもありえると感じました。逆にmid2F#の回数などを考えると、「中高音域が得意な男性」などは取っつきやすい楽曲であると考えています。また、今回は裏声がBメロサビで多用されているため、器用な地声と裏声の使い分けは不可欠です。
女性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを上げた方がより歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから3~5つ程度上げてみてください。今回は見た目よりは中高音に寄っているため、低音が得意な女性などは原キーでも歌えなくもないですが、そうした方も少しキーを上げた方が安定すると思います。
最後に『また逢う日まで』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D#(D#3)~【地声最高音】mid2F#(F#4)、【裏声最高音】hiB(B4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域の範囲内(体感的には「やや高め」かも)です。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1D#はAメロで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内です。「高音域が非常に得意な男性」の一部は若干低い可能性もあるため、場合によっては少しキーを上げるのもよいと思います。
次に、地声最高音mid2F#はサビなどを中心に計16回登場します。この辺りは男性の音域の範囲内で、一般的な音域の男性が原キーで歌唱しうる楽曲です。ただ、mid2D#辺りの回数なども考慮すると、若干高い可能性もあるため、場合によってはキーを下げることも選択肢に入れてみてください。
『また逢う日まで』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。歌いなれた人であれば、ある程度自分が得意とするレンジに調整することが調整することができそうです。また、ビギナー向けの調整も可能だと思いますが、人によっては一部歌いにくい可能性があります(裏声などが多用されるため)。
今回の楽曲はメロ自体は分かりやすく、またリズムなども取りやすいです。そのため、音域がマッチするのであれば、練習曲やカラオケなどには非常に向くと考えています。全体的にしっとりした作品であり、歌メロのよさが活きやすい曲です。一方で、Bメロやサビを中心に裏声が多用されるため、器用な裏声は不可欠になります。
『また逢う日まで』を原曲キーで歌唱する場合、mid2D#~mid2F#(裏声はmid2F#~hiB)といった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回はABメロでmid2D#がよく登場し、サビでmid2F#が見られるようになります。また、低音はmid1D#が登場しますが、頻度は多くはないです。
こうした点を考慮すると、「標準的(orやや高め)~高音域が得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は考えました。
【まとめ】
①Aメロは中低音中心だが、決して低くはない
②「標準的(orやや高め)~高音域が得意な男性」などに合いそう
③Bメロサビで裏声が多いので、器用な発声は不可欠
④キー調整はしやすい。メロもよく、練習曲に非常に向く
⑤スロー曲でカラオケ映えしやすい。おススメ