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『Thank you, my twilight』(the pillows)の音域

こんにちは。今回はthe pillowsの『Thank you, my twilight』(2002)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。当ブログでピロウズの楽曲を取り上げるのは、『Funny Bunny』(過去記事)『パトリシア』(過去記事)以来、3曲目になります。


『Thank you, my twilight』(the pillows)
『Thank you, my twilight』(the pillows)の音域







【地声最低音】mid1F(F3) 

★僕のルーレット 回りm1G[つ]づ[け][る]m1F【Aメロ】
m1F[ま]m1GF[わ[ない]でも]GF[取[っ][たよか][を]F


【地声最高音】hiA(A4)  ※曲全体で10回程度

m2F[見]m2G[え][た]ならまちhiA[が]G[い]F[じゃ]ない【サビ[orBメロ]】
m2G#[キミを待っ]m2G[て]m2F[たん]hiA[だ]

m2G[Thank] m2F[you], G[my] FGhiA[t][wi][light]【ラスト】


【補足】mid2Emid2Gを含むフレーズ一覧

★Life is m2Fm2E[beau]ti[ful] Fm2G[ぼ[く][ル]ー]レット 【Aメロ】
★誰かと待ち合わせてるみm2Fm2E[た][に]【サビ[orBメロ]】

 まず、『Thank you, my twilight』(サンキュー・マイ・トワイライト)についてです。この楽曲は、2002年に3人組ロックバンドthe pillowsによりリリースされたアルバム『Thank you, my twilight』に収められております。同アルバムには、シングル曲として『白い夏と緑の自転車 赤い髪と黒いギター』が収められております。私自身は、ミュージックビデオも制作されている『バビロン天使の詩』という楽曲も好きあります。

 the pillowsは1990年代にデビュー、近い世代としてはMr.Childrenやスピッツなどがいます。人気バンドほどの知名度はありませんが、自身のトリビュートアルバムにBUMP OF CHICKENやストレイテナー、ELLEGARDEN、 Base Ball Bearなどが参加しており、後輩のバンドなどにも大きな影響を与えております。週刊少年ジャンプで連載されていた人気漫画『SKET DANCE』で『Funny Bunny』が登場するなど、クリエーターなどにも人気が高い印象です。OVAアニメ『フリクリ』ではピロウズの楽曲が多く使われており、同アニメを視聴していた方などはお馴染みのバンドかもしれません。


 さて、『Thank you, my twilight』はゆったりしたテンポのバンドナンバーです。イントロのシンセサイザーの音などが耳に残りやすいかもしれません。歌メロについては、AメロBメロといった形で作られており、比較的シンプルです。アルバム曲ということもあり、わかりやすいサビなどはありませんが、私自身は非常に好きな作品です。

 『Thank you, my twilight』の音域的な特徴についてです。同曲は、hiAが登場するなど一般的な男性の音域よりも高めに作られております。よって、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。また、女性が歌う場合はキーを上げた方がよいと思います。


 最後に『Thank you, my twilight』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F(F3)~【地声最高音】hiA(A4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりも高めです。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid1FはAメロで登場します。回数はやや多いです。この辺りは一般的な男性の音域の範囲内です。ただ、高音域が非常に得意な男性などは若干歌いにくく感じられるかもしれません。また、女性なども少し低く感じやすいです。女性の場合、原キー歌唱も可能ではあります。ただ、一般的にははキーを上げた方が歌いやすいです。

 一方、地声最高音hiAはBメロや楽曲の終盤で登場します。登場回数は10回程度でやや多いです。そのため、一般的な男性の場合は、キーを下げた方が歌いやすいのではないかと思います。目安として、原曲キーから2つ程度下げてみてください(カラオケでいうと♭2)。


 『Thank you, my twilight』は低音部分に余地があり、キー下げは可能です。歌い慣れている人であれば、自分が得意なレンジに合わせることができると思います。一方、同曲は最低音の頻度が意外と多いです。そのため、歌い慣れていない人などはキーを下げ過ぎると低音が歌いにくく感じられるかもしれません。その辺りは実際に各々歌唱してみてください。
 私なりのイメージですが、同曲はテンポが緩やかであり、音程が若干取りにくいように感じられます。慣れていない人などはテンポを少し上げて練習するのもよいと思います。

 『Thank you, my twilight』を原曲キーで歌唱する場合hiA辺りがしっかり歌いこなせる力が求められます。よって、声域的には「ある程度高音域が得意な男性」などが合いやすいです。女性の場合は、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。ただ、「標準より低め女性」などは原曲キーなどでも歌いやすいかもしれません。

 『Thank you, my twilight』は歌詞なども非常によく、私自身は好きな曲であります。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。また、ピロウズの他の楽曲なども探し見てみるのもよいと思います。

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