『主人公』(SUPER BEAVER)

【地声最低音】mid1B(B2)
★m1F#[待ち]侘びたの[か]【Aメロ】
★きっm1G#[とみんな]違うなG#–m1F#[ぁ[ぁ]
★m1D#–m2D#[そ[れ]はそれ、これm1G#[は]これ【Bメロ】
☆m1B[お]なじ朝m1G#[に暮]らす
【地声最高音】mid2G#(G#4) ※全体で6回程度
★m2F#–m2G#[心[が]ふとm1G#[わ]らえm2D#[る]ような【サビ】
★m2F#–E[知ら]な]い場所 F#–m2G#[知ら[な]い人
★未来のイm2G#–F#^-D#[メー]ジ[が])あ]ったり【Aメロ】
【補足】mid2E(一部略)~mid2Gを含むフレーズ一覧
★m2F#–E–D#[優]し]さ]でもくだら[な]さでも【サビ】
★m2F#–E–D#[救いの]ある]日々]を願っm1F#–2D#[たう[た]ぁ
★眠れぬ2D#–m2E[ま[ま]む]かえたのか 白む[そ]ら【Aメロ】
★めぐ2D#–m2F#[り[あっ]て]好くなった
★等しm2D#–m2F#[く[て]ぇだから むず[かE[しい]よ]ぉぉ【Bメロ】
★どm2F#–m2G[ん底退屈有[頂]天も
★めいm2F#–D#[め]いゆ[え]に[想い])た[い]な
★m2F#–D#[世]界]の中心は [いつ]だっE[て] [じE[ぶ]ん]F#[だよ]【ラスト】
★m2F#–E–D#[優]し]さ]でもくだら[な]さでも【サビ】
★m2F#–E–D#[救いの]ある]日々]を願っm1F#–2D#[たう[た]ぁ
★眠れぬ2D#–m2E[ま[ま]む]かえたのか 白む[そ]ら【Aメロ】
★めぐ2D#–m2F#[り[あっ]て]好くなった
★等しm2D#–m2F#[く[て]ぇだから むず[かE[しい]よ]ぉぉ【Bメロ】
★どm2F#–m2G[ん底退屈有[頂]天も
★めいm2F#–D#[め]いゆ[え]に[想い])た[い]な
★m2F#–D#[世]界]の中心は [いつ]だっE[て] [じE[ぶ]ん]F#[だよ]【ラスト】
まず、『主人公』についてです。この楽曲は、2025年にロックバンドSUPER BEAVERによりリリースされたシングル作品です。CDシングルとして発売されました。
同曲は、フジテレビ系の情報番組『めざましテレビ』の2025年テーマソングとして書き下ろされました。毎朝番組を見ている人にとってはよく耳にする楽曲かもしれません。
『主人公』はミドルテンポのバンド曲です。バンドサウンドに加えブラスアレンジが参加しており、そうした点で爽やかな印象のある作品です。歌メロは頭サビから始まり、AメロBメロサビと展開します。作詞作曲はギター担当の柳沢亮太さん、編曲はSUPER BEAVERと河野圭さんによりなされました。河野さんは絢香さん、EXILEなど多くのアーティストと縁が深いですがが、とりわけ活動初期・ブレイク期の宇多田ヒカルさんの編曲で知られています。
『主人公』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域と比べ高め(もしくは明確に「高い」)レンジで歌メロが作られています。低音域に余地があるため、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいです。
今回の楽曲はサビが特に盛り上がるのですが、ABメロについてもそこまで低くなく、mid2D#~mid2G#などが登場します。また、低音についても見た目より高く、相対的に中高音域が得意な男性の方が歌いやすいといえます。発声は地声ベースであり、裏声は少なめです。
女性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。今回はmid1F#辺りが比較的多いため、女性だと少し低く感じる可能性があります。一つの目安ですが、原曲キーから3~5つ程度上げてみてください。ただ、「標準より低めの音域の女性」の一部は原キーがマッチする可能性があるため、その辺りは実際に歌唱して微調整を加えてください。
最後に『』の音域についてですが、【地声最低音】mid1B(B2)~【地声最高音】mid2G#(G#4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ高めです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1BはBメロで登場します。このmid1Bについては歌い出しの瞬間的な音であり、スロー再生をしてもかなり聞き取りにくいです。今回は低音域としてはmid1F#辺りが安定して歌えると形になりやすいと私は想定しています(mid1D#位まで歌えるとより良い)。こうした点を考慮すると、男性曲の低音としては高めの曲であるということが分かります。
次に、地声最高音mid2G#はサビはAメロで計9回登場します。このmid2G#に次ぐ地声高音としては、mid2Gがピークとなる場面が全体で4回、mid2F#が29回登場します。また、低音が高い点なども考慮すると男性の音域としては高く、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいと私は分析しています。一つの目安ですが、原曲キーから1~3つ程度下げてみてください。
『主人公』は低音域に余地があるため、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、ある程度自分が得意とするレンジに調整することができそうです。今回は基本的な音域はそこまで広くないため、ビギナー向けの調整も可能であると私は推測しています(低音の正確な音にこだわり過ぎなければ)。ただ、原曲の渋谷龍太さんのような歌唱をするためには力量が求められるため、しっかり練習を続けたいです。
今回の楽曲はメロやリズムは比較的分かりやすいです。音域がマッチするのであれば、練習曲やカラオケにもよいと私は分析しました。ただ、全体的にメロが中高音寄りであるため、見た目より体力が消耗しやすいと思います。そうした点もしっかり意識してペース配分を考えたいです。
『主人公』を原曲キーで歌唱する場合、mid2D#~mid2G#といった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回は全体的にmid2D#~mid2F#辺りが多く、要所でmid2Gやmid2G#も登場します。低音についても、見た目以上に高い印象ですが、間奏がやや長い分、少し負担が軽減されます。
こうした点を考慮すると、「標準より高め~高音域が非常に得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は考えました。
【まとめ】
①全体的に中高音寄りの曲(低音は見た目以上に高い)
②原キーだと「標準より高め~高音域が非常に得意な男性」向け
③キー調整は比較的しやすい(ビギナーにも合うかも)
④メロやリズムも分かりやすく、練習曲におススメ
⑤女性は通常はキー上げ推奨(一部の女性は原キーで歌えるかも)