『Ride on shooting star』(the pillows)
【地声最低音】mid1G(G3)
★m2A–m1G[スパ[イダー] 生けm2D[捕っ]たその予m2E[感]は]【Bメロ】
★m2D[隠]さm2E[なく]たっ]てm2A[い]いんだ
【地声最高音】mid2F#(F#4) ※全体で12回
★m2F#–E[オレ]ンジの]スF#[ライド]映すそm2A[ら]【Aメロ】
★Ride m2F#[on] E[shoo]ting sta[r]m2A こF#[こ]ろ]のD#[こ]えで【サビ】
まず、『Ride on shooting star』についてです。この楽曲は、2000年にロックバンドthe pillowsによりリリースされたシングル作品です。ベストアルバム『Fool on the planet』の先行シングルとして発売されました。同アルバムは、バンドとしては初の週間トップ20にランクインしました。
『Ride on shooting star』はオリジナル・ビデオ・アニメ『フリクリ』のエンディングテーマとしてタイアップが付きました。楽曲の質も相まって、バンドの中でも人気が高い1曲です。また、海外での人気も高いようで、Spotifyなどでは特に多くの再生回数を記録しています。
『Ride on shooting star』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としてはやや高め(体感的には高めでもよいかも)のレンジで歌メロが作られています。低音域に余地があるため、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいです。
同曲は、中高音としてはmid2D~mid2F#等がよく見られます。最高音自体は大よそ一般的な男性の音域の範囲内ですが、低音が高い故に曲全体を通して中高音域が登場する曲となっています。そのため、相対的に中高音域が得意な男性などにマッチしやすい曲といえます。逆に、中低音寄りの男性だと体力的にしんどくなるかもしれません。演奏時間が2分20秒と短い分密度が濃い曲です。
女性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。今回は低音が高い分、原曲キーで歌えなくもないですが、女性の得意レンジを考慮するといくらかキーを上げた方がより声質が活きると私は推測しています。一つの目安ですが、原曲キーから3~4つ程度上げてみてください。
最後に『Ride on shooting star』の音域についてですが、【地声最低音】mid1G(G3)~【地声最高音】mid2F#(F#4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、やや高め(体感的には高めでもよいかも)です。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1GはBメロで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内です。ただ、最低音がmid1Gとなる曲は、かなり高い確率で「一般的な音域の男性にとってはキーが高い曲」となります。今回もそうした傾向が見られます。
次に、地声最高音mid2F#はAメロやサビで登場します。登場回数は全体で12回程度です。この辺りは男性の音域の範囲内です。ただ、今回は全体的にmid2E~mid2F#を含んだフレーズが多いため、体感的には高く感じやすい曲です。一般的には少しキーを下げた方が歌いやすいかもしれません。一つの目安ですが、原曲キーから1~2つ程度下げてみてください。
『Ride on shooting star』は低音域に余地があるため、キー下げは可能です。今回の楽曲は音域が狭いためキー調整の融通は利きやすいです。歌い慣れた人はもちろんビギナー向けの調整も可能だと思います。ただ、キー調整をしたからといって、山中さわおさんのような歌唱が出来るわけではないので、弛まぬ練習を心掛けてください。普段ロック曲などに慣れている人の方が合いやすい曲です。
同曲はメロディー自体は比較的わかりやすく、リズムなども取りやすそうです。音域がマッチするのであれば練習曲にもおススメだと感じました。全体的にノリの良いロック曲ですので、カラオケなどにも向きやすそうです。
『Ride on shooting star』を原曲キーで歌唱する場合、mid2D~mid2F#といった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回は最高音自体はそこまで高くないですが、曲全体を通して中高音域が頻出します。低音域も高いため、高音域が得意な人の方がマッチしやすい曲です。
こうした点を考慮すると、「標準より高め~高音域が得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。
【まとめ】
①最高音は高くないが、全体的に中高音寄りの曲
②原キーだと「標準より高め~高音域が得意な男性」に合いそう
③音域が狭く、キー調整もしやすい
④音域が合うならば、最近の曲と比べると歌いやすい
⑤ノリがよくカラオケ向き、練習曲向き