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『蕾』(コブクロ)の音域

 こんにちは。今回はコブクロの『蕾』(2007)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。


『蕾』(コブクロ)、Tsubomi(Kobukuro)
『蕾』(コブクロ)の音域







【地声最低音】mid1B(B2) ※Aメロで登場

m1Dm1C#[な[み]だ] こぼし1C#[て]も]【Aメロ】
★汗にまみれたm1C#m1D[え]が]おの中じゃ
★だから m1Bm1C#[あ]な]たの涙をm1C#[僕は知ら]ない

※再低音以外でもmid1C#など低音域が多い

【地声最高音】hiA(A4)  ※Bメロとサビで計10回

★(hiA[きっ]と)×3  わかってたm2F#m2G[はず[な]の]【Bメロ】
★上手m2F#[に]乗せて 笑っ[て]hiAm2G[見]ぃ][せ]た あなた[をG[お]も]い出す【サビ】

★(消えそうに 咲きそうな 蕾が) 今年も僕をm2F#m2GhiA[待[っ[て][る]【ラストサビ】

【裏声最高音】hiA#(A#4) ※サビで登場

★掴m2F#[め]ない 風[に]m2GAhiA#裏[お[ど[る]F#地[は]なびら 【サビ】


【補足】mid2E(一部のみ)mid2Gを含むフレーズ一覧

★柔らかな日だまりが包m2D[む] 背中に ポツリ 話しかm2E[け][な][ら]【Bメロ】
★いm2Em2F#[つ[かこんな日]が来[るこ]F#[も]

★消えm2Gm2F#[そ]う]に 咲きG[そ][う][つぼ]みが【サビ】
★今年も僕をm2F#m2G[待[っ]てる]
★立ち止m2F#[ま]る肩にヒ[ラ]

m2F#m2G[立ち[止]ま]る 僕のそ[ば]【ラストサビ】

 まず、『蕾』(つぼみ)についてです。この楽曲は、2007年に音楽デュオ・コブクロによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、同じ年にリリースされた『5296』に収められました。同アルバムには、『蒼く優しく』、『君という名の翼』といったシングル曲も収められております。アルバムは150万枚近いヒットを記録し、2022年7月現在、コブクロのフルアルバムとしては最大の売上枚数となっております。

 さて、『蕾』はリリーフランキーさんの同名小説を原作としたテレビドラマ『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』の主題歌として書き下ろされました。同小説は220万部を超えるベストセラーとなっており、ドラマも大きな話題となりました。
 楽曲の力も相まって、『蕾』は50万枚を超えるヒット曲となり、コブクロはその年のレコード大賞を受賞しました。同曲は、「音楽配信」でも200万ダウンロードを記録し、歴代のダウンロードランキングでも6位にランクしております。音楽配信で200万DLを超えている楽曲は、GReeeeNの『キセキ』や米津玄師さんの『Lemon』など、これまでに9曲しかありません(Billion Hitsより引用)。2000年代後半を代表するヒット曲の一つと言ってよいと思います。


 『蕾』の音域的な特徴についてです。同曲はBメロやサビでhiAが登場するなど、男性曲としては高めのレンジで歌メロが作られております。そのため、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。
 同曲は低音域についてもmid1B,mid1C#と低いです。そのため、キー下げする余地はあまり多くありません。音域が広いため、キー調整を考慮しても歌い慣れた人向けの楽曲と言えます。楽曲はAメロ⇒Bメロ⇒サビと少しずつ盛り上がっていくため、メリハリのある表現が求められます。



 最後に『蕾』の音域についてですが、【地声最低音】mid1B(B2)~【地声最高音】hiA(A4)、【裏声最高音】hiA#(A#4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ高めです。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid1BについてはAメロで登場します。同曲はAメロが全体的に低く、mid1B~mid1D辺りが多く登場します。そのため、標準的な男性でも低音感を感じやすいです。
 一方で、女性にとっては相当低いため、通常はキーを上げることを推奨します。一つの目安ですが、原曲キーから4つから5つ上げてみて下さい(#4~5)。

 次に地声最高音hiAについてはBメロとサビで登場します。登場回数は10回と多めです。そのため、一般的な男性の場合はキーを下げた方が歌いやすいと思います。一つの目安ですが、原曲キーから2つ程度下げてみて下さい。
 ちなみに、同曲を原曲キーで歌唱する場合、「ある程度高音域が得意な男性」などが合いやすいと思います。同曲はボーカル2人による楽曲ですので、複数人で歌ってみるのも良いと思います。

 『蕾』は低音域に若干の余地があり、少しであればキー下げは可能です。一方で、低音域が低く、音域も広いため、人によってはキーを調整しても難しく感じられるかもしれません。その点は留意しておいてください。
 同曲はメロディーは親しみやすく、難しいリズムなども多くはありません。ただ、音域の広さなどを考慮すると、やはり歌い慣れた人向けの楽曲であると私は分析しました。

 『蕾』は王道感のあるバラードであり、ボーカルの良さが生きやすい楽曲です。演奏時間が6分超と最近の曲と比べると長めですが、高音域が得意な男性などは歌いこなせると非常に映えると思います。興味を持たれた方はチャレンジしてみて下さい。

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