なお、今回は【AメロBメロサビ】といった構成がわかりにくい作品だと感じました。そのため、【イントロAメロBメロCメロラスト】といった分類にしております。
『復讐』(My Hair is Bad)、Fukushu(My Hair is Bad)
【地声最低音】mid1G#(G#3)
★m2F-m2G#[もふ[く]に]着替えて葬祭m2A#–m1G#[しよ[う]【Bメロ】
【地声最高音】hiA#(A#4) ※全体で4回程度
★もうm2G#–hiA#[一回[そう]言っ]m2F[たん]だ! 紅G#[一]点]!さあもう一[点]だ【Aメロ】
★はm2G#[い]ご[に]気hiA#–G#[を]付]けm2F#[ろ]よ【Bメロ】
★あm2G#[の]こいはほG#[ん]きG#-hiA#[だっ[た]ん]だ【Cメロ】
★m2G#-hiA#[何千回!何万回!何回だってもう[一]回]だ[ろ!]【ラスト】
【補足】mid2F~mid2G#を含む代表的なフレーズ
★ずっm2F[と]ずっF-m2G#[と忘れ[な]い]でいるか[ら]【イントロ】
★はじめは愛しm2F–m2D#[合っ]た]り いつでも優しm2A#[かっ]たり【Aメロ】
★ってm2F[浸っ]てる場合[じゃない] [こっか]らふく讐[してなん]ぼ
★m2F[春になっ]たらやっm2F#[ちゃう]ぞ!]【Bメロ】
★ずっと覚えm2F[てて]m2D#-F[忘[れ]ない]でいよう
★m2F[線]香の匂いが香[る] さよF-F#[な[ら]
★m2G#–m2F[たった一]か]いの一[生を]【Cメロ】
★m2G#[何十回!何百回!何回だってもう一回!]【ラスト】
まず、『復讐』(ふくしゅう)についてです。この楽曲は、2017年に3人組ロックバンドMy Hair is Badによりリリースされたアルバム『mothers』(マザーズ)に収められております。同アルバムには、『運命』、『幻』、『いつか結婚しても』といったシングル曲が収録されております。とりわけ、『いつか結婚しても』はYouTubeなどでも多くの再生回数を獲得しております。私個人としては、『永遠の夏休み』という楽曲が特に印象に残りました。
さて、『復讐』は、アルバム『mothers』の1曲目に収録されました。また、ミュージックビデオなども制作されており、リード曲のような位置づけにある作品だといえそうです。マイヘアのYouTubeチャンネルで公開されているミュージックビデオは、2022年11月現在、約430万回の再生回数を記録しております。
『復讐』の音域的な特徴についてです。同曲は、男性曲としては高いレンジで歌メロが作られております。一般的な男性はキーを下げた方が歌いやすいです。また、同曲は全体的に高音寄りの楽曲であり、ある程度高音域が得意な男性でも、スタミナが要求される楽曲といえそうです。
同曲は、男性曲としては低音が高く、女性が原曲キーで歌唱することも可能です。とりわけ、『標準より低めの音域の女性』、『歌い慣れていない女性』などは合いやすそうです。標準的な音域の女性も原キーでの歌唱は可能ですが、通常はキーを上げた方が声質が活きやすいと思います。同曲は音域的には女性の声域と近似します。
最後に『復讐』の音域についてですが、【地声最低音】mid1G#(G#3)~【地声最高音】hiA#(A#4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1G#については、Bメロで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内です。ただ、このmid1G#辺りが最低音となる男性曲は、ほぼほぼ「一般的な男性にとってはキーが高い楽曲(スタミナも必要)」となります。今回の『復讐』についてもmid2F~mid2Gの頻度が高く、そうした傾向が明確に当てはまる楽曲だといえそうです。
反面、同曲は低音域が高い分、女性が原曲キーで歌唱することも可能です。「一般的な音域の女性」はキーを上げた方がより歌いやすいと思いますが、「標準より低めの女性」などは原曲キーでもまっちしやすそうです。
次に、地声最高音hiA#については、全体で4回程度登場します。また、同曲はmid2F~mid2G#といった中高音域が非常に多く登場し、男性にとっては高いレンジとなります。そのため、一般的な男性はキーを下げた方が歌いやすそうです。一つの目安ですが、原曲キーから2つ程度下げてみてください。
『復讐』は低音域に余地があり、キー下げはしやすいです。同曲は音域自体はそこまで広くなく、キー調整の融通は効きやすい楽曲です。そのため、大きなキー調整に抵抗がなければ、ビギナー向けの調整も可能だといえそうです。
一方で、同曲はメロとメロの間隔が短く、息継ぎなどがしにくいです。また、間奏なども短く、休憩できるポイントも少ないです。そのため、普段歌い慣れていない人は見た目よりもハードルがあるのではないかと思います。キー調整を考慮しても、歌い慣れた人向けの楽曲といえそうです。
『復讐』を原曲キーで歌唱する場合、mid2F~hiA#といった高音域を地声でしっかり歌いこなせる力が要求されます。先述のように、同曲は中高音域の登場頻度が高く、また休憩できるポイントも少ないです。そのため、「高音域が得意な男性」などが原曲キーにマッチしやすいと私は判断しました。また、「標準より低めの音域の女性」なども原曲キーでチャレンジしやすそうです。先述のように、休憩ポイントが少ないですので、とりわけ男性はスタミナは不可欠です。
『復讐』はアッパーなバンド曲であり、カラオケなどでも歌いやすいと思います(歌詞がやや過激ですが)。個人的には作詞作曲を担当する椎木知仁さんの言葉選びなども非常に耳に残りました。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。
コメント
TUBEのあー夏休みの音域調査お願いします!
リストアップしておきます。
TUBEってまだ取り上げたことなかったですね。