『転がる岩、君に朝が降る』(ASIAN KUNG-FU GENERATION)
【地声最低音】mid1E(E3)
★m1E–m2E[あ]か]い[あ]か]い[小]Eさ]な車は君を乗せE[て]ぇぇ【Cメロ】
【地声最高音】hiA#(A#4) ※全体で10回程度
★m2E[な]に[を]ま[ち]がった hiA#地–F#[そ]れさ]え]も【サビ】
【裏声最高音】hiB(B4) ※Aメロで登場
★そm2D#–m2E[ん[な]hiB裏[ぼ]くに術はないよな 嗚呼…【Aメロ】
【補足】mid2D#~mid2F#を含むフレーズ一覧
★戦争m2D#–m2F#[をな[くす]ような大逸れたことじゃない【Aメロ】
★だm2D#–m2E[け[ど]ちょっと それもあるよな
★俳優やm2D#[映]画スターには成れない それどこ[ろm2E[か]ぁ]
★(遠く向こうの角を曲がって) 此処m2D#–m2E[か[ら]は見えなくなった【Cメロ】
まず、『転がる岩、君に朝が降る』(ころがるいわ、きみにあさがふる)についてです。この楽曲は、2008年に4人組ロックバンドASIAN KUNG-FU GENERATIONによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、同じ年のアルバムとしては、2008年の『ワールド ワールド ワールド』に収められました。同アルバムには、『アフターダーク』(過去記事)、『或る街の群青』(過去記事)といったシングル曲が収められております。同アルバムには出荷ベースで10万枚以上のセールスを記録し、日本レコード協会よりゴールド認定がなされました。
さて、『転がる岩、君に朝が降る』はアップテンポのバンド曲です。個人的には同じ時期のシングル3曲で比べると、やや落ち着いた印象があります。歌メロはAメロサビCメロと展開し、シンプルです。作詞作曲は後藤正文さん、編曲はASIAN KUNG-FU GENERATIONによりなされました。
ちなみに、同曲は、2022年に放送されたテレビアニメ『ぼっち・ざ・ろっく』の最終話のエンディングでカバーがされております。ボーカルは後藤ひとり役の青山吉能さんが務めておりますが、アニメの好評価とも相まって大きな話題となりました(カバーバージョンについてもいずれ記事にしたいです)。
『転がる岩、君に朝が降る』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としては高めのレンジで歌メロが作られております。低音域には若干の余地があるため、一般的な男性はキーを下げた方が歌いやすそうです。
同曲の低音域は一部を除くとmid2B辺りが多く、見た目以上に高いです。そのため、中高音域に慣れていない人は若干戸惑うかもしれません。ただ、mid2E~mid2F#辺りはAメロCメロではそこまで多くないので、体力的に大変というわけではないと私は分析しました。
ちなみに、同曲を女性がカバーする場合、2022年の『ぼっち・ざ・ろっく』に登場する結束バンドによりカバーされたバージョンが参考になると思います。結束バンドではmid1G~hiA(裏声hiD)といったレンジでカバーされております(アジカンよりも3つ高い[#3])。
最後に『転がる岩、君に朝が降る』の音域についてですが、【地声最低音】mid1E(E3)~【地声最高音】hiA#(A#4)、【裏声最高音】hiB(B4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ高めです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1EはCメロで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内ですが、低音域が苦手な方は若干歌いにくいかもしれません。また、女性にとってはかなり低いですので、通常はキーを上げた方が歌いやすいと思います。
次に、地声最高音hiA#はサビで登場します。登場回数は10回とやや多いです。そのため、一般的な男性は通常はキーを下げた方が歌いやすそうです。一つの目安ですが、原曲キーから2つ程度下げてみてください。
『転がる岩、君に朝が降る』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。一部歌いにくい部分もあるかもしれませんが、個人的にはビギナー向けの調整も許容できる楽曲ではないかと感じました。ただ、キー調整をすればすぐに後藤さんのような歌唱ができるわけではないですので、その点は留意しておいてください。また、キーを調整しても難しいと感じた場合は、別の易しめの曲と並行して練習してください。
『転がる岩、君に朝が降る』を原曲キーで歌唱する場合、mid2E~hiA#といった高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。このhiA#は全体で10回程度登場しますが、その他ではmid2F#が地声高音ですので、地声最高音hiA#の楽曲としては比較的取っつきやすい印象です(音域面では)。そのため、『標準より高め~ある程度高音域が得意な男性』などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。同曲はAメロ辺りはそこまで高音感が無いので、「高音域が非常に得意な男性」だともしかしたら若干歌いにくいかもしれません。
『転がる岩、君に朝が降る』はやや落ち着いた印象のロックナンバーであり、カラオケでも歌いやすいと思います。個人的には後藤正文さんの歌詞なども非常に耳に残ります。人気アニメのED曲として再び注目を集める楽曲ですが、興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。
コメント
キー3も上げて地声最高音が下がってるのはかなり特殊ケースですね アジカンも結構高いってことですね
ぼっちちゃんの裏声好きです………
ぴたっくまさんコメントありがとうございます。
ぼっちはサビで裏声になってるので、その分地声が低い感じですね。
私もぼっちバージョン哀愁があって好きですね。
なんか泣きそうになります。
近いうちにぼっちバージョンも記事にします。
ASIAN KUNG-FU GENERATIONさんの「或る街の群青」という楽曲の音域調査をお願いします!
リストアップしておきます。
「転がる岩…」と同じアルバムですよね。
そうです!お願いします!