こんにちは。今回はJanne Da Arcの『DOLLS』(2004)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回もリクエストによる選曲です。

 なお、同曲はアーティストおよびレーベルの公式チャンネルでMVや音源が公開されておりません。よって、当ブログにおいても、添付動画はありません。ご了承ください。


『DOLLS』(Janne Da Arc)


【地声最低音】mid1F#(F#3)  

★恋しm2F#[くて]~ 想い出m1F#[た]どる様に


【地声最高音】hiA(A4)  

★なm2F#[み]m2G[だ]hiA[が]溢れて(Aメロ)

m2F#[もう好きじゃ]hiA[な]m2G[い]F#[の?](サビ)
m2F#[君は涙]m2G[こ][ら]hiA[な]G[が]F#[ら]

hiA[声に]G[な][らな]G[い]F#[よ](ラスト)





【補足】mid2F#hiAの注意箇所

m2F#[ Lost] m2G[a] hiA[day]

★一人m2F#[きり]~ [たた]m2G[ぁ]F#[ず]む浜辺(Aメロ)
m2F#[あ]の日のき[み]m2G[連]F#[れ]てくる

m2F#[私じゃダ]m2G[メ]F#[なの?](サビ)
m2F#[強い君が]m2G[ふ]F#[る]えてF#[た]

m2F#[う]m2G[ご][け]ないまま 
★そしm2F#[て] [僕に]G[は][~]F# [い]ま 
★なm2G[に]m2F#[が]できるのだろう

『DOLLS』(Janne Da Arc)









 まず、Janne Da Arc(ジャンヌダルク)について説明します。Janne Da Arcは1991年に結成、1999年にメジャーデビューしたヴィジュアル系バンドです。ジャンルとしてはポップロック、ハードロックなどに分類されると思います。2007年に活動休止、2019年には解散いたしました。ボーカルのyasuさんは、2007年より行われているソロプロジェクトAcid Black Cherryとしても知られています。代表曲は様々あると思いますが、アニメ『ブラック・ジャック』のオープニングテーマにもなった『月光花』は大きなヒットとなり、ファンでない人でも広く知られているのではないかと思います。


 さて、『DOLLS』についてです。この楽曲は、2004年にJanne Da Arcによりリリースされたシングル作品です。アルバム『ARCADIA』(アルカディア)に収録されています。先に上げた『月光花』などとともに人気の高い作品なのではないかと思います。

 『DOLLS』はアコースティックギターのイントロから始まり、バンドの音が重なっていくメロディアスな楽曲です。特にAメロが非常に美しく、カラオケなどで歌いたい人も多いのではないかと思います。個人的にはアコギの音色も切なさを誘います。

 『DOLLS』の声域的な特徴についてです。図にも示すように音域自体はやや狭めの楽曲なのではないかと思います。一方で、この楽曲の難しい点はサビです。細かい点は後述しますが、サビの音色のほとんどがmid2F#~hiAの音階で作られております。しかも、サビ自体が長い尺を占めております。
 以前、星野源さんの『Friend Ship』、スピッツの『楓』の回でも取り上げましたが、この『DOLLS』も「キー自体がそこまで高くないのに歌いづらい曲」に分類されるのではないかと思います。

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 さて、『DOLLS』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F#(F#3)~【地声最高音】hiA(A4) で歌メロディーが構成されています。一般的な男性の音域よりもやや高いです。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiAはAメロ、サビ、ラストと要所要所で登場します。AメロのhiA部分は楽曲のニュアンスなどを考えると、裏声気味で歌唱しても違和感は少ないと思います。

 問題は、サビです。この楽曲は「キー自体はそこまで高くないのに、なぜか歌いづらい楽曲」に当たると私自身は考えています。

m2F#[私じゃダ]m2G[メ]F#[なの?]
m2F#[もう好きじゃ]hiA[な]m2G[い]F#[の?]
m2F#[強い君が]m2G[ふ]F#[る]えてF#[た]
m2F#[君は涙]m2G[こ][ら]hiA[な]G[が]F#[ら]

とあるように、歌詞は異なるものの基本的にこれらのメロディーフレーズで1番も2番もサビが作られています。サビのほとんどがmid2F#~hiAに当たります。「hiAくらいなら上手く歌いこなせる」という人でもじわじわ体力を削られていきます。

 よって、『DOLLS』はある程度hiAなどが歌いこなせる方でも最初はキーを下げて歌唱した方が良いのではないかと個人的には感じました。
 また、普段歌い慣れていない人は、各々歌いやすいキーに設定して歌唱しても良いと思います。原曲キーから4つ程度下げて最高音をmid2Fあたりに設定しても良いと思います。『DOLLS』は音域自体は狭いため、キーの調整などは行いやすいです。また、メロディー自体も難しい部分は少ないですので、練習曲としても向いていると、私自身は考えております(MVがYoutubeに上がっていないのは残念ですが、Spotifyなどでも視聴できます)。