『僕たちの未来』(家入レオ)、Bokutachi no Mirai(Leo Ieiri)
【地声最低音】mid1G#(G#3)
★僕は何処m2A#–m1G#[へ[向]かう]んG#[だい] 星にそっG#[と]訊いたんA#[だ]【Aメロ】
★この旅をm2G#[は]じ[め]た理由を 僕ら出m2A#–m1G#[逢[えた]意]味2A#[を]
★m2G#[い]ち年[後]、いや何年後でもいm1G#[い]【Bメロ】
★星の指m2A#–m1G#[す[場]所に行くA#–G#[の[は]
★信じるm1G#[こ]ころ 見つけたえ[が]お 確かに分m2G#[かっ]たG#–hiA#[こ[と]
【地声最高音】hiD#(D#5) ※全体で14回と多め
★hiD#地[繋がっ]ていく 星hiA#–hiC[座[の]よ]う[に]【サビ】
★hiA#–hiC#–C[君とた[ど]り]着]く そのhiD#地[さ]き]へ
★hiD#–hiC–hiA#[僕]たちの]ぉ]未来
※hiC#がピークとなる場面も全体で15回程度
【補足】hiA#~hiC#を含むフレーズ一覧
★世界中の名hiA#–hiC#–C[も[な]き]光【サビ】
★僕たちはとなA#–hiC#–hiC[り[に]い]る]よ [き]っと やくそ[くC–hiC#[だ[っ]た]
まず、『僕たちの未来』についてです。この楽曲は、2016年に女性歌手の家入レオさんによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、同じ年にリリースされた『WE』に初収録されました。同アルバムには『僕たちの未来』の他、『Hello To The World』、『君がくれた夏』といったシングルが収録されております。とりわけ、『君がくれた夏』は配信部門で50万ダウンロードを記録し、家入さんとしては特に人気のシングル曲になりました。
さて、今回取り上げる『僕たちの未来』は福士蒼汰さん主演の日本テレビ系ドラマ『お迎えデス。』の主題歌として書き下ろされました。楽曲の質も相まって、同曲は10万ダウンロードを記録し、日本レコード協会よりゴールド認定がなされました。ちなみに、同曲は2018年に『めざましテレビ』の「日本つながるプロジェクト」応援ソングにも起用されております。その後も別のタイアップが付くなど、長らく愛され続けている印象です。
ちなみに、同曲のミュージックビデオは熊本県の阿蘇で撮影されました。この楽曲のMVが公開されたすぐ後に、熊本は大きな地震に見舞われたため、同MVに慰められたという人もおられるかもしれません(私自身はただただ景色の美しさに圧倒されました)。
『僕たちの未来』は爽やかなミドルナンバーです。空を思わせるようなサウンドが印象的であり、サビメロなども伸びやかで開放感があります。歌メロはAメロBメロサビと展開します。作詞は家入レオさん、作曲編曲は多保孝一さんによりなされました。多保さんはSupelfyの初期メンバーとしても知られ、その後作曲編曲家に転向します。Supelfyでの作曲編曲の他、最近は稲葉浩志さんのソロ作品『One and Only』、にしなさんの『ケダモノのフレンズ』なども手掛けております。
『僕たちの未来』の音域的な特徴についてです。同曲は女性の音域としては高いレンジで歌メロが作られております。低音域に余地があるため、一般的には少しキーを下げた方が歌いやすいと思います。
同曲はAメロBメロは中低音域中心であり、サビで大きく盛り上がる楽曲となっております。そのため、とりわけサビは高い音が連続します。AメロBメロで中低音が多い分、やや音域が広くなっております。
ちなみに、男性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。高音域が得意な男性だと、原キーでAメロBメロなどは歌唱可能かもしれませんが、サビは原キーだとかなり大変なのではないかと推測されます。
最後に『僕たちの未来』の音域についてですが、【地声最低音】mid1G#(G#3)~【地声最高音】hiD#(D#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域と比べ、高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1G#はAメロやBメロで登場します。この辺りは女性の音域の範囲内です。ただ、今回は登場回数が多いため、「高音域が非常に得意な女性」などは若干低音感があるかもしれません。hiEなどが安定して歌える高音域が非常に得意な女性は、場合によってはキーを上げてもよいと思います。
次に、地声最高音hiD#はサビで登場します。登場回数は14回程度と多めです。この最高音hiD#に次ぐ高音としては、hiC#が15回程度登場します。こうしたことからも女性の音域としては高音感があります。一般的には少しキーを下げた方が歌いやすいといえそうです。一つの目安ですが、原曲キーから2~3つ程度下げてみてください。
『僕たちの未来』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。歌い慣れた人であればある程度自分が得意なレンジに調整できるのではないかと推測されます。一方、同曲は音域が広めであるため、ビギナーだともしかしたら難しい部分が出てくるかもしれません。キー調整を考慮しても歌い慣れた人向けの楽曲だといえそうです。
ちなみに、同曲メロディーが非常に親しみやすく、サビの解放感が気持ちいいです。私自身もこの曲を歌いこなせると気持ちがいいだろうなと強く感じました。
『僕たちの未来』を原曲キーで歌唱する場合、hiA#~hiD#といった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。今回はサビを中心にこれらが多く見られ、かなり高音感があります。また、AメロBメロでは中低音域が多いので、低音域も安定した歌唱が不可欠になります。
こうしたことを踏まえると、「高音域が得意な女性」が原曲キーにマッチしやすいと私は判断しました。一方、もし高音域が非常に得意な女性だと、低音域が少し歌いにくいかもしれません。その辺りは各々実際に歌唱してみてください。
【まとめ】
①サビが高い。原キーだと「高音域が得意な女性」向け
②AメロBメロが中低音が多く、音域は広め
③サビメロの解放感が心地よく、歌いこなせると気持ちよさそう(私の印象です)
コメント
今までほとんど聞いてこなかったんですが声がいいですね家入レオ
音域的には紅とかKINJITOとかMissingYouに近いですね
男性曲の高音は最早女性にとっても高い曲ってことですよね
コメントありがとうございます。
私もサブリナくらいしか知らなかったんですが
この曲も声がいいですね。
男性がこのレンジを爽やかに歌うのは大変そうですが、
高さ的には確かにそれくらいの感じですね。
男性はやはりだいぶ高音域がえぐくなってると感じます。