なお、今回はライブの映像なども参考に調査しています。そのため、サビでは原曲だと地声に聞こえる部分も裏声判定になっています(【補足】の☆のhiD#)。
『サマータイムシンデレラ』(緑黄色社会)
【地声最低音】mid1G(G3)
★こうしてふたりをめm2A–m1G[ぐ[り]合わ]せA–G[る[の]【Aメロ】
【地声最高音】hiD(D5) ※全体で1回
★好きhiB–hiE裏–D[を[ま]だつ]C地–hiD[たえ[てい]ない]のに] ああ【Dメロ】
【裏声最高音】hiE(E5) ※全体で1回
★好きhiB–hiE裏–D[を[ま]だつ]C地–hiD[たえ[てい]ない]のに] ああ【Dメロ】
【補足】hiA#~hiD#を含むフレーズ一覧
★言葉にでhiA[き]ない 想hiB裏–A[い]は]溢れてゆ[く]のに【Aメロ】
★hiA[な]み[飛]沫はぜhiB[る]よ]うなB–hiC地[ぐ[う]ぜ]ん]はか[さ]なる
★そしてhiA裏[世]界は初めA地[て]のA地[い]ろに染まる【Bメロ】
★もう誰にも止hiA–hiB–hiC[め[ら[れ]ない]ほど]
★明日がこれほどにhiA#–A[愛おし]い]のは【2番Bメロ】
★8月のカレンダー 夏の終わりが近付いた 胸hiA[が]騒hiB[ぐ]【Dメロ】
★やhiB–hiC-hiD裏-C裏[め[て[ま]だ] hiC地–hiB[終]わら[な]い])でよ
★ようやくこhiA–hiB–hiC裏[た[え[に]会]えた
☆始まりのhiA#地[合]図[がし]た [た]ま[らhiC地–hiD#裏[ず[ふ]た]り]は【ラストサビ[転調₊1]】
★なんてことない飾らないこhiA#–hiC地[と[ばが]
★とhiD#裏[ど]けA#地[どう]か (このまま熱さが) A#–hiC地^-A[醒め[ない]よう]に]
★やA#–hiC地[が[て]迷C[子]の]夜hiD#裏–hiC#–C地[す]ら]超] え]てゆく
まず、『サマータイムシンデレラ』についてです。この楽曲は、2023年に4人組ロックバンド緑黄色社会によりリリースされたシングル作品です。現在は配信限定のシングル曲ですが、9月にCDシングルとしてのリリースが予定されております。
『サマータイムシンデレラ』は森七菜さんと間宮祥太朗さん主演のドラマ『真夏のシンデレラ』のために書き下ろされました。楽曲の質も相まって、同曲はストリーミングランキングでも上位にランクイン、YouTubeチャンネルで公開されたミュージックビデオも多くの再生回数を獲得しております。ちなみに、同ドラマではリョクシャカの新曲『マジックアワー』も挿入歌使用されております(CDシングルのカップリング曲として収録予定)。
『サマータイムシンデレラ』はアッパーなバンド曲です。夏らしい爽やかなサウンドアレンジが印象的です。歌メロはAメロBメロサビと展開、ラストサビでは転調が行われ、キーが1つ上がります。カラオケなどでは注意したいところです。作詞は長屋晴子さんと小林壱誓さん、作曲は穴見真吾さん、編曲は穴見さんとLASTorderによりなされました。LASTorderはリョクシャカと縁の深いアレンジャーですが、CDシングル曲を担当するのは今回が初となります。
『サマータイムシンデレラ』の音域的な特徴についてです。同曲は女性の音域としては高めのレンジで歌メロが作られております。一般的な女性は少しキーを下げた方が歌いやすいと思います。
同曲は全体でみると中高音寄りでメロが作られており、hiA~hiCといった音域が地声で多く登場します。そのため、体感的には高く感じやすいのではないかと私は推測しております。また、裏声が多用されているため、地声と裏声の器用な使い分けは不可欠になります。
ちなみに、同曲を男性が歌唱する場合、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。ざっくりとした目安ですが、「高音域が得意な男性」だと原曲キーから3つ程度下げると比較的歌いやすいのではないかと私は推測しております。
最後に『サマータイムシンデレラ』の音域についてですが、【地声最低音】mid1G(G3)~【地声最高音】hiD(D5)、【裏声最高音】hiE(E5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域と比べ、高めです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1GはAメロで登場します。この辺りは女性の音域の範囲内です。ただ、「高音域が非常に得意な女性」の場合、一部の低音が若干低く感じられる可能性があります。場合によっては、少しキーを上げてもよいかもしれません。
次に、地声最高音hiDはDメロで登場します。登場回数は1回のみですが、裏声のhiE、地声のhiCなどとコンボになっており、高音感のある場面です。このhiDに次ぐ地声高音としては、hiCをピークとする場面が全体で13回程度登場します。これらに加え、hiA~hiB辺りの回数も多いため、一般的には少しキーを下げた方が歌いやすいと私は推測しました。一つの目安ですが、原曲キーから1~2つ程度下げてみてください。
『サマータイムシンデレラ』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。そのため、歌い慣れた人であれば、ある程度自分の得意なレンジに調整することができるのではないかと思います。一方、今回はメロが速く、裏声も多いため、ビギナー向けには少し歌いにくいのではないかと私は推測しました。また、若干ですが、音程が取りにくい場面もあります。原曲をしっかり聞き込んでおきたいところです。
『サマータイムシンデレラ』を原曲キーで歌唱する場合、hiA~hiD(裏声はhiB~hiE)といったレンジをしっかり歌いこなせる力が求められます。今回は地声でhiA~hiCといった中高音が多く、スタミナなども要求されます(息継ぎが少し大変そうな場面もある)。こうしたことを踏まえると、「標準より高め~高音域が得意な女性」などが原曲キーにマッチしやすいと私は判断しました。
【まとめ】
①全体として中高音寄りの曲(低音が若干低い場面がある)
②原キーだと「標準より高め~高音域が得意な女性」向け
③裏声と地声の使い分けは不可欠
コメント
地声最高音について質問です。
ラスサビの「たまらず”ふ”たりは」のhiD♯を裏声と記載されていますが、私には地声に聞こえます。
もりっしーさんがこちらの箇所を裏声と判定された根拠などありますでしょうか?
音源のみだと私もここは地声に聞こえたのです
ただ丁度テレビに出演した映像を見る機会があったのでそちらも参考しました
そちらだと明確に裏声で歌唱されていたので裏声としました
記事冒頭に「ライブの映像も参考」にしたというのはテレビ出演での歌唱ですね
(補足)
フェスやTHE FIRST TAKEなどの動画も再度確認してみました
やはりライブでは裏声で歌唱しているようです
音源では地声hiD#だと思います、カラオケなどで歌う際は裏声hiD#で歌うのも
よいのかもしれません
了解しました、ありがとうございます