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『サブリナ』(家入レオ )の音域 アニメ『トリコ』ED曲

 こんにちは。今回は家入レオさんの『サブリナ』(2012)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。当ブログで家入さんの作品を取り上げるのは、『未完成』(過去記事)以来2回目となります。


『サブリナ』(家入レオ)、Sabrina(Leo Ieiri)
『サブリナ』(家入レオ)の音域






【地声最低音】mid2B(B3) 

★Rai[ny]m2G Day 夜のm2B[ま]ち舞い降2B[り]【Aメロ】


【地声最高音】hiD(D5) ※全体で3回

hiBhiC^hiD[朽[ち][く][じ[つ] m2G[サブリナ]【サビ】


【裏声最高音】hiD(D5) ※サビで多い

hiD裏[いつ]だって D[いつ]だって【サビ】


【補足】hiAhiBを含むフレーズ一覧

★真っm2G[赤]なくGhiB[ち[べ]に][けA[た]ぁき[み]【Aメロ】
★もてアソブようhiA[に] アジワウよう[に]【Bメロ】
hiB[ガ]ラス越B[し]に見る こhiA[ど]くなか[げ]

hiA[ほ][と][の][い]hiB[も]とめて【サビ】
★(町中の嘘に)傷付けhiBhiA[ら]れ]B[も]
★(パズルのpieceはあわない 朽ちてく果実) hiB[サブリナ]【2番サビ】

 まず、『サブリナ』についてです。この楽曲は、2012年に女性歌手の家入レオさんによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、同じ年にリリースされた『LEO』に初収録されました。同アルバムには、『Shine』、『Bless You』といったシングルも収録されております。同アルバムは出荷ベースで10万枚のセールスを記録し、日本レコード協会よりゴールド認定がなされました。2023年現在、家入さんのアルバムでは最も大きなセールスを記録したフルアルバムです。

 さて、『サブリナ』は家入さんの記念すべきデビューシングルとなります(当時家入さんは現役の高校生だったそうです)。同シングルは、島袋光年さんの同名漫画を原作としたテレビアニメ『トリコ』のエンディングテーマとしてタイアップが付きました。楽曲の質とタイアップが相まって、同作は配信シングルとして25万ダウンロードを記録し、プラチナ認定がなされております。家入さんの作品でも代表的なシングルの1つです。
 ちなみに、『トリコ』は週刊少年ジャンプで連載されていたグルメバトル漫画で、累計発行部数が2500万部を記録した人気漫画です。アニメは毎週日曜日に放送されていたということもあり、当時視聴していた人も多いかもしれません。


 『サブリナ』はミドル~アップテンポのバンド曲です。家入さんは幅広い歌唱表現が魅力的な歌手ですが、同曲はロックっぽい要素もった作品です。歌メロはAメロBメロサビと展開しますが、アニメの主題歌ということもあってか、全体的に力強いナンバーとなっております。作詞は家入レオさん、作曲は家入さんと西尾芳彦さん、編曲は三輪コウダイさんによりなされました。西尾さんは、音楽塾ヴォイスを運営しており、YUIさんや絢香さんなどをプロデュースで知られます。

 『サブリナ』の音域的な特徴についてです。同曲は、女性曲としてはやや高め(もしくは「高め」)の音域で歌メロが作られております。低音域には余地が多いため、キー下げはしやすいです。
 同曲は最低音がmid2Bと比較的高く、その分hiA~hiB辺りの中高音域が多く登場します。そのため、このhiA,hiBといった音域がギリギリ出るような人だと、途中で体力的にしんどくなります。逆にhiA,hiB辺りを安定して歌いこなせる人であれば、原曲キーで楽しめそうです。



 最後に『サブリナ』の音域についてですが、【地声最低音】mid2B(B3)~【地声最高音】hiD(D5)、【裏声最高音】hiD(D5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域と比べ、やや高め~高めです。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid2BはAメロで登場します。この辺りは女性の音域の範囲内ですが、女性曲としては少し高い印象です。そのため、相対的ににm2G~hiB辺りの中高音域の登場回数が多くなります。そのため、「歌い慣れていない女性」、「高音域が苦手な女性」は、体力的にしんどくなりやすいです。

 次に、地声最高音hiDはサビで登場します。登場回数は3回程度で、いずれもhiCとのコンボになっております。そのため、一般的には少しキーを下げた方が余裕を持ちやすいのではないかと私は判断しております。一つの目安ですが、原曲キーから1つ程度下げてみてください。
 ※通常、当ブログではhiDを含む曲は「標準より高め」とすることが多いですが、今回は①hiD,hiCを含むフレーズが計3回(各サビ1回ずつ)、②それ以外の場面で登場する一番高い高音hiBということもあり、「標準よりやや高め~高め」としました。


 『サブリナ』は低音域に余地があり、キー下げはしやすいです。同曲は音域自体もそこまで広くないので、大きなキー調整に抵抗が無ければ、ビギナー向けの調整も可能だと思います。ただ、キーを調整すれば、すぐに家入さんのような歌唱ができるわけではなく、しっかりとした練習が不可欠となります。

 『サブリナ』を原曲キーで歌唱する場合、hiA~hiDといった高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。この辺りは女性の音域の範囲内ですが、とりわけhiA,hiBがAメロ~サビまで広くみられます。そのため、ある程度スタミナが求められるのではないかと私は判断しました。それらを踏まえ、「標準よりやや高め~ある程度高音域が得意な女性」等が原曲キーに合いやすいと私は判断しております。


 『サブリナ』はノリの良いロック曲であり、カラオケなどでも歌いやすいと思います。ヒット曲の多い家入さんですが、同曲はカラオケでも多く歌われているようです。私自身もメロディーやサウンドアレンジが印象に残りました。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。

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コメント

  1. ああ より:

    ありがとうございます!トリコはアニメで観てたのでめっちゃ懐いです笑

    • もりっしー より:

      そうなのですね。この曲かっこいいですよね。
      あと、個人的にはドレスコーズのトートロジーという曲も好きです。