『運命』(sumika)
【地声最低音】mid1A#(A#2) ※全体で1回程度
★”Singin’ 靡F#–m1D#[け[な]ぞ]の方に【Aメロ】
★炎巻いて海あm1F[る]き 空を[目]指しm1D#–C#–m1A#[て[ち[ちゅ]うを【1番Bメロ】
★m1E[僕は僕]だけのジョブを m2G–D#[生]き]ていこう【Dメロ】
【地声最高音】hiA(A4) ※全体で27回
★E[運命] [ねhiA–m2G#–F#[がっ]てい]る]よ]【サビ】
★(雷鳴怒鳴っていても) m2G#–hiA[ミス[テイク]もユーモアさ
【補足】mid2E~mid2Gを含むフレーズ一覧
★1″ 唱えて チャームのm2D#[よ]うに【Aメロ】
★忸怩たっても悔いはm2F裏[ない]【Bメロ】
★あm1D#[い]情ばかりは褒めm2D#[て]よ m2F#[Rea]dy?
★ (願っているよ) m2E[た]だ祈っている[よ]【サビ】
★勇者になんてm2F#–m2G^-E[な[れ]な]い]し 賢者にもF#–G[遠[く]【Dメロ】
まず、『運命』についてです。この楽曲は、2024年にロックバンドsumikaによりリリースされました。配信シングルとして、リリースされた後に、『Unmei e.p』としてフィジカルの発表がされています。
同曲は、九井諒子さんの同名漫画を原作としたテレビアニメ『ダンジョン飯』第2シーズンオープニングテーマとして書き下ろされました。そうしたこともあり、全体的にポップで親しみやすいバンド曲になっています。作詞作曲は片岡健太さん、編曲は宮田’レフティ’リョウさんとsumikaによりなされています。
『運命』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としては高めのレンジで歌メロが作られております。低音域に余地があるため、一般的にはキーを下げた方が歌いやすそうです。
同曲はAメロBメロサビと歌メロが盛り上がり、中高音域はサビで多く見られます。一方、低音域についてはmid1A#等が見られる場面もありますが、大よそ標準的だといえます。こうした点を考慮すると、やはり中高音域が得意な男性の方がマッチしやすそうだといえます。
女性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。今回は低音域としては大体mid1C#辺りが不可欠になります。こうした点を考慮すると、女性の音域としては低音が低いといえます。一つのざっくりとした目安ですが、原曲キーから原曲キーから3~4つ程度上げてみてください。今回は音域が広いため、キー調整を考慮に入れても歌いにくい可能性があります。
最後に『運命』の音域についてですが、【地声最低音】mid1A#(A#2)~【地声最高音】hiA(A4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、高めです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1A#は1番Bメロで登場します。ただ、今回のmid1A#はかなり聞き取りにくく、mid1C#辺りで歌っても違和感は少ないと私は判断しました。低音域としては、大体mid1C#辺りまでが歌えると形になりやすいと想定しています。「高音域が非常に得意な男性」だと若干歌いにくい可能性があります。
次に、地声最高音hiAはサビで登場します。登場回数は全体で27回程度と多いです。こうした点を考慮すると、男性の音域としては高く、通常は少しキーを下げた方が歌いやすそうです。一つの目安ですが、原曲キーから1~2つ程度下げてみてください。
『運命』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。今回の楽曲は見た目ほどは低音は低くないため、歌い慣れた人であれば、ある程度自分の得意なレンジに調整することができると私は考えました。ただ、同曲は音域が広いため、ビギナーなどは一部歌いにくい部分が出てくるかもしれません。その辺りは留意しておいてください。
今回の楽曲は歌メロ自体は分かりやすく、リズムなども取りやすそうです。ただ、Bメロ⇒サビ、サビ⇒Dメロ等で転調が行われており、人によっては少し音程が取りにくい可能性があります。原曲をしっかり聴き込んでおきたいです。
『運命』を原曲キーで歌唱する場合、mid2F~hiAといった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。今回はサビを中心にこれらが多く見られます。一方、低音域についてはmid1C#やmid1D#等が一部で見られますが、おおむね標準的な範囲といえます。
こうした点を考慮すると、「(ある程度)高音域が非常に得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。「高音域が非常に得意な男性」なども原キーで歌唱可能だと思いますが、人によっては少しキーを上げた方が安定するかもしれません(その辺りは各々実際に歌唱してみてください。)。
【まとめ】
①AメロBメロサビと盛り上がる。サビは中高音が多い
②低音は見た目ほどは低くない。ただ音域自体はそれなりに広い
③原キーだと「(ある程度)高音域が非常に得意な男性」などに合いそう
④メロは分かりやすいが、転調が多いため音程に注意したい
⑤音域などがマッチするのであればカラオケなどに良さそう