『ハロー』(時速36km)

【地声最低音】mid1A#(A#2)
★m1D#[そ]れ[みて笑われ]たF–1D#[り[して]【Dメロ】
★笑う側に回ったm1A#–D#[りするこ]と]もF–D#[あっ[て]
【地声最高音】hiC#(C#5) ※全体で計4回
★愛しF#–2G#[て[た]あ]なたをhiB–hiC#^-G#[あ[い]し]て]い]た【ラストサビ[転調₊1]】
★hiC#–B–A^[何](度]でも[ぉ]) C#–B[ハ]ロー]
【補足】mid2F#~hiBを含むフレズ
★m2A#–hiA#地–2F[ひ[かっ]て]いる【Aメロ】
★とっm2F[て]お[き]のじょm2G[う]ね]つを
★hiA#–2F[チル]ド]し[てm2G[く]
★(思いつきの憂鬱で) m2G–F–D#[悦]に]ひ]た[る]
★2A#[見]てF[見]ぬ[振]り[し]て[た]終[わm2G[り]だ]とhiA#[か]【Bメロ】
★ぼhiA#[く]にとってはたいせつm2G[な]ものも【Dメロ】
★他のm2F#–F[だ]れ]か[に]りかhiA#[いされないこ]とが嬉し[かっ]た
★そんなのダm2G–F[サ]かっ]た[か]ら
★週明2F#–m2G#[け[の]あ]さの白[びゃくG#[と]【ラストサビ[転調₊1]】
★お昼F#–m2G#[に[予]約]しhiB地[ちゃっ]た[歯]医者
★m2A#–hiA#地–2F[ひ[かっ]て]いる【Aメロ】
★とっm2F[て]お[き]のじょm2G[う]ね]つを
★hiA#–2F[チル]ド]し[てm2G[く]
★(思いつきの憂鬱で) m2G–F–D#[悦]に]ひ]た[る]
★2A#[見]てF[見]ぬ[振]り[し]て[た]終[わm2G[り]だ]とhiA#[か]【Bメロ】
★ぼhiA#[く]にとってはたいせつm2G[な]ものも【Dメロ】
★他のm2F#–F[だ]れ]か[に]りかhiA#[いされないこ]とが嬉し[かっ]た
★そんなのダm2G–F[サ]かっ]た[か]ら
★週明2F#–m2G#[け[の]あ]さの白[びゃくG#[と]【ラストサビ[転調₊1]】
★お昼F#–m2G#[に[予]約]しhiB地[ちゃっ]た[歯]医者
まず、『ハロー』についてです。この楽曲は、2020年にロックバンド時速36kmによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、2021年のフルアルバム『輝きの中に立っている』に初収録されました。
『ハロー』はバンドとしては3作目の配信シングルです。ミュージックビデオは130万回以上の再生回数を獲得しており、この記事を執筆時点(2025年11月)で最も人気を獲得しているシングル曲です(ちなみに、新曲『Happy』の再生回数が数か月でかなり伸びています)。
『ハロー』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としてはかなり高いレンジで歌メロが作られています。低音域に余地があるため、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいです。
今回の楽曲は全体を通してmid2Gなどの中高音が頻出し、高い場面ではhiA#~hiC#といった音階を含みます。一方、中低音については、mid1A#~mid1F等がDメロの一部で見られます。ただ、低音が登場する場面はごく一部であるため、音域がかなり広いものの「中高音域が得意な男性」の方が歌いやすい曲といえます。
女性が同曲を歌唱する場合についてです。今回の楽曲の大部分は、女性にとって歌いやすいレンジです(発声のニュアンスは異なると思います)。ただ、Dメロの低音が連続する場面については、女性には歌いにくいです。そのため、Dメロの低音が連続する場面については1オクターブ上のレンジを歌唱してもよいかもしれません(裏声などでしっとり歌うのもよい)。中高音域が得意な女性は若干キーを上げて、歌うのもよいと思います。
今回の低音mid1A#は若干聞き取りにくいです。そのため、私個人の見解としてはmid1D#などで代替して歌っても違和感は少ないのではないかと考えています(mid1D#程度であれば、低音が得意な女性だと発声できる可能性がある)。
最後に『ハロー』の音域についてですが、【地声最低音】mid1A#(A#2)~【地声最高音】hiC#(C#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、かなり高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1A#はDメロで登場します(若干聞き取りにくい)。この辺りは男性の音域の範囲内です。「女声域に近似するような高音男性」だと若干歌いにくい可能性がありますので、その際はキーを上げてもよいかもしれません(原曲キーでも良い)。
次に、地声最高音hiC#はラストサビ等で計4回登場します。このhiC#に次ぐ地声高音としては、hiCがピークとなる場面が全体で2回、hiBが4回、hiA#が10回、mid2G#が15回、mid2G20回が回登場します。こうした点を考慮すると、男性の音域としては高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいといえます。一つの目安ですが、原曲キーから4~5つ程度下げてみてください。
『ハロー』は低音域に若干の余地があり、キー下げは可能です。ただ、今回の楽曲は音域自体が広いため、歌い慣れた人であっても一部歌いにくい部分が出てくるかもしれません。ただ、mid1F以下の低音が登場する場面は一部に限定されるため、多少低音を犠牲にして、キーを下げるのも1つの手だと私は考えています。
今回の楽曲はメロは比較的分かりやすいです。ただ、歌メロが速いため、歌詞やリズムなどはしっかり覚えておきたいです。慣れないうちはテンポを下げて練習するのも良いかもしれません。また、今回はロックでよく見られる力強い発声が特徴的です。そのため、そうした歌唱に慣れている人の方が取っつきやすいです。
『ハロー』を原曲キーで歌唱する場合、mid2G~hiC#といった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回はサビが特に高いですが、ABメロについても中高音が多く、ほぼ全てがサビのようなレンジです。一方、低音はDメロに集中しますが、回数は少ないです。
こうした点を考慮すると、「高音域が非常に得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は考えました。
【まとめ】
①Dメロの一部以外は、全体的に中高音寄りの高い曲
②「高音域が非常に得意な男性」などが原曲キーに合いやすい
③音域が広いが、低音は一部のみ。キー調整に迷った時は低音を少し犠牲するのもよいかも
④メロが速いため、歌詞などはしっかり覚えておきたい
⑤ロック色の強いボーカルなので、そうした歌唱が得意な人に特におススメ