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『One Night Carnival』(氣志團)の音域

こんにちは。今回は氣志團(きしだん)の『One Night Carnival』(2001)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。
ちなみに、当ブログで氣志團の楽曲を取り上げるのは今回hが初めてです


『One Night Carnival』(氣志團)
『One Night Carnival』(氣志團)の音域







【地声最低音】mid1F#(F#3) 

m1Gm1F#[Can you ma[ster] baby]? m2A[ master baby!]【Bメロ】


【地声最高音】hiA(A4) ※全体で3回

★さm2GhiA^-F#[みしが[り]屋]達]の伝説さ【サビメロ】


【補足】mid2D#mid2F#を含むフレーズ一覧

m2D[ワンナイト・カーニ]バル [む]ねの奥【Aメロ】
★Zuki-Zukiとおm2F#E[と]た]てるF#[Angel]
★Can you master baby? m2D[master baby!]【Bメロ】
★Can’t you master m2F#[baby So] E[long]
m2DE[瞬[き]も]Em2F#[せ[ずに][ぃ]ぃ]【サビ】
★俺たm2E[ち]m2F#E^-D#[ひか][の]う]ずに]
★巻きm2Em2F#[込[ま れ]てく m2F[く]ものす[きF#[間に]
m2Dm2E[One [Night Car]nival fun fun]

 まず、『One Night Carnival』(ワン・ナイト・カーニバル)についてです。この楽曲は、2001年にロックバンド氣志團(きしだん)によりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、2003年の『BOY’S COLOR』に初収録されました。同アルバムは、約25万枚のCDセールスを記録し、日本レコード協会よりプラチナ認定がなされております。

 さて、『One Night Carnival』は元々はインディーズ時代の作品でしたが、2002年にはメジャーシングルとしても発表されました。CDシングルとしては、20万枚近いヒットとなり、また着うた部門では50万ダウンロード、配信でも2014年に10万ダウンロードを記録し、ロングヒットしました。氣志團の代表的なシングル作品です。2023年には、THE FIRST TAKEでも披露されております。


 『One Night Carnival』はアップテンポのバンド曲です。イントロのギターフレーズなどが印象的です。バンド曲でありますが、パラパラのようなダンスの振り付けも印象的であり、踊れるダンスロックチューンとなっています。ヤンキーやリーゼントといった氣志團の見た目も相まってインパクトが大きいです。ちなみに、インディーズ版では、フジファブリックの故・志村正彦さんがコーラスで参加されているそうです。

 『One Night Carnival』の音域的な特徴についてです。同曲は、男性の音域としては「やや高め~高め」のレンジで歌メロが作られております。一般的な男性は少しキーを下げた方が歌いやすいと思います。
 同曲は、歌メロが全体的に中高音に寄っており、mid2D~mid2F#といった音階が多く登場します。このため、体感的に高く感じやすいでです。標準より高いレンジの男性でもある程度スタミナが要求されると思います。

 女性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。今回は最低音がmid1F#であるため理論上は女声も原キーで歌唱可能です。ただ、女性の得意レンジなどを考慮すると通常はキーを上げることをおススメします。一つの目安ですが、原曲キーから3~4つ程度上げてみてください。



 最後に『One Night Carnival』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F#(F#3)~【地声最高音】hiA(A4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域としてはやや高め~高めです。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid1F#はBメロで登場します。このmid1F#は男性曲の低音としては少し高めであり、相対的に中高音域が多く登場することが示唆されています。

 次に、地声最高音hiAはサビで登場します。登場回数は3回程度ですが、いずれもmid2Gなどとコンボなっています。この他、mid2F#がピークとなる場面が全体でかなり多く、意外と高音感があります。そのため、一般的な男性は少しキーを下げた方が歌いやすいと思います。一つの目安ですが、原曲キーから1~2つ程度下げてみてください。


 『One Night Carnival』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。同曲は音域がそこまで広くなく、キー調整の融通が利きやすいです。そのため、歌い慣れた人はもちろん、ビギナー向けの調整も可能そうです。ただ、ビギナーだとキー調整の幅が大きくなるため、人によっては少し違和感などを感じるかもしれません。
 同曲はメロディー自体は分かりやすく、メロも覚えやすそうです。ただ、セリフパートが少し多く、またサビの一部は若干音程が取りにくそうな場面もあります。今回はミスをしてもそこまで大きく目立ちませんが、原曲をよく聞いて繰り返し練習を重ねたいです。

 『One Night Carnival』を原曲キーで歌唱する場合、mid2D~hiAといった中高音域をしっかり歌いこなせることが求められます。いずれも地声ベースの歌唱であり、特にmid2D~mid2F#といったレンジが頻出します。
 こうしたことを踏まえると、「標準よりやや高め~高音域が得意な男性」などが原曲キーにマッチしやすいと私は判断しました。


【まとめ】

①全体的に中高音に寄ったメロで、意外と体力も不可欠
②原キーだと「標準よりやや高め~高音域が得意な男性」に合いそう
③メロは分かりやすいが、サビの一部は音程に注意したい(ただミスしても目立ちにくい)

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