『You’re already dead』(MY FIRST STORY)

【地声最低音】mid2C(C4)
★m2C[I’m] m2G#–hiA#[sor[ry] for] you【1番Aメロ】
★m2C[You’re] m2G#[already] G[dead] ’cause I【サビ】
【地声最高音】hiC#(C#5) ※全体で4か所(回数としては8回)
★C–hiC#[go[ing] back [to] home] A#[I’m alrea]dy [go[ne]hiCL【頭サビ】
★when hiA#[you] C–hiC#[go[ing] back [to] home] [I’m alrea]dy [gone]【サビ】
※カラオケなどではhiC扱いになっている
【補足】mid2G#(一部のみ)~hiCを含むフレーズ一覧
★m2F[Sometimes I] m2G#–G[think] a[bout])【Aメロ】
★when you always hiA#[stay] m2G#[in] my [arms]
★I m2G#[can’t] hiA#[love] [you] when I [see] your face now
★かhiC地–A#[んじょう]に]は成り果A#[て]ず
★君m2G#[を]愛hiA#[す]るも]の[はいな]い【サビ】
★m2F[Sometimes I] m2G#–G[think] a[bout])【Aメロ】
★when you always hiA#[stay] m2G#[in] my [arms]
★I m2G#[can’t] hiA#[love] [you] when I [see] your face now
★かhiC地–A#[んじょう]に]は成り果A#[て]ず
★君m2G#[を]愛hiA#[す]るも]の[はいな]い【サビ】
まず、『You’re already dead』についてです。この楽曲は、2019年にロックバンド・MY FIRST STORYによりリリースされました。同曲はパチンコ『北斗の拳8 覇王』挿入曲として書き下ろされました。楽曲の質も相まって、非公式の音源も含めるとYouTubeで1000万回以上再生されており、人気が高いです。
同曲は長らくアルバム『北斗の拳 35th Anniversary Album “伝承”』のみでの発売でした。ただ、2025年に入り、配信やストリーミングでもリリースされ、大きな話題を呼びました。
『You’re already dead』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としてはかなり高いレンジで歌メロが作られています。低音域に余地があるため、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいです。
今回の楽曲は頭サビから始まり、Aメロサビとシンプルな展開をします。中高音としてはmid2G#~hiC#辺りが多く、男性曲としてはかなり高いです。また、低音もmid2Cと非常に高いことなどを踏まえると、「中高音域が非常に得意な男性(女声域に近似するような)」が原曲キーにマッチしやすいです。
女性が同曲を歌唱する場合、個人差はありますが、原曲キーがマッチする人も多いと思います。ただ、今回はロック色が強い鋭い声質が特徴的ですので、そういう曲が得意な人に合いやすいと思います(私個人としてはアルト寄りの重い声質の人を想定しています)。人によっては少しキーを調整した方が歌いやすいと思います。
最後に『You’re already dead』の音域についてですが、【地声最低音】mid2C(C4)~【地声最高音】hiC#(C#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、かなり高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid2Cはサビ等で登場します。この辺りは男性に音域の範囲内です。ただ、男性曲の低音としてはかなり高いため、相対的に中高音域が多く登場することが分かります。低音だけを見ると女性曲に近いです。
次に、地声最高音hiC#はサビを中心に8回登場します。このhiC#に次ぐ地声高音としてはhiCがピークとなる場面が全体で3回(頭サビでロングトーン)、hiA#が18回、mid2G#が56回登場します。こうした点を考慮すると、男性の音域としてはかなり高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいと私は分析しています。一つの目安ですが、原曲キーから5~7つ程度下げてみてください。
『You’re already dead』は低音域に余地があるため、キー下げは可能です。歌い慣れた人であればある程度自分が得意とするレンジに調整することができそうです。今回の楽曲は音域自体は広くなく、キー調整の融通は利きやすいです(キー調整に抵抗がない人であればおススメ)。反面、男性曲としてはかなり高く、一般的な音域の男性が歌いやすいレンジに調整するために多くのキー下げが必要になります。そのため、違和感などを覚える人も多いかもしれません。
今回の楽曲はメロ等は比較的わかりやすいです。そのため、音域がマッチするのであれば練習曲やカラオケにもおススメです。反面、歌詞の多くが英語であるため、その点を難しく感じる人もおられるかもしれません。
『You’re already dead』を原曲キーで歌唱する場合、mid2G#~hiC#といった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回はmid2G#辺りがかなり多く、要所要所でhiA#~hiC辺りがよく登場します。男性の音域としてはかなり高く、女声域と近似します。
こうした点を考慮すると、「女性」、「高音域が非常に得意な男性(女声域に近似する)」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。ただ、女性についてはで力強いロック曲向き(or不向き)の声質などもあると思います。
【まとめ】
①全体的に中高音寄りの曲(女声域に近似する)
②原キーだと「高音域が非常に得意な男性(女声域に近似する)」向け
③音域的には女性の方が原キーで歌いやすい(ロック系に合う人は特におススメ)
④メロは分かりやすい。反面、英語詞がハードルになる
⑤音域自体は広くなく、キー調整はしやすい
コメント
mid2G#が56回と聞くとえぐそうに思いますが、マイファス含め女性に近いハイトーンボーカルならこれくらいはデフォな感覚ですね、(自分の歌いたい曲がそんなんばかり……笑)
hiC以上がそこまで多くないからまだマシとすら思えます
どうでもいいんですけど、最初の文の()、空欄になってますよ