『I’m a mess』(MY FIRST STORY)
【地声最低音】mid1D(D3)
★閉ざされた世の中で 何が不要不急かm1E[も]【Aメロ】
★m1D–m1E[分]か]らなくなってしまう
★I’m a mess, m1E[I’m] m1D#[a] E[mess] 余裕の negative【サビ[転調−3]】
【地声最高音】mid2G(G4) ※全体で5~7回
★今のせかm2E[い]は先が見えずに どこに[もすm2F#–m2G[くい[は]なく]て]【2番Bメロ】
★m2G–m2F#[ま]た]次のぎF#–hiB[せ[い]しゃ]が増えていG地[くの]ぉ]
★m2D#[だとした]ら答えさm2G地[がし]て]ぇ[ぇ]【Dメロ】
【裏声最高音】hiB(B4) ※Bメロで登場
★m2F#[こ]ころのそF#–hiB裏[こ[か]ら]ぁ崩れかm2G[けた]ぁ]【Bメロ】
【補足】mid2F#~hiAを含むフレーズ一覧
★m2F#[う]しなhiA裏–m2G–F#[い]か]け]たこ[えを]あげて【頭サビ】
★隠された口元m2E–m2F#[じゃ[な]にも言えないだ[ろう]【Aメロ】
★満たされない日々に 囚わm2F#–m2E[れた]く]もないな【Bメロ】
★1人の夜は こんなm2F#–m2E[お]も]いが溢れていく【サビ[転調−3]】
★m2F#–m2E{もう]意]味なんてないよな
まず、『I’m a mess』(アイム・ア・メス)についてです。この楽曲は、2021年にロックバンドMY FIRST STORYによりリリースされたシングル『告白』のカップリング曲です。カップリング曲でありながら、ファンからも人気が高く、ベストアルバム『Ⅹ』にも収録されました(アルバムとしては本作が初収録)。
『I’m a mess』は昨年ごろからアニメ動画などを編集したMADが話題となっており、それらを起点にTik tokなどでもバズるようになっております。また、ストリーミングランキングなどでも上位にチャートインしており、アルバム曲でありながら大ヒットの兆しが見られます。こうした流れは、AliAの『かくれんぼ』(過去記事)などでもみられます。歌詞内容としては、コロナ禍がテーマとなっているようですが、曲の雰囲気などからアニメなどとも相性が良いのかもしれません。
『I’m a mess』はミドル~アップテンポのバンド曲です。コロナ禍での鬱屈とした世界観・混沌などが想起される歌詞内容となっており、ノリの良いバンド曲でありながらシリアスな印象です。そうした影響もあってか、ボーカルもある柔らかでありながら陰のある歌唱表現になっております。作詞はボーカルのHiroさん、作曲はギター担当のshoさんによりなされました。
ちなみに、同曲は頭サビからメロが始まるのですが、頭サビだけキーが3つ高く、他のサビは全て頭サビよりも3つキーが低いです(Bメロ⇒サビの時点でキーが3つ下がってる)。カラオケなどでは注意したいところです。
『I’m a mess』の音域的な特徴についてです。同曲は、男性の音域の範囲内で歌メロが作られております。ただ、ボーカルのHiroさんは比較的柔らかなニュアンスで歌唱をされてます。Hiroさんのように表現したい場合、一般的な男性は少しキーを下げた方が原曲のニュアンスに近づきやすいのではないかと思います。
ちなみに、同曲は男性歌手の優里さんも自身の公式チャンネルでカバーされております。Hiroさんは男性の音域としてはかなり高い歌手です。そのため、表現面では優里さんの歌唱を参照してもいいかもしれません。
ちなみに、女性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。今回のようなレンジだと、女性は通常であればキーを5つ以上上げた方が良いのですが、『I’m a mess』に関してはあまりキーを上げ過ぎない方が原曲の暗い感じが表現しやすいのではないかと思います。
最後に『I’m a mess』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D(D3)~【地声最高音】mid2G(G4)、【裏声最高音】hiB(B4)で歌メロディーが構成されております。おおよそ、一般的な男性の音域の範囲内です。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1DはAメロで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内ですが、高音域が非常に得意な男性だと若干歌いにくいかもしれません。また、mid1D~mid1E辺りは女性にとってはかなり低い音階になります。そのため、女性はキーを上げた方が歌いやすいです。先述のように、キーを上げ過ぎない方がよいと私は解釈しました。
次に、地声最高音mid2GはBメロやDメロで登場します。登場回数は5回程度です。この辺りは男性の音域の範囲内ですが、高音域が苦手な方や歌い慣れてない方だと少し歌いにくいかもしれません。高音域が苦手な方などは、場合によってはキーを下げるのもよいと思います。
同曲は最高音がmid2Gであるため、標準的な音域の男性でも原曲キーでの歌唱が可能です。ただ、Hiroさんはシングル曲では最高音がhiDに達するようなレンジで歌唱されているため、mid2G辺りでもかなり柔らかに歌唱することができます。私個人としては、一般的な音域の男性は少しキーを下げた方が、原曲のような柔らかな発声をしやすいのではないかと考えました。
『I’m a mess』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。そのため、歌い慣れた人であれば、自分の得意な音域に調整することができると思います。一方、同曲はmid1E,mid1Dなどが登場するため、キーを下げ過ぎると低音域が歌いにくくなりえます。もしキー調整をしても難しいと感じた場合は、別の易しめの曲と並行して練習してください。
『I’m a mess』を原曲キーで歌唱する場合、mid2E~mid2Gといった高音レンジをしっかり歌いこなせる力が求められます。mid2Gは全体で5~7回程度であり、標準的な男性の音域です。ただ、原曲のHiroさんはしっとりした歌唱をしておりますので、標準よりも高い方が余裕を持ちやすいのではないかと私は推測しました。
これらを踏まえると、「標準よりやや高め~ある程度高音域が得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。ただ、「標準的な音域の男性」は歌えないというわけではないので、そうした人もチャレンジしてみてください。
『I’m a mess』はマイファスとしてはしっとりめの作品ですが、コロナ禍の混沌とした雰囲気もあり、人気が高まっております。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。
コメント
マイファスでこんなに低いのビックリですね、裏声でも全然高くない。
この曲でマイファス初めて聞いた人は他の曲聞いたらめっちゃ高いと感じそう
ぴたっくまさんありがとうございます。
レンジ的には「一般的な男性(が強く声を張る)音域」なのに
Hiroが歌ってるので、滅茶苦茶ダウナーですよね。
この曲でマイファス好きになった人の反応、自分も楽しみです(笑)
ぴたっくまさんがリクエストしたものも含め
マイファスの他の曲もまた取り上げます。
これでも強く張るのが一般男性なのですか、自分もこの曲は低くて全然声張れないんでむしろHiroの気持ちが分かるんですが
カラオケでも人気で自分も歌唱しましたが歌って気持ちいいタイプの曲という感じは正直しませんでした。(だからリクエストはしてませんでした)
Hiroさんはレンジ的に女性に近いので、
普通の男性が歌うとそんな感じですよね。
優里さんがこの曲をカバーしてるのですが、
そこそこ声を張ってますね。